いとうな日々

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松井 開幕戦4打数4安打4打点1HR

2006-04-04 | 大リーグ
WBC辞退で批判を浴びた松井が開幕戦で見事な活躍で通した意地の正当性を証明した。ヤンキースとアスレチックスの開幕戦はアスレチックスの本拠地、カリフォルニア州オークランド。6番・左翼で先発出場した松井は4回に今季第1号の3ランを放つなど、4打数4安打4打点と見事なスタートを切った。試合はヤンキースが15―2で勝った。

◆松井の打席別結果
第1打席 2回 四球
第2打席 2回 中前打
第3打席 4回 右越え本塁打 打点3
第4打席 5回 中前打 打点1
第5打席 7回 中前打
第6打席 8回 四球

佐山和夫氏の「大リーグが危ない」では、松井とのインタビューでメジャーの日程の厳しさが語られている。
(略)
「ただ、アメリカのあの広大な大地を飛び回っての年間162試合というものは、日本と違いさすがの僕でもしんどいですね」と、松井選手は続けた。
ちなみにセントラル・リーグの年間試合数は146試合。しかも、日本の面積はアメリカのひとつの州であるカリフォルニア州と変わらない大きさである。
「日本では疲れというものをいっさい感じませんでしたが、アメリカでは心身に対するケアにはとても気を使いますね」と、その点を強調した。
(中略)
「とくにきついのは土曜日。メジャー・リーグでは土日は、子供たちのことを考えてデー・ゲームというのが常識なんです。金曜日にナイト・ゲームをして、翌日の土曜日にデー・ゲームをプレーするんです」
ファンが考える以上にこれが大変だという。
全ては世界一のためにWBCを辞退してまで調整した結果、シーズン直前の不調が嘘のような活躍。野球の神様はやはりよく見ていたのである。

日本人捕手として初の大リーガーとなったマリナーズの城島も開幕戦でメジャー初安打がホームランという華々しいデビューを飾った。元巨人のペタジーニが9回裏代打で登場し見事なホームランをライトスタンドの打ち込んだが、試合はマリナーズが4―5で敗れた。城島は、試合後のインタビューでは反省を忘れないあたり必ずメジャーで成功するであろうと感じられた。テレビ画面を通しての感想であるが、自軍投手の癖や特徴をまだ掴みきっていないような気がした。それとメジャーのピッチャーは日本人投手ほどコントロールがよくないことを肝に銘じておくべきであろう。

◆城島の打席別結果
第1打席 3回 遊ゴロ
第2打席 5回 右越え本塁打 打点1
第3打席 6回 死球
第4打席 8回 右飛

◆イチローの打席別結果
第1打席 1回 空振り三振
第2打席 4回 三ゴロ
第3打席 5回 右前打
第4打席 6回 三ゴロ
第5打席 9回 空振り三振

カージナルスの田口壮外野手は5年目で開幕戦初先発。フィラデルフィアでのフィリーズとの開幕戦に「6番・左翼」で先発し、4打数1安打だった。カージナルスが13―5で勝った

◆田口の打席別結果
第1打席 2回 右飛
第2打席 4回 遊ゴロ
第3打席 4回 左翼線二塁打
第4打席 6回 遊ゴロ併殺打

ホワイトソックスの井口に続き開幕戦に出場した日本人メジャーリーガーはその持てる力を発揮する活躍だった。
城島 ほろ苦マスク

開幕戦。すでに城島には大リーグ初の日本人捕手という意識はなかった。ただ、マリナーズの正捕手。「自分を見失うことなく試合に入っていけた。敗戦は悔しい。明日は(この日の失点の)5点以内に抑えて勝ちたい」
捕手は勝敗に直接かかわるポジション。それだけに1点差負けはつらい。しかし、一選手としては攻守にわたって期待以上のデビューを飾ったといえるだろう。
打っては昨季のサイ・ヤング賞、コローンの外角速球をとらえ右越え本塁打。日本人野手が苦手にする外角球を早くも攻略した。
守備では毎回のように投手のもとに駆け寄り、もり立てた。チームのために懸命な姿をイチローは「さめた感じかと思ったが、そうではなかった。いい雰囲気でした」と評した。ハーグローブ監督は「打撃でも守備でもいい仕事をした」と合格点を与えた。
対戦相手のソーシァまとく監督は捕手出身で、研究熱心な知将として知られる。ア・リーグ西地区3連覇を狙う同監督は試合前「日本の野球はエンゼルスの野球と同じ。チームワークとコミュニケーションの野球だ。城島の加入でマリナーズのプレーはきめ細かくなるはずだ」と警戒したが、その片りんは随所に現れた。配球については反省点も多々あったが、それはこれから勉強していけばいい。まずは存在感をチームの内外に示した。

2006年4月5日:東京新聞朝刊


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