毎日が日曜日・でも多忙です!

おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

夫婦の会話が弾んだ映画「許されざる者」

2013-10-31 17:18:30 | 日記

   街に出るのがめっきり少なくなった。月1回の碁会。そのほかは薬を取りに行くくらいかな。たまには映画見物はいかがと妻と話した。

 上映中の映画を早速探してみる。何を見ればよいか迷いが先立つ。これを見たいという希望もない。たまの映画見物も、もてあます暇と時間を有効につぶせばよいだけとやっと気づく。

 シネコンで上映中の中から「許されざるもの」がなんとなく気にいった。クリント・イーストウッドが監督と主演を務め、アカデミー賞作品賞などに輝いた西部劇をリメイクしたもの。

 俳優さんが気に入った。江戸幕府最強の刺客として恐れられた男が、やむを得ぬ事情から一度は捨てた刀を手にしたことから壮絶な戦いに身を投じていく姿を描く。俳優は渡辺謙さんをはじめ、、柄本明、佐藤浩市さんら実力派のキャストが総結集されている。

 冒頭のシーンは殺戮の場面の連続、少し気分が悪くなった。だが、率直な感想。明治時代の物語とはいえリメーク版。北海道の雪の大地も、美しい広大な原野も、西部の景色そのものに見えてくる。ストーリーもまた然り。だんだんとその雰囲気に引き込まれていく。

 渡辺謙さんの演技、何回見てもかっこいい。柄本明さんの重厚な芸はベテランの演技。佐藤浩市さんの悪役。本当に憎たらしくなってきた。

 映画ですっかり気分がよくなった。映画の後の夕食は”とんかつ”の滅法おいしいお店での乾杯。夫婦の会話が久しぶりにはずんだ。「また、映画を観に行こうね」と、妻の明るい声がした。

 

 


バスはガラ空き

2013-10-30 18:33:43 | 日記

  熊本市から約20キロ、妻の郷里の近くに建つ老人ホーム。歩くこともできなくなった高齢の義父が入所してかなりの時がたつた。義母が介護のために毎日通っている。まさに典型的な老老介護。

 他人事ではない。明日は我が身と思いつつ、できるだけ時間を見てはお見舞いをと心掛けているものの、わが身の方が危なかった。12指腸潰瘍で入院し、退院は9月29日。まだ貧血気味。

 今朝は青空の覗く、絶好の秋日和。この機会にとご無沙汰ばかりの義父をお見舞いしようと思い立つ。ところがつい最近、高齢だからと13年愛用したローバーを廃車したことを思い出した。

 不便この上ない。とりあえずは公共の交通機関、バスを利用することとしよう。ところが、以前は頻繁に通っていたバスは2時間に1本。バス停で約1時間も待たなければならなくなった。

 やっとバスが来た。始発だというのに乗客はたったの7人。バスはガランガラン。バス停にはたびたび止まるものの乗るお客はまったくいない。市内を抜けるころに残る客は妻と二人だけになってしまった。私たちだけの貸し切りだ。

 熊本には白河、黒川、緑川、それに球磨川と4本の大きな川が流れている。その一つ、緑川に沿ってバスは走る。実りの秋、鈴なりになった柿の木が次々と通り過ぎる。車窓に映る田園の風景は知らず知らずに心を和ませてくれる。近くの山の木々も気持ちだけ色づいている。

 目的地まで2人だけの貸し切りバスの旅はつづいた。料金は1人760円なり。他の乗客5人は市内最低料金130円ではなかったろうか。1便の運賃収入はいくらになるだろう。

 景気は上向いていると総理はおっしゃる。だが過疎地の交通機関。約20㌔を走り乗客7人で運賃収入を、ざっと計算すると2170円。バス会社の経営どうなっているのだろうと心配しきり。

 乗ったバスも中古、何年使ったことでしょう。後ろの座席にすわっていると、ガタンガタンとたびたびはねる。腰が痛くなり、こらえきれずに前の席に配置換え。いつも利用する市内バスは新車も多く、その乗り心地は抜群で、腰が痛くなることなど全くない。

 何とした違いでしょう。義父のお見舞いは、戦後はやった中村メイ子さんの歌、 ”田舎のバスはおんぼろバスで、でこぼこ道をがたごと走る。それでもお客さん私が美人だから・・・・・” にぴったり。義父のお見舞いの意外な発見で、過疎地を抱えるバス会社の経営の苦しさをあらためて体験した旅でもあった。

 アベノミクス。景気が上向けば賃金は上がる。そうすればデフレは脱却できる。本当ですか。いくら頑張っても楽にならない人たちが沢山いることを知ってください。

 ジニ係数は0.5をすでに超えている。日本の貧富の各差は、中国の格差をしのでいるそうだ。低所得者の負担が大きい消費税増税は、貧富の格差をひろげるばかり。庶民の生活を第一に考えた政治をお願いしたい。

 


真実に生きることができる社会をみんなで!

