五輪がロンドンで開催されるのは、1908年、48年に続き史上最多の3回目。8月12日までの17日間、26競技、302種目が行われるが、全競技で女子種目が実施される初の五輪となり、また、参加する204の国・地域の全てから女子選手が参加する初の五輪ともなるそうだ。●日本からは293人の選手が出場するが、国主導の強化策の成果が問われる大会となるようだ。メダル獲得が有望な選手を重点的に強化することを目的とした文部科学省の「マルチサポート事業」が2008年度からスタートし、強化費は08年度の約2億円から今年度は約27.5億円に跳ね上がったそうだ。(昨年6月には、スポーツに関する施策の策定・実施は国の責務であることを明記した「スポーツ基本法」も成立) その一環で、今回は選手村から徒歩10分の距離に、約5.4億円をかけた「マルチサポートハウス」を五輪では初開設、疲労回復のための施設・機材を設置、また、約40人のスタッフが常駐して、情報分析から体調管理を考えた食事まで手厚いサポートを提供するそうだ。●日本選手団の目標は、国別の金メダル数で5位以内に入ること。アテネ大会で史上最多タイの金メダル16個と躍進しながら、前回の北京大会では9個、8位に終わった。今回は15個以上が目安となるようだ。 ⇒ 7/28読売新聞
サッカーは男女とも初戦に勝利し、好スタートを切った。国の支援を受けてメダルの期待がかかる選手達にはプレッシャーがかかる面はあると思うが、それをうまく味方につけて、ベストパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。