村人の気まぐれブログ

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林業と労災保険

2014年11月20日 | 林業その他

私は2014年5月末を持って紋別郡西興部の北海緑化を退職しており、もう雇用関係という弱みも無いので労災保険の話をしたいと思います。

通常ならこんな話をすればもう会社に使ってもらえなくなるのでタブーな話でしょう。
私も在職中は労災保険に対して無知でどんな規定があるのか知りませんでした。


林業に限った事ではないと思うのですが、経営者は労災保険を使う事をとても嫌っているようです。私は経営者サイドの事情が分かりませんが軽微な事でも労災保険を使うとペナルティを課せられるのでしょうか。
死亡事故や重大な事故を起こした時には道有林の仕事を回してもらえなくなるとかが有るようです。

労災保険の適用範囲は通勤災害も含めて業務中の災害で病院に行った場合は全て労災保険を使うべきらしいです。
村の診療所には「労災隠しは犯罪です」という様なポスターが貼ってありました。
しかし実情は大きな事故以外で労災保険を使った事はありませんでした。
村の診療所の場合は労災保険を使うべきケースだと分かっているのかどうかは知りませんが、どんな場合でも何も質問されることなく社会保険での診療を受ける事が出来ます。


地ごしらえで負傷して一週間休んだ時が何度か有りますが社会保険で診療しております。
スズメバチに3カ所刺され、その晩は39度の発熱があり死にそうな思いをして一週間休んだ時も社会保険での診療でした。

労災保険の規定には「業務上災害については、労働基準法に、使用者が療養補償その他の補償をしなければならないと定められています。」と有る様で、当然蜂刺されも労災の対象でした。

休業(補償)給付の規定には「業務災害又は通勤災害による傷病に係る療養のため労働することができず、賃金を受けられない日が4日以上に及ぶ場合」とある様なので一週間休んだ場合は休業補償も受けられた筈です。
労災保険に無知だったので、この辺りの事は今回調べて初めて知りました。

しかし、労災保険が使えるケースだとしても、労災にして休業補償を受けるともう会社に使ってもらえなくなると言う雇用関係の弱みが有ります。
だから業務上の怪我も数ヶ月休業する様なケースでなければ会社は労災保険は使わせないでしょう。


林業はいくら気をつけていても怪我をするのは当たり前の世界。
ましてや蜂刺され等は刺されるまで気がつかないので日常茶飯事。

そんな世界なので、林業では重大事故以外では面倒な手続きやペナルティ等を無くして、
もっと気軽に労災保険が使えるようにするべきだと思います。


さらなる話は裏ブログに続く。


航空写真活用

2014年08月22日 | 林業その他

前回に引き続きネット活用航空写真編

村人は現場の航空写真を頻繁に利用しておりました。
特に間伐の現場では、一度も入った事のない所ばかりなので、
畝スジが分かると自分の居場所も分かりとても有りがたい物です。

航空写真の入手は、以前は国土地理院 国土画像情報(カラー航空写真)閲覧機能(試作版)
と言うサイトにアクセスしていたのですが、久しぶり開いたら無くなっていました。

新しいサイトは「国土交通省の航空写真画像情報所在検索・案内システム」になります。
http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/index.html
ここから無料で400dpiの航空写真が利用出来、通常はこの解像度で十分ですが
有料で1200dpiの写真を入手する事も出来る様です。
地域によっては新しい写真がありますが、山間部などは古い航空写真しか無い場合も。
古い航空写真は間伐の現場では畝スジがはっきり分かって有りがたかったり、
見ているだけでも楽しい物です。

カシミールというフリーの地図ソフトが有り、使っている方も多い事でしょう。
GPSの活用でも大変便利に利用しております。
http://www.kashmir3d.com/
カシミールのみを利用するならHPからダウンロードした物で十分ですが、
1/25000地形図が付いている解説本を購入した方が良いかもしれません。。
日本中を網羅するには3冊必要ですが、特定の地域だけなら一冊で間に合い、
あとは国土地理院の1/25000地形図をオンライン(無料)で利用すれば良いでしょう。

最新版カシミールに400dpiの航空写真をダウンロードして表示する機能が有り、
これは便利です。
以前は現場の地図からカシミールの1/25000地形図上の位置を特定して、
そこからさらに航空写真で現場の位置を特定するというのはかなりの手間でした。

