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世界初、天然ウナギの卵発見

2011-02-06 | つぶやき
東京大学海洋研究所と水産総合研究センターなどの研究チームは天然のニホンウナギの卵の採集に世界で初めて成功したそうだ。採集場所は05年に誕生直後のウナギ幼生を捕獲したことがあるマリアナ諸島沖(水深3千~4千m)の深さ200mまでの浅い海だという。今までウナギの産卵は謎に包まれ、古代ギリシャのアリストテレスは泥から自然発生すると考え、また、今回発見した研究者も、かつて深い海の底で産卵すると考えていたそうだ。卵の状態で漂うのは僅か1日半のため、今回の発見は運が良かったと言えるようだ。実際に採集したのは2009年5月であるが、分析などに手間がかかり公表が遅くなったという。(それにしても時間が掛かり過ぎでは?)●ニホンウナギは5~9月にマリアナ諸島付近で産卵し、成長しながら黒潮に乗って日本近海にやってきて、川へ上ってウナギに成長し、回遊して産卵に向かうという生態だそうだ。また、食用ウナギの殆どは稚魚か非常に若いウナギを海で捕獲し、養殖場で育てたものだそうだ。養殖に年間1億匹近い天然の稚魚を使っているそうだが、近年は乱獲や気候変動の影響で1970年頃の1/5~1/10に激減しているという。水産総合研究センターではウナギを卵から育てる「完全養殖」に昨年春に成功しているが、稚魚が生き残る率が低く、大量生産のメドはついていないという。今回、卵を発見した海域の水温や塩分濃度などのデータは完全養殖の実用化を加速する有効な手掛かりになる可能性があるという。 ⇒ http://www.asahi.com/eco/TKY201102010617.html、http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819595E2E3E2E39F8DE2E3E2E0E0E2E3E39C9CEAE2E2E2;at=DGXZZO0195579008122009000000、http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2784267/6763853?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ウナギの産卵が謎に包まれていたとは知らなかった。今回のニュースはウナギの蒲焼きが好きな人には朗報かも。

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