マイブログへようこそ

気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

欧州危機打開、最大の山場に

2011-10-23 | つぶやき

26日のユーロ圏首脳会議までに包括策の3つの柱で合意できるかどうか正念場を迎えている。●「ギリシャの債務削減」については、21日のユーロ圏財務相会合で50~60%削減する方針で一致したそうだ。ギリシャ国債を買っている欧州金融機関に対し、元本を50~60%削減する減らす方法で債権放棄を求める方向と言う。2010年末までにGDPの1.45倍に達したギリシャの債務残高を20年に1.1倍以下にするためには少なくとも60%の債務削減が必要との分析が背景らしい。但し、ギリシャは事実上、債務不履行(デフォルト)とみなされ、当分は国債発行もできなくなり、また、金融機関が実際に債権放棄に応じるかどうか予断を許さないという。●「銀行の資本増強」については、22日のEU財務相理事会で、域内の銀行に100億ユーロ(10兆5000億円)の資本増強を求める方針で一致したそうだ。銀行財務の健全性を示す中核的自己資本比率を国際基準を大幅に上回る9%以上になるように求める方針という。欧州の金融システムに対する市場の信頼を回復させるとともに、ギリシャの債権放棄に伴う損失計上に備える狙いがあるそうだ。尚、各国の金融機関が保有するギリシャ向け債権は全体で1311億ドル(約10兆円)あり、内、フランスが42.5%、ドイツが16.2%、英国9.6%、ポルトガル7.7%、オランダ3.3%、イタリア2.8%他、欧州の金融機関が大半を占めているそうだ。●最大の焦点の「緊急支援制度「欧州金融安定基金(EFSF)」の融資能力強化」については、現行の4400億ユーロ(約46兆円)から2兆ユーロ(約211兆円)規模に拡大することでドイツとフランスが18日に合意しているが、手法を巡って両国が対立しているそうだ。フランスはEFSFに技銀行免許を与え、欧州中央銀行(ECB)から資金供給を受けられるようにする手法を提案も、ドイツは、この方法ではユーロに対する信頼が損なわれインフレを引き起こすことを強く懸念し、対案として、債務危機に陥った国債を部分的にEFSFが保証する手法を主張しているそうだ。尚、21日のユーロ圏財務相会合でフランスがドイツに譲歩する姿勢を見せたそうだ。 ⇒ 10/23読売新聞


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。