現場の地図は国土地理院の1/25000が元になっている物ではなく、等高線が
違ったり標高データが同じでなかったりするので地形図を読む力が必要なんです。


★現場の地図

 会社からはこんな図面を渡され、これを元に作業を進めるのですが、
この図面だけで作業を進める事が出来る様になるにはかなりの経験が必要。

  

 

★国土地理院から該当場所の航空写真を探し出してダウンロード

 

★両者の必要箇所の見切りだしこの地図を携行

 


ネット活用術等

2014年08月21日 | その他

ここ数年インターネットの環境も快適になり、林業の世界も
インターネットへの依存度が大きく成って居るのではないでしょうか。
村人も現役の時はインターネットから沢山の情報を得ておりました。
そこでインターネット検索術のお話。

★検索エンジン

検索エンジンの定番はYAHOOとGoogleで、ご多分に漏れず村人も使っておりますが、
ちょっと違うのは英語版も使う事。
英語版では同じキーワードでも違う物が出てくることがあります。

YAHOO 英語版
https://www.yahoo.com/
Google 英語版
https://www.google.com/webhp?hl=en&gws_rd=ssl

★キーワード

検索には必ずキーワードが必要になる訳です。
マニュアルやパーツリストはPDF版になっている物が有るので機種名とPDFを
キーワードに入れると思わぬ拾い物が有ったりします。
ロボット検索では入り口のない場所にダイレクトにアクセスする様で、
隠しフォルダーやパスワードが必要な場所のファイルも見つけられることがあります。
具体的なアドレスは書きませんが、スチールの一部機種の日本語版パーツリストを
とあるショップの会員ページ?と思われる場所から見つけたこともあります。

検索術の極意とは!
気になるページを見つけたら一番下からスラッシュ(/)の部分まで削ってみる。
たとえば
http://www.zenoah.co.jp/products/chainsaws/professional-saws/g5001hp/
http://www.zenoah.co.jp/products/chainsaws/professional-saws/
http://www.zenoah.co.jp/products/chainsaws/
と言う様にたどると上のページに移動する。
HPの作り方によっては上のフォルダーがそっくり見られる事もある。

上記の方法で上手く行かない場合、ダイレクトに型番を入れ替えてみる。
製品の型番が分かっている時のみ使えるテクニックで、
某サイトの会員ページのパーツリストはこの方法で別機種のパーツリストを取得しました。

 

★MS201の日本語パーツリスト
※日本のメーカーは殆どの資料を社外秘扱いにしていると思われます

 

★MS261のサービスマニュアル等
今はサイトが無くなってしまったので入手不可と思われますが、
STIHLの主な機種の英語版パーツリストとサービスマニュアルがダウンロード出来ました。

 

★Husqvana 560XP workshop manual
http://www.vseinstrumenti.ru/res/content/good/22/224100/part/pdf/224100.pdf
たまにはこんな掘り出し物もあったり。

 

次は各メーカー別のサイト

★Husqvana
http://www.husqvarna.com/
Husqvanaの各国サイトへはここから行くことが出来、
そこからカタログのダウンロードも可能。
国によって発売機種の違いが分かったりしてちょっと楽しい。

 

★STIHL
http://www.stihl.com/
STIHLの各国サイトへの入り口。
Husqvana同様各国のカタログのダウンロードが可能。

 

話は違うけれど、STIHL HP Ultraのレストレポートはこちら。
メーカーのHPがこのショップの写真を使って居るのは何故だろうか?
https://edisonsawshop.stihldealer.net/dynamic/stihlhpultraoilcomparison/

 

★ゼノア
ゼノアのインターナショナル向け?英語版HP
http://www.zenoah.co.jp/int/
Downloadsからパーツリストのダウンロードが可能だが、
日本向けと型番が違う物が多いので慣れが必要。
たとえば日本向けG5001HP=G5201P(for KORIA August 2013)が同一機種
http://www.zenoah.co.jp/ddoc/ZENI/ZENI2013_AAaa/ZENI2013_AAaa_G5201P_KOREA.pdf

 

基本的にはカタログに有る型番なら有ると思われるが、カタログに記載のない機種もある?

