明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

「御正忌(ごしょうき)報恩講が勤められています」

2013-01-13 08:00:21 | Weblog
今、ご本山・本願寺では1月19日~16日まで、御正忌報恩講(略して報恩講)が勤められております。御正忌報恩講とは、親鸞聖人の祥月命日にあたっておこなわれる浄土真宗最大の法要であり、ご門徒にとりましても一番大切な法座となります。親鸞聖人は、弘長2年(1262年)11月28日に90歳で御往生されました。その聖人のご苦労・ご恩徳をしのび、感謝の心をあらわす法要なのです。お西では、これを新暦(太陽暦)になおして、1月9日から16日までの7日間に渡っておこなわれます。ですから、「お七夜報恩講」とも呼ばれてきました。
自坊でも、今年は1月11日から16日まで「御正忌報恩講」を午前6時からお勤めしています。今朝のお参りは、7人の皆さん。僅かに7人のお参りですが、霜降る一番冷え込みの厳しい午前6時です。誰しもが、起き辛いこの季節。霜を踏みしめてのご参詣。これこそが「信心参り」。「これにお参りできなくなったら、お浄土も近い。元気なうちは、お参りさせていただきます。」とのお話でした。最精鋭のご門徒の皆さんと申せましょう。

自坊の「御正忌報恩講」は、以下の通り。
正信偈・和讃の繰り読み・御文章・法話です。本日のご和讃は、浄土和讃から弥陀経意「十方微塵(みじん)世界の・・」以下五首と付属和讃でした。

法話は、本日使用の和讃のお心を法話しています。
十方微塵世界の
 念仏の衆生をみそなはし
 摂取してすてざれば
 阿弥陀となづけたてまつる

恒沙塵数の如来は
 万行の少善きらひつつ
 名号不思議の信心を
 ひとしくひとへにすすめしむ

十方恒沙の諸仏は
 極難信ののりをとき
 五濁悪世のためにとて
 証誠護念せしめたり

諸仏の護念証誠は
 悲願成就のゆゑなれば
 金剛心をえんひとは
 弥陀の大恩報ずべし

五濁悪時悪世界
 濁悪邪見の衆生には
 弥陀の名号あたへてぞ
 恒沙の諸仏すすめたる
ご文章の拝読は、少し工夫を凝らしていますので、明日に投稿します。



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2 コメント

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穏やかなお顔 (jyk)
2013-01-13 11:40:03
お参りされている門徒さんのお顔が輝いておりますね
朝早く時間など関係がないのですよ 好きなあなた様のお経を正信偈を聴けるとは何よりもかけがいのないものなのです 当地に於いては、現在朝の参りごとの務めはありません 朝10時からの務めがほとんどです
朝の務めはお盆頃ある朝5時15分から6時30分までの暁天講座があちらこちらのお寺さんで日をずらしてあり、毎日お参りしております
眠たいのです (明源寺)
2013-01-14 00:11:04
朝6時の勤行は、まさに修行です。真宗には、行(ぎょう)はないはずなのですが、普段怠けている自分には比叡山の「千日回峰行」に匹敵する行なのです。実に眠たい。午前・午後と法要が続きますと、思わず睡魔が・・・・・
来年はやめてしまおうかとも毎年思うのですが、参詣の皆さんに励まされて続けています。

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