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校長室の窓

子どもたちの様子を記録

まちがいさがし

2009-11-30 12:25:39 | 日記
寒い朝になりました。学年閉鎖をしていた5年生は、元気に登校しました。しかし、3年1組がインフルエンザが増え、明日から学級閉鎖になりました。
 今朝は、「まちがいさがし」集会をしました。最初のポーズや持ち物との違いをあてるゲームでした。メガネをとっていたり帽子がなくなっていたりとはっきりと分かる間違いだったので、低学年の子どもたちも大張り切りで手を挙げていました。一回目と二回目ががらりと変わるので、笑いがどっとおきたり変わったポーズにクスクス笑いがでたりと、楽しい15分でした。
 集会の後は、学校公開日なので、どの学級でも真剣に学習に取り組んでいました。1年生の教室を覗くと、サツマイモの茎をまるい骨組みにしてクリスマスのリースづくりをしていました。松ぼっくりや木の実をつけたり緑と赤のリボンを付けて、おしゃれなリースを作りました。家に持ち帰って目につくところに飾ったら、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれることでしょう。
 6年生は、校舎の裏で展覧会に出品する椅子づくりに取り組んでいました。実際に座ったら壊れるのではないかという椅子もありますが、デザインだけは大胆です。あとは色づけ。完成するのが楽しみです。
保護者の皆様、寒い中また年末のご多用の中ご参観ありがとうございました。

【ふれあい音楽会】に参加して
土曜日に、明星学苑の大ホールで青少対五中地区主催の「ふれあい音楽会」が開催されました。五中の吹奏楽チームはインフルエンザのために参加できませんでしたが、幼稚園から大学生・一般のグループまで、音楽を愛する人たちが一堂に会しての楽しいひとときになりました。勿論、新町合唱団も参加しました。五中さんと同じく、インフルエンザに感染している子どもたちが多く、練習ができなかったのですが、ぶっつけ本番になりましたが素晴らしい歌声を披露してくれました。地域の中に、沢山の音楽好きがいて歌ったり演奏をしたりして楽しんでいることが分かって嬉しくなります。恒例の行事のようですが、ずっと長く続いて、さらに心まで健全な人々の輪が広がっていくと良いなと思いました。
 新町合唱団の皆さん、とても言い表情で歌っていましたよ。ご苦労様でした。

あれ!不思議???

2009-11-27 16:47:29 | 日記
今日は、「比べて発見!自然のひみつを考え合おう」と言うテーマのもとに、4年生の理科の研究授業を行い、講師のご指導を仰ぎながら実践研究を深めました。取り上げた単元は、「もののあたたまりかた」で、金属・水・空気それぞれのあたたまり方を関係づけながら調べていく学習です。
今日の授業では、金属のあたたまり方と比べて水はどのようにあたたまるかについての実験でした。子どもたちの予想は、当然のことながら、試験管の下を温めても中央部を温めても上部をあたためても金属のように熱が均等に伝わっていく、というものがほとんどでした。
 しかし、実験で確かめてみると、全ての実験結果が上の方からあたたまっていくのです。「あれ」「おかしいよ」「ふしぎ」子どもたちの口から、思わずもれました。あれっと思うのも当然で、底の方を熱しているのに上の方が熱いのですから。すると、先生が何も聞かないのに、「なぜ?」「どうして?」と疑問が次々湧いてきて、活発な話し合いが始まったのは言うまでもありません。観察している私まで、子どもたちの考えに引き込まれてしまうくらいするどい見方・考え方がでてきて、中身の濃い授業になりました。もちろん、次の時間には「金属とは違う熱のつたわりかたを、証明するために目でも確認できる検証方法を工夫した実験」にわくわくしながら終了となりました。次の時間の子どもたちのさらに生き生きとして好奇心一杯の目を見るのが楽しみです。
 このように、子どもがいきいきとして追求していく学習が展開できたのには、次のような継続的な実践・研究があったからです。
①問題解決の過程を丁寧におさえて、繰り返し取り組むようにしたこと。見通しを持たせること。そのプロセスは、事象提示→問題づくり→予想する→実験方法の工夫→実験→結果のまとめ→考察→次の疑問や問題
②観察のポイント、見方・考え方の視点を押さえる。
 「比べる」「関係づける」等の学年の着目点を重視して、考えたり意見交換をしたりして結論づける根拠を明確にさせていく。(ちがうところはどこか・おなじところはどこか・変化したところは何か・その理由は・考えたことを確かめる。)
③論理的に考え、その考えを伝えるための話形(話し方)を身に付けさせる。
例えば、自分が予想したことを話すとき、考察としてまとめるときの話し方についてです。
 講師の先生からも褒めの言葉をいただきました。
 このように、本校では、本年度は理科を取り上げて研究をしています。来月には、6年生の授業を予定しています。研究のねらい等については、学校便り12月号に研究主任が詳しく紹介していますので、ご一読ください。

 
 

嬉しいプレゼント

2009-11-26 12:37:28 | 日記
ぽかぽかとして暖かな日和になりました。中休みには、校庭に出て元気に遊ぶ姿が見られました。先週修理を終えた滑り台などの遊具にも、沢山の子どもたちが登ったりぶら下がったりして、楽しそうでした。私が、雲梯の所で校庭の方を見ていると、2人の女の子が「これあげる」と、一枚の色づきだした銀杏の葉をくれたのです。黄色に色づいた葉ではなく、なぜこれなのかは分かりませんでしたが、嬉しくて心の中まで暖まる気がしました。
 そこで、よーく子どもたちの様子をみていたら、遊具やボールで遊んでいる子どもたちだけではなくて、きれいな落ち葉を集めている子もいることに気づきました。そして、この季節、落ち葉の色・形にも心を動かす感性に感心させられました。
ちょうど、詩のコーナーに次のような詩が掲示されていましたので紹介します。
「秋の道」  三越左千夫
目がひろった秋
葉かげの野ぶどう
紫の宝石