 

Redmax
http://www.redmax.com/
上記のゼノアインターナショナルを見つけるまではここからパーツリストを
ダウンロードしていた。

パーツリストを持っているとメンテナンス時の参考に成ったり、
部品を注文する時に便利だったりするので有ると便利です。
ただし、パーツは対策部品に変わっている事が有るので部品番号は当てにならない。

 

MADSEN'S
http://www.madsens1.com/mnu_main.htm
他のサイトには無い詳しい情報が沢山有るので、英語が分からない方は
ネットのウェブページ翻訳で隅から隅まで覗いてみるのも良いかも。

Baileys
https://www.baileysonline.com/
私は利用したことがないが、色々な物が有るので個人輸入の定番?
ソーチェンの一覧表などは参考に成るかも
http://www.baileysonline.com/Pages/Chainsaw-Chain-Cross-Reference-Chart/

 

国内のショップですが、高所作業用品はこちらが安かったです。
生川商店e-shop
http://narukawa-co.com/shop/
メール便で発送しているのに送料1600円とは何だかなー。
最近は車で走った時の燃料代を考えると多少の送料も高くないと思う様に成ったけど。


拡大撮影

2014年08月14日 | その他

テレビで、養老孟司さんが昆虫の画像をスキャナーで
取り込んでいたのを見て早速やってみた。

潰しちゃいけない昆虫などは適当な厚みの本などで隙間を確保。

 

1200DPIの解像度で取り込んだミヤマカラスアゲハの画像がこれ!
サムネイルをクリックすると元画像をトリミングしただけの縮小無し
の画像が見られます。

 

以前からスキャナーで立体物の画像が取り込めることは気がついていた
けれど綺麗な物です。
普段使って居る50mmマクロと接写用ストロボより遙かに簡単で綺麗。

使っている画像ソフトにより取り込める最大サイズが制限される様ですが、
お子さんの夏休みの自由研究等で試してみてはいかがでしょうか。


WindowsVista以降

2014年08月08日 | その他

村人はのデスクトップマシンはリース落ちのWindowsVistaマシンを使っております。
最初はHDDのクローンで苦労したりメーラーに何を使うか悩んだり。

HDDについては同じくリース落ちのノートWindows7でも苦労したのですが、
WindowsXP以降にHDDの仕様がAFT(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)と言う
物に変わり、Windows Vista SP1、Windows 7 SP1以降ではOS側でAFTに対応しているため、
AFTのハードディスクを使用しても問無いとの話がありますが上手く動作しませんでした。
(リカバリーディスクがSP1以前だったのかも)

そこで非AFTの少し古いHDDなら大丈夫という結論にたどり着くまでずいぶん苦労しました。
Windows XPではAFTに未対応のため、AFTのハードディスクの交換・増設では注意が必要
との話がありますが、XPでは問題なかったのでHDDがAFTに変わった事すら知らなかった。

☆ゴミ箱

WindowsVistaのゴミ箱はデスクトップから頻繁に消えました。
ゴミ箱を空にする時は右クリックしてから「ゴミ箱を空にする」を
クリックする訳ですが、時々デスクトップから居なくなります。
他のバージョンのゴミ箱では右クリックで「削除」は出ないので、
間違えてこれをクリックしたのかも。
右クリックで削除と言う項目が出るのはバグ同然と思っていますが修正されないですね。

ゴミ箱が無くなるのも困るのでの復活させたい訳ですが簡単。

1:デスクトップを右クリックした後個人設定をクリック

 

2:左上のデスクトップアイコンの変更(P)をクリック

 

ゴミ箱にチェックが入っていないので左クリックでチェックを入れて
OKをクリックするとゴミ箱が復活。


JAFMaite

2014年07月22日 | 日常

今日は午前中に名寄市へ買い物に行きましたが暑い一日でした。
国道では道路に張り出している木の枝や今後支障になりそうな
雑木の除伐が行われていました。
土建屋さんと思われますが、炎天下の中の作業ご苦労様です。


今日届いたJAFMaiteの表紙

 

福島県北森林組合の方だそうです。
上から下までゼノアですが汚れがないので写真用でしょうね。
私の現場でこんな格好をしていたら暑さですぐに脱いじゃいそう。

入会から29年目ですが、役に立った記憶が有るのは一度だけ。
日頃からお世話になる事はありませんが、携帯電話とJAFは保険と割り切っております。


斜め切りのヒント

2014年07月21日 | 日記


林業の現場において斜め切りの伐倒は危険作業とされ、
やっていない事に成っています。
でも、実際は出来ないとどうにもならないのがこの世界の仕事。

これから書く事はあくまでも村人の話で、斜め切りを推奨する物ではありません。
斜め切りを行うのは基本的にマツの間伐だけです。
初心者が斜め切りを行う事はガイドバーを挟まれたりチェンソーを壊すリスクもあり、
安易に行うと重傷事故や死亡事故を起こす可能性がある事を心にとどめておいて下さい。
斜め切りの伐倒で足の上に木を落として大怪我をした新人さんも居ます。
木を切り抜いた時にガイドバーが一緒に持って行かれて、木の下敷きに成る事もあります。
伐倒中の木がどの様に動くか予測できないレベルの人はやってはいけません!


