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独、脱原発、残された難題

2013-08-25 | つぶやき

ドイツ中部の旧岩塩鉱山アッセには1967~78年にかけて低・中レベルの放射性廃棄物がドラム缶で約12万6千本、坑道の先端にいくつも造られた部屋(平均で長さ60m、幅40m、高さ15m)に廃棄され、数十mのコンクリートの壁で封じ込められているそうだ。その坑道に地下水が侵入していることが88年に判明も、対策は長年放置されたが、昨年、代替場所の当てのないまま、地上への回収を目指す作業が始まったそうだ。現在は、廃棄物の状態と回収が可能かどうかを調べるためのボーリング調査の段階という。この「前例のない挑戦」には少なくとも40億ユーロ(約5200億円)の費用と数十年の期間がかかる見通しという。脱原発を決めても、22年まで運転を続ける原発からの廃棄物と過去の廃棄物の処分に頭を悩ませているそうだ。 ⇒ 8/25朝日新聞
放射性廃棄物の処分問題は7/27マイブログ「廃炉の時代」でも取り上げたが、今後、原発を抱える各国で大きな問題となることは間違いないであろう。この対策を示さずに、原発推進を唱えることは全く無責任と言わざるを得ない。
(関連:7/27マイブログ「廃炉の時代」)


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