2013-10-28 19:05:16 | 日記

  今朝の冷え込みは今年一番。阿蘇の草千里には氷が張った。

 めっきり早寝早起きの習慣がついた体内時計。朝5時には早く起きれと必ず秋波を送ってくる。寒い朝、ベットから滑り降りるのには勇気がいる。

 最初の仕事は玄関脇にある郵便受けから新聞をとること。冷たい空気に身もしまる。だが、月の照らす仄かなあわい光。周囲を囲むキラキラと輝く沢山の星は幻想の世界を作りだしている。

 冷たい空気もまた格別。唱歌“冬の星座”の歌詞が思わず頭をよぎり、大きな深呼吸をする。今日も多忙だ。

 妻が言う。朝の素晴らしい景色と空気に浸れる。早起きするあなたに神様が与えた贈り物だと。

 「第33回全国豊かな海づくり大会」で水俣にお出でになられた天皇陛下「真実に生きることが出来る社会をみんなで作っていきたいと改めて思いました。」とご挨拶された。

 暴力団に融資し、何も手を打たなかった銀行。有名ホテルの食品偽装。偽装ではない表示の手違いと言い訳がましい記者会見。宅配便チルドの取り扱いもおかしい。熊本の馬肉業者は7年も産地を偽装。これでもかこれでもかと不正の事実が報道される世の中。欺瞞のあふれるこのごろ。憤りを感じるのは私だけだろうか。

 今こそ、みんなで、今日の陛下のお言葉をかみしめる時ではなかろうかと私はおもわずつぶやいた。

 

 

 

 

 

 


「第33回全国豊かな海づくり大会」水俣で

2013-10-27 19:39:09 | 日記

  台風27号は心配された大きな災害も出さずに北へと進んだ。26日午後5時24分には25日から伊豆大島全域に出されていた避難指示や避難勧告はすべて解除された。台風一過、今日は青空が広がり、行方不明者の捜索も再開され、新しく3人の遺体が発見された。と、少しだけ明るいニュース。1日も早い復旧を祈る。

 台風一過、秋の好天に恵まれた当地熊本。

 26日から28日にかけて熊本市などで開かれる「第33回全国豊かな海づくり大会」にご出席されるため、天皇、皇后両陛下が来県された。、県民一同、ちょうちん行列などで大歓迎。

 両陛下は祭りの前日、熊本市にあるハンセン病の国立療養所「菊池恵楓園(けいふうえん)」を訪れた。入所者の前にお座りになられた両陛下は、入所者の1人1人にお声をかけられた。皇后さまは入所者の手を強くおにぎりになり、優しいお言葉を下さった。この、微笑ましい光景。多くの県民の皆様が大きな感銘を受けたことだろう。

 翌日は、水俣病発生の地、水俣市を始めてご訪問なされ、水俣病慰霊の碑に供花された。

 両陛下は長年にわたりハンセン病問題に関心を寄せられ、これまで全国10カ所の国立療養所を訪問されている。

 また、水俣病患者にはかねてから思いを寄せられ、宮内庁幹部によると、27日に水俣病資料館(水俣市)で患者と懇談される予定だという。

 テレビに映しだされる祭りの会場「水俣エコパーク」から見る青い海の有明海。遠くに映る天草の島々。なんと美しい景色だろう。熊本の誇る美しい風景が映し出されている。だが、50年前この海は死の海と呼ばれた。人の手が作りだした今世紀最大の公害、水俣病に侵された悲しい海だった。

 世界中の国々が手を取りあい、2度と水銀による災害を起こさない取り組みを願う。先日、水俣で締結された「水俣条約」。日本が中心になっての取り組みを、大いに期待する。

 

 

 

 


老後の生活どうなるの

2013-10-26 10:36:55 | 日記

 台風27号は、今日午前中に関東地方にもっとも接近するとある。大雨が続く伊豆大島は厳戒態勢。対策に追われる関係者のご苦労を聞くたびに心が痛む。どうか被害がでないようにと気持ちばかりが焦る。  

 やっと朝の散歩ができるようになった。朝の太陽を浴びながら町を歩くと、以前散歩していた時とは、ずいぶん景色が変わっている。    

 家の近くの信号機のある狭い交差点。付近の家はなくなり、工事中の看板が建っている。交差点の拡張工事だとある。  

 下水道の整備や、道路の補修工事など、身近な場所での公共工事が気のせいか多くなっている。散歩途中にあった市立の保育園。撤去工事始まっている。

 こんなところにと思われる狭い空き地には新しい家が建っていた。新築工事中のところもかなりある。景気が良くなったのだろうか。それとも消費税増税前の駆け込みだろうか。  

 アベノミクスが徐徐に浸透してきたのは確かなようだ。景気は上昇傾向にあるという。

 だが、毎日が日曜日の年金生活者。今の世の中、食べていくのが精いっぱい。

 過去に「無駄な公共事業」とレッテルが貼られた「海峡横断プロジェクト」の復活。この時期に何事かと怒り心頭に達する。  

 家を建て替えるなどの余裕は全くない。町中に沢山ある工事中の看板。みるたびに4月からの増税分は公共事業のバラマキに消えるのではと気にかかる。  

 10月から年金が1%減額される。4月から消費税が8%になる。円安で、電気、水道、ガスなど公共料金はすでに値上りした。食料品の値上げも目立ってきた。はがきや手紙の郵便料金も増税分を上乗せするという。市民の足であるバスや電車料金も消費税の増税を待たずに値上げするとある。

  消費税増税と物価の値上げ、あわせて年金生活者には年金の減額。まさに強烈なトリプルパンチ。これからの生活どうなるのだろうか。  

 老後の生活心配でならない。