斜め切りの失敗で多いのがガイドバーを木に挟まれてしまう事。
高い所を切りに行くと木の隙間が見えず、隙間が閉まり初めても気がつかず
挟まってしまうケースがあります。
斜め切りの一発目は腰位の高さにして、常に木の動き(隙間)を気にしながら行います。

 

村人は以前、軽さ重視でMS200やMS201を使っておりました。
排気量が35ccと非力なのでそれなりの使いこなしが必要となります。
ちょっと太くなるとこんな方法もあります。

 

最初に斜め切りの角度を想定してチェンソーを入れる。

 

少し切ったら先回し切りで木の縦半分を切り、その後普通に斜め切りを行います。

 


上下から切る時は角度を十分付けて!
上側からの切断で隙間が閉じてしまうと予測される場合は新たに下から切りますが、
その時少しだけ角度を変える事で切り抜いた時にガイドバーが持って行かれる事が有りません。

 

掛かり木処理!
伐倒した木が掛かり木になった場合、細い木なら続けて斜め切りを行います。
木が太い場合は蝶番のように落として行くのですが、伐倒のように受けを入れて追い口を切る事で
ある程度のコントロールが出来ます。

これは太い木の掛かり木処理でも行っているテクニック。
本当に木の動きを分かっていないと危険ですが、十分な技量のある人には普通の事でしょう。
間伐の現場では、教科書通りの掛かり木処理なんてやりません。

 


新人さんとか

2014年07月15日 | 林業その他

今日は新人さんについて語ってみます。
これから書くことは私が体験したり見てきたことだけなので、他の職場では状況が違うかもしれません。

私が働いていた会社では新人さんも即現場投入で、仕事は現場でやりながら憶える
というやり方でした。
親方は新人教育に時間を割くと作業が進まないので、自分の仕事をしながら
新人の仕事も教えるという事になります。

新人さんの仕事が遅いのは仕方ないのですが、全員が離れて入る仕事では
迷子になってしまう人もいます。
間伐とも成ると大きな木に囲まれているので自分が何処にいるか分からなくなり、
お昼になっても車に戻らないので捜索隊が出動なんていう事も有りました。

下草刈りの時にも新人さんは迷子になって、孫畝(まごうね)なんかに
当たってしまうと、どちらへ動いたらよいのか分からなく成ります。
状況によっては孫畝の存在に気がつかず刈り残してしまう事もチョイチョイと。

新人さんが孫畝を飛ばしたり変な動きをした時に、頭ごなしに怒るだけで
具体的なアドバイスが出来ない先輩がいます。
「孫畝を刈り残してどうするんだ、刈り残したらあとは誰も刈ってくれないんだぞ」と言うだけ。
怒られるのは仕方ないとしても、それじゃどの様に動くべきだったから教えないと
新人さんは萎縮するだけです。

造林地の地形は千差万別で、どんな時でも自分の動きを判断できる様になるまでは
最低でも5年以上の経験が必要と思われます。
かくいう村人が状況判断において一人前という自覚を持てる様になったのは8年目位かも。
特に間伐の現場では周りが見通せないので図面があっても自分が何処にいるのか把握できない。

村人はダイビングや天文の世界で色々と指導経験があり、天文台や
プラネタリウムでの解説経験も有るので教えるという事は慣れています。
地元の小学校では友人の依頼で天文授業(単発)も行った事があります。

初心者に対する指導経験がない先輩は、新人さんがミスをした時に
いきなり頭ごなしに怒るだけじゃ何の進歩も有りません。
何にを見逃したので何処に気をつけて、と言う様に具体的な指導をしてあげて下さい。

