ジャガイモ(男爵)、サツマイモ(紅あずま)、キュウリ、ピーマン、インゲン、ズッキーニ、
ネギ、春菊、ホウレンソウ、ラディッシュ。
今年の秋の端境期も、何とかしぶとくまわしています。
キュウリ、インゲンはおそらく今日で終了。ピーマン、ズッキーニもそろそろ終わりです。
替わってサトイモや白菜や大根など冬の野菜が登場予定。
ただいま野菜セットのお客様大募集中です!
農業を始めて年月がたっても、初めて自分で作った野菜を販売した時の事はいつまでも鮮明に覚えているものです。
私が初めて野菜を出荷したのは、忘れもしない今からちょうど3年前の10月1日でした。
まだ茂木町へ来る前のこと。当時は茨城県石岡市(旧八郷町)にある某NPOに部屋と田畑を借り、細々と野菜を作りながら本格的に農業をするための家と農地を探していました。でも気分はすっかり新規就農者。まだ仮の住まい、仮の畑であったにもかかわらず、生意気にも出荷を始めることにしちゃいました。
出荷先は水戸市(旧内原町)のとある直売所。実はこの直売所は有機農産物をメインに据えたこだわりの直売所で、出荷者はメキメキと力をつけてきた周辺の若手有機農家さん達が中心でした。中には知り合いの有機農家さんも何人かいました。サラリーマン時代、週末に農業の勉強で内原町によく来ていたので、帰りにこの直売所に立ち寄ることもしばしばありました。そんな時いつも思ったものでした。いつかここに自分の野菜を並べるぞ、と。
出荷できることが決まった時は、本当に嬉しかったですね。いよいよ有機農家さん達に混じって自分も同じ場所に野菜を並べられるようになったんだな。自分の作った野菜は果たしてここでどれだけ通用するのだろうか。そんなことを考えていたらドキドキワクワクして初出荷の前日は興奮してよく眠れなかったのを覚えています。
(ちなみに初出荷の戦績は、ナス完売、インゲン完売、キュウリはひとつも売れず、でした)
あれから3年。茂木町に移り本格的に農業を始めることができ、一応夢は叶いました。まだまだイメージ通りにはなかなか行かず、バタバタと農作業に追われる日々で、苦戦続きではありますが…。
今日はちょうど10月1日(初出荷記念日?)だったので、ふと3年前の事を思い出しました。今年は異常気象に猛暑、そして農園主がバテてしまったため今畑はボロボロ、とても人には見せられない状態になってしまいました。でも今日からまた初心に帰って仕切り直しをしたいと思います。 農業ができる喜びを忘れずに、そしてかみしめながら…。