海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

大串式潜水器は世界初を逃した

2018年08月25日 | 日記


大串式潜水器は世界初だった。


潜水の歴史エピソード

大串式潜水器は世界初のレギュレーターになれなかった?

 大串式潜水器の開発がスタートしたのは1916年で真珠貝の採取を行うた

めの潜水器の開発でした。1918年には大串式潜水器が誕生して公開され

そして東京で量産体制がスタートしました。

 日本の帝国海軍は、この潜水器に注目し、横須賀港でのデモンストレーショ

ンにより、水深60mまでの潜水が成功しました。その結果、帝国海軍は大串

式潜水器を採用することとなり、それぞれの基地に配備されました。



 帝国海軍は、大串式潜水器を使って、長崎県でノルエー船、山口県でイギリ

ス船の水深60mからのサルベージに成功し、海軍からの厚い信頼を得ました。

当時のパンフレットには水深114mまでと記載されていて、冒険的に記録が

作られていたようです。

1925年には、地中海でドイツの潜水艦に撃沈された八坂丸(水深76m)

を片岡弓八が大串式潜水器で3ケ月かけて膨大な金貨(45トン)の99%を

回収し、一躍有名になりました。

 大串式潜水器の特許は1919年に英国、1920年には米国で特許申請が

行われています。1922年にはオーストラリアのトーレス海峡で水深79m

までの潜水に成功し、オーストラリアとの大口契約がなされ、世界へ進出しよ

うとしていました。 しかし、英国からの制圧などにより世紀の契約はキャン

セルされてしまいました。

 こうして20年後、クストーらのスクーバ潜水器が世界を制覇し、大串式潜

水器に日が当たることはありませんでした。



 OhgushiPeerless Respirator: The First EverRegulator ? より