村人が新人さんに言う事は、今やっている仕事は将来材となる樹を育てる為の一工程。
「目の前の作業だけを見るんじゃなくて将来の事を考えて作業をしなさい」と言います。


しかし、林業の世界は一日苗木を何本植えたとか、一日どれだけの面積の草を刈ったとか、
目の前の作業をどれだけこなしたかしか評価されません。
どんなに丁寧で良い仕事をしても、いい加減で早い仕事をする人間が高い給料をもらうのです。
村人は植え付けできちんと穴を掘ってなるべく根が伸びる様に植えます。
丁寧な作業は当然時間がかかり一日の植え付け本数もはかどりません。
対して、沢山植える人間は地面を斜めにちょこっと掘って根本を踏んづけて
一見植わっている様に見せるだけ。苗木はちょっと触っただけで倒れます。
秋植えの場合は冬の積雪で苗木が倒れ、根っこがそっくり出ている場合もあります。

それでも沢山植えるので沢山給料をもらえるという理不尽さ。
そんな事が分かっていても手抜きの仕事が出来なかったのは性格的な物でしょう。
村人は体力的にも暑さに弱く、体力も無かったのでその面でも適正は無かったと思います。

村人が居た職場では生真面目な人間より、何を言われてもへっちゃらで、人の話を聞き流せる
いい加減な性格と、夏の炎天下でもへこたれない体力を持っている人が適していたようです。


STIHL HP Ultra

2014年07月14日 | 日記

STIHL HP Ultra

 

北九チェンソーさんのブログでお勧めの混合オイルとして紹介されている
スチールHPウルトラ50:1オイルですが、価格が1Lで4536円(税込)と高く
使った事が有りません。
今までゼノア40:1→ゼノア50:1→ハスクLSとオイルを変えてきましたが
ハスクLS(現行はLS+)が信頼性とコストパフォーマンスのバランスが
良いと思い使ってきました。

ゼノア40:1のカーボンは堅くカリカリでピストンリングの固着有り。
ゼノア50:1のカーボンは柔らかくて除去しやすく、リングの固着は少ない。
ハスクLSはその中間という感じで、いずれも定期的なカーボン掃除は必要でした。

だいぶ前にSTIHL HP Ultraに関する実験を行ったと言う記事を見つけていました。
https://edisonsawshop.stihldealer.net/dynamic/stihlhpultraoilcomparison/
STIHL RB600と言うブロアーを500時間運転した結果だそうです。

 

シリンダーヘッドの写真がありませんが、ピストンは驚異的なほど綺麗です。
ピストンリングの固着も皆無でしょう。
もしこの記事通りの効果があるならば、たまに清浄剤代わりとして使ってみるのも
ありかと思いました。
このオイルの清浄性を整備費の一部と考えれば高い物では無いかも。

ブロアーとチェンソーは常に全開運転なのでカーボンの堆積も少なく、
条件は変わらないでしょう。
村人の場合、刈り払い機ではアクセル半開なのでカーボンが堆積しやすく、
今更ですがかなり興味を持ち、試してみたかったと思いました。
今後林業に復帰する事はなく、実証実験が出来ないのが残念です。

と記事を書いた後にBR600がどんなブロアーなのか調べたら4Mixエンジンでした。
ピストンの形状で4サイクルエンジンだと気がつくべきでした。
4サイクルエンジンはシリンダーに排気ポートがないので2サイクルほどは汚れないけど、
トップリングの上にカーボンが全くないのはやはり気になる!


ハッカ

2014年07月13日 | 日常

先日庭職はやしさんのブログにハッカのコメントを書き込んで、
自分のブログでネタにしていなかった事を思い出しました。

 

村人は植え付けの時期にブユ除けにハッカを使います。
写真右の容器はもう10年使って居るので少々液漏れ状態。
村人は原液を肌の露出している部分に直接スプレーするのですが、
顔や皮膚の弱い所は要注意。
目の近くにプレーすると目が開けていられなくなったり、
首など皮膚の薄い所はポッポと熱くなったり痛くなったり。

そのハッカの利用目的は虫除けですが、今年は意外な所で。

村人の家には冬になるとネズミが入り込み、天井裏でゴソゴソ
している事があります。
電気の配線なんかかじられて火事になったらいやなので2階の
作業部屋のネズミが出入り出来る部分にねずみ取りを仕掛けております。
しかし、天井中央の照明の上辺りでいつまでもゴソゴソしていたので
ちょっとひらめいて天井の隙間からハッカをシュッシュッとしたら
ネズミは退散しました。
ハッカの原液の臭いはきついのでネズミもそこにいられなく成ると言う話。