<山住の魔物>
夜行人(やぎょうじん):蹴られたら肝を吐いて死んだという。(血を吐いて即死)
普段は寂しい所で、一人では行けないような場所に
昼でもいるらしい。そんな場所には、決して近づかない
ように用心していたらしい。
そのことを知らない人が山で亡くなることがあったという。
<おまけ>
山のいろいろな言い方
☆目を閉じて、山の形をイメージしてみてください。山が見えてきましたか?
たわ:山を登りつめた辺り
とう:頂上から上に突き出た地形
山岬(やまみさき):尾根が突き出たところ
川岬(かわみさき):山の高いところから一直線に川に突き出ている地形
◎物部村にある小松神社は、谷が7つ、うねが7つ、モヨウタ珍しいところにある。
こういう場所は、珍しくて魔物や大蛇がいたといわれる場所で、鎮めるために
神社を建てたということらしい。
他の神社が建っている地形を調べてみたら面白いことがわかるかも
※蛇の事で付け加え
蛇には煙草のヤニが効くといわれているが、話によると、蛇の口に少しでも触ると
骨が外れてすぐ死んだという。今は、紙巻煙草でヤニは少ないが、昭和25年頃ま
では、刻み煙草でキセルで吸っていたので、五日に一度はヤニをキセルから取り
出していたとのこと。
山に行く時は、いつもヤニを持ち歩いていたという。