
晴天の下、先週雨で延期になっていた6年生の連合陸上記録会が行われました。ただ、残念だったのは、武蔵台小がインフルエンザで参加できず5校での記録会になったことです。
歩いて競技場まで行ったのですが、明るくおしゃべりしていた顔が、近づくにつれて言葉が少なくなり、競技場に入るとすでに他の学校が到着していて緊張していく様子が分かりました。しかし、体育着にゼッケンを付けてグランドを試走すると、再び「こんな良いところで走れる」という喜びが湧いてきたようで、気持ちよさそうにトラックを走っていました。
競技は、800メートル走と走り幅跳びから始まりました。必死に頑張る友達への声援が私の所まではっきり聞こえてきたので、走っている子どもの耳にも届いて励みになったことでしょう。私も手をたたいたり「頑張れ」と声をかけました。中には、その声援に手を振って応える余裕を見せる子どももいました。50メートルハードルでは、1回練習ができます。走り終わって戻るとき、私の前を通るのですが、緊張か余裕かよその学校の子どもと話をしている子ども・私ににこっと笑ってピースをして通る子どももいて、競技を楽しんでいるなと安心しました。
閉会式の成績発表では、時間の関係で1位の人だけ紹介されました。新町小は、800メートル走の新野君と50メートルハードルの江澤君が見事に1位になり、歓声と拍手で子どもたちは自分のことのように嬉しそうでした。
帰り道、何人かに感想を聞くと、「緊張したけど、力は出せました。」「走りやすかったから、きっと記録は良くなってるはずです。」「悔しいっす、もうちょっと頑張れたかなって。」「緊張したけど、気持ちよかった。」と、満足げに話してくれました。
これらの感想が物語っているように、校庭が一年間使えずに十分な走り込みができない中ではありましたが、1人1人はその子なりに持てる力を出し切ってくれたと思います。
見ている方としても清々しい気持ちになって戻ることができました。