耳がひろった秋
りすがくるみを
かじる音

鼻がひろった秋
風へのひそかなおくり物
花りんどうの香水

口にひろった秋
山の菓子
あけびの実

小さな
さまざまな秋をひろって
私は
大きな秋にひろわれていた

【サッカーキャラバン】サッカー日和の今日、FC東京のサッカーキャラバン隊の指導がありました。サッカー指導のプロらしく、サッカーの楽しさを存分に味わわせてくれました。4年生と6年生の子どもたちは、汗びっしょりになってボールを追いかけ、最後にはゲームに興じ歓声をあげていました。

美味しかったよ

2009-11-25 11:52:38 | 日記
のち5年生が、調理実習で「野菜炒め」を作りました。材料は、どの班も同じキャベツ・にんじん・タマネギ・ピーマン・ベーコンです。しかし、その切り方はいろいろで、炒めるのに時間がかかりそうなにんじんの班もあれば薄く細く切った班も・キャベツの芯もしっかり入れてる班と芯の部分を取った班とに別れました。また、包丁使いが上手で手際の良い子とおっかなびっくりで危なっかしい子もいて、「手を添えて切る」と指導されていました。ただ、みんな楽しそうで、エプロン姿が可愛く見えました。
 果たして、そのできばえは?「塩入れすぎ」の班、(黒板には塩の量が書いてあるのに)「胡椒を入れすぎ」の班も(瓶半分入れちゃったとか)太くて大きなにんじんを切ってた班はどうか尋ねると「美味しかった」という返事だったので、ちょっと安心。私の分として作ってくれた班は、少し大ぶりではありましたが味はまずまずで美味しくいただきました。結構多かったので、「今日の給食カレーだけど、大丈夫?」と聞いたら、「カレーは別腹」だとか。
 
 子どもたちは、包丁を持って切ったりにんじんなどの皮をむいたりする体験はどの程度なのでしょう。少ないような気がします。ぜひ、「野菜炒め」をお子さんに任せて作ってもらってみてください。

【読書バサール延期】今日の5時間目に、体育館に集まって全校読書会の説明、各教室に別れての読み聞かせ(読書バザール)を実施する予定でしたが、インフルエンザで学級閉鎖をしている学級もあるため、来週に延期しました。
 インフルエンザの状況は、先週まで歌の練習や式典出席で頑張っていた5・6年生に感染が広がってきて、5年生は明日から学年閉鎖とし6年も一学級閉鎖の措置を執りました。

読書旬間スタート

2009-11-24 14:00:08 | 日記
寒い日になりました。三連休でインフルエンザも一休みかと思ったら、5年生が増えて、一クラスが学級閉鎖になりました。
 創立40周年式典が無事に終了し、今度は50年目100年目に向かっての新しいスタートは、今日から来月の11日まで続く「読書旬間」です。さっそく、各学級では静かに朝読書をしていました。8時25分に合図の音楽が流れ、一斉読書が始まるのです。全校一斉だと、子どもたちも落ち着いて本を読むことに集中できて効果的なようです。また、この期間中は、読んでおもしろかった本やお薦めの本をはがきで紹介し合う「読書郵便」もスタートするようです。これは、私にとって初めてのことなので期待しています。さらに、明日の5時間目には「読書バザール」と言って、聴きたい先生の教室に行って、読み聞かせをしていただく催しのようです。これも、楽しみです。(インフルエンザによる欠席状況等によっては、変更もあり得ます。)
 私は、朝読書の時間(各教室を回ったので少し遅れたのですが)「ハナと寺子屋のなかまたち」という本を読みました。図書室前に、「200年前の子どもも元気です。」と書いてあったので、図書室から借りたのです。寺子屋のお師匠さんは、ハナちゃんのおじいちゃんで、この村の名主さんです。寺子屋の説明もあって、その当時は、名主さんや寺の和尚さんなどが、ボランティアで子どもたちに読み書きを教えていたとのことでした。寺子屋に通い始めた6人の子どもたちは、みな個性的で好奇心一杯の子どもたちなので、勉強も遊びも元気いっぱいです。そう言う中で、主人公のハナちゃんは、他の子は家の手伝いなどで復習する時間がなかなかとれないこと、いろんな苦労をしょっていること、複雑な人間関係などに気づきながら成長していくのです。その中で、今の子どもと変わらないと感じた場面がありました。1つは、今で言う授業参観に習字を書いて見せる時、どの子も背伸びをして名前を漢字で書こうとがんばったこと。2つ目には、遠足に行こうと決まると、何度もそのコースを歩いて練習しようとしたことです。
ところで、この寺子屋の名前は「三八塾」と言います。師匠は三八塾について、次のように言って励ますのです。「ももくり3年、かき8年というのは、何事も時がこなければものにならんということだ。おまえ達の中にも、ももくりもおれば、かきもいるだろう。どちらでも良いから、みんなうまい実に育っておくれ。」
かみしめたい言葉だとおもいました。また、先日、作家の浅田次郎氏は、この寺子屋が全国に開かれたからこそ日本の識字率が高く、明治以来のめざましい発展が可能であった、ということを力説されていたことを思い出しました。そして、
読書旬間の期間中には、本を読む楽しさを少しでも感じてくれたら嬉しいですね。