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フランス組曲 第3番ロ短調(BWV 814)

2019-09-13 | つぶやき

6つあるフランス組曲はバッハが30代でケーテンの宮廷で働いていたとき、自身のプライベートサークルで教育目的で作曲したそうだ。最初の5つは、おそらく2番目の妻アンナ・マグダレナとの結婚式のプレゼントとして、1722年に彼女のために編集した「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」に元の形で登場するそうだ。バッハは作品を改編し続け、第6番を追加した後のバージョンはバッハの生徒たちの多くのコピーのお陰で現存しているそうだ。「フランス」という形容辞はバッハにより付けられたものではなく、バッハの死から12年後の1762年のテキストに初めて登場するそうだ。以前に作られたイギリス組曲が特にイギリス的ではないのと同様に、フランス組曲は他の鍵盤楽器用の組曲と同じくらいフランス的ではないそうだ。ここでは、バッハはいつものように様々なヨーロッパのスタイルの独創的な合成を用いているそうだ。フランス組曲は前奏曲をもたず、すぐに最初の舞曲のアルマンドを立ち上げる。これに古典的な順序のクーラント、サラバンド、ジーグが続き、やや自由選択として、メヌエットとガヴォットからブーレ、およびあまり一般的でないルーレまでをサラバンドとジーグの間に伴うそうだ。

●バロック音楽ではロ短調(B minor)というキーは憂鬱な調性であり、バッハは最も印象的な作品のいくつか(例えばミサ曲ロ短調(BWV232))のために留保していたそうだ。このフランス組曲第3番は魅惑的なメロディーと華麗な妙技が交互するそうだ。

●この演奏はアムステルダムのバルトロッティ・ハウスで収録されたそうだ。そこはアムステルダムの旧市街で最も印象的な建物の1つで、チェンバロ奏者、オルガニスト、指揮者のグスタフ・レオンハルトが1974年から2012年に亡くなるまで居住していたそうだ。 ⇒ https://www.bachvereniging.nl/en/bwv/bwv-814/

Bach - French Suite in B minor BWV 814 - Hantaï | Netherlands Bach Society


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