保護犬と豊かに暮らすために

ペットロスからはじめった保護活動。奇しくも8年目で施設が閉鎖となり、行き場のない問題犬4頭を我が家に迎え暮らしています。

歯を削ってからのテツくん

2017-08-06 14:02:29 | 日記
テツくんは我が家に来て5年。

歯を削ってからは、噛まれても大ケガになる事はないと自分に言い聞かせ、なるべくスキンシップをとるように心がけた。
それでも、噛みぐせはあるが、頻度は減り威力も弱くなったようだ。
最近も指先を噛まれたが、傷が深くつくというよりも打撲したような感じになる。

新入りのジャックが来てからは、少し大人になったというかお利口になっている。
すごく褒められるのが嬉しいようで、ジャックよりもいい子にしている感をアピールするほど、陽気な子に育ってきた。

しかし、寝ている時に寝ぼけているのか、急に唸り声をあげたり、尻尾を追っかけるような事をする。
その度にジャックが反応して吠えるので気が気ではない。

テツが施設で里親募集をしている時に、元飼い主を名乗る人がブログにコメントをしてきた。
我が家から逃げてしまった子で、飼い主にも噛み付く子だったと。
その家族も、里親になったと書いていた。
コメントではなく、施設に直接メールか電話をして欲しいと伝えたが、いっこうに連絡はなく現在に至っている。

本当かどうかわからないが、もしも、その事が事実だとするとテツは我が家が三軒目だという事になる。

この子の攻撃性や悪癖を見ていると、そういう事が多々あって、飼いきれずに捨てられてしまったのかもしれないと推測する。
保護当初のテツは、皮膚は禿げていて片方の前足の親指はなく、フィラリアは強陽性。
最初にしたウンチは、木と石しか出てこなかった。
とてつもなく飢えていて、水のお皿を取ろうとしたら手がちぎれるほど噛み付いてきた。
雷もものすごく怖がるので、ずっと外で孤独だったため、何もかもが怖くて噛み付くようになったのだと思う。

そんな問題犬が、ここまで信頼関係を築き、本来のテツになれたのだと思うと感無量だ。
どの子にも可能性はあることをテツが教えてくれた。

次は、ジャックに頑張ってもらわなければ。。。

現在8歳程度?体重は5キロ台のテッちゃん。




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