三菱東京UFJ銀行が来秋、独自に開発中の仮想通貨「MUFGコイン」を、広く一般向けに発行するそうだ。大手銀行が仮想通貨を一般向けに発行するのは世界初という。●仮想通貨としては「ビットコイン」が良く知られているが、「ビットコイン」は発行者・運営者がなく、また、円などの法定通貨との交換比率が変動するのに対し、「MUFGコイン」は三菱東京UFJ銀行が発行者・運営者となり、交換比率が1コイン=1円と一定であることが異なるそうだ。また、SuicaやWAONなどの電子マネーでは利用者同士のやり取りができないのに対し、仮想通貨では利用者同志のやり取りができ、また、割安な手数料で外貨に交換したりできる特徴があるそうだ。●同行はコインを取り込んだスマホをかざせば現金を引き出せる新型ATMを2018年春から順次、配備予定という。さらに、さまざまな店舗と提携して支払いにコインを使えるようにする他、ポイント制を導入する構想もあり、将来的にはコインを中心とする「商圏」の構築に繋げたい考えという。信用力が高いメガバンクの本格参入で、仮想通貨が一気に身近なものになる可能性もあるようだ。 ⇒ 6/10朝日新聞
日本では数年前のビットコイン取引所の事件で仮想通貨に対する一般的なイメージは良くないが、メガバンクが発行・運営し、電子マネーと同じ便利さで使えて、さらに利用者同志でやり取りができるメリットが加わるとなれば、日本でも人気化するのではないだろうか。
(関連:2014/2/26マイブログ、2013/6/23マイブログ)