山野氏の新種牡馬解説に従って見て行きたいと思います(記事、その1)。
欧州2歳チャンピオンファスリエフが今年から日本で供用されます。既に輸入された産駒が走っており、デビュー前に評判だったコンゴウダイオーの父です。コンゴウダイオーのイメージでいいんじゃないでしょうか。Nureyev分枝で母父Raise a Native系の種牡馬で日本で供用されたものとしてはハートレイクやパントレセレブルがいますが、どちらも大成功とはいきませんでした。
フォーティナイナーズサンはアメリカのフォーティナイナー系芝馬です。Mr. Prospector3 x 4のクロスがありますが、他に5代以内でメジャーな血はNorthern Dancer(Danzig)ぐらいです。これは救いです。後は母父Allegedの重厚さがいい方に出たらいいですが。
シニスターミニスターはOld Triesteの仔です。世代が新しすぎるのが気になります。フィットする繁殖牝馬は少ないのではないでしょうか。
スタチューオブリバティはStorm Catの仔でLemon Drop Kidの半弟ですが、エイダンが調教しヨーロッパで走りました。7戦2勝。2勝とも2歳時に挙げたものですが(コヴェントリーSを含む)、3歳時にはサセックスSで2着に入りました。血統的には大注目の馬と言っていいでしょう。超良血馬であることもありますし、父にSecretariatが含まれますので同じ牝系のA. P. Indyが血統表内で再現されています。そして父の16歳時種付けです。父Storm Cat×母父Seattle Slewの現役種牡馬としてはStormin Fever、Stormy Atlanticがいます。どちらも競走馬としては二流以下ですが、Stormin FeverはGI馬を3頭輩出、Stormy Atlanticは2006年の2歳リーディングサイアーで、どちらも種牡馬として成功している部類です。日本に合うのかは心配ですが、種牡馬適性のありそうな血統構成に見えます。ちなみにStormin Fever、Stormy Atlanticの仔ではフサイチアウステル、シベリアンバードが日本で走っており、そこそこの成績です。
スタチューオブリバティの近親で日本で種牡馬生活を送ったのは下の2頭です。
ゲイメセン:父Vaguely Noble。12戦5勝。主な勝ち鞍サンクルー大賞典。
フォティテン:父Nureyev。10戦2勝。主な勝ち鞍シェーヌ賞。
ゲイメセンはフランスではマルセルブサック賞のAlmeria、サラマンドル賞のNoblequest、ロベールパパン賞のBalbonellaを出しています。全て2歳GIですね。日本では重賞勝ち馬を出せませんでしたが、持ち込み馬メジロファンタジーがグランプリ2勝の逃亡者メジロパーマーを出しました。フランスに残して来た牝馬からはKendor、Anabaa、Always Loyal、アルゼンチンで成功したRitonらが出ています。
フォティテンは競走成績はゲイメセンより下ですが、日本で種牡馬入りし、桜花賞馬ワンダーパフュームを出しました。これはNureyev直仔の日本供用種牡馬が日本で出した唯一のGI馬です。
スタチューオブリバティの属するStorm Bird分枝も日本での実績がありませんでしたが、昨年はサンライズバッカス、ゴスホークケンといきなり2頭のGI馬が出ました。スタチューオブリバティにも期待したいです。
日本におけるNorthern Dancer系の中央GI級勝ち馬はこちらにまとめてあります。
欧州2歳チャンピオンファスリエフが今年から日本で供用されます。既に輸入された産駒が走っており、デビュー前に評判だったコンゴウダイオーの父です。コンゴウダイオーのイメージでいいんじゃないでしょうか。Nureyev分枝で母父Raise a Native系の種牡馬で日本で供用されたものとしてはハートレイクやパントレセレブルがいますが、どちらも大成功とはいきませんでした。
フォーティナイナーズサンはアメリカのフォーティナイナー系芝馬です。Mr. Prospector3 x 4のクロスがありますが、他に5代以内でメジャーな血はNorthern Dancer(Danzig)ぐらいです。これは救いです。後は母父Allegedの重厚さがいい方に出たらいいですが。
シニスターミニスターはOld Triesteの仔です。世代が新しすぎるのが気になります。フィットする繁殖牝馬は少ないのではないでしょうか。
スタチューオブリバティはStorm Catの仔でLemon Drop Kidの半弟ですが、エイダンが調教しヨーロッパで走りました。7戦2勝。2勝とも2歳時に挙げたものですが(コヴェントリーSを含む)、3歳時にはサセックスSで2着に入りました。血統的には大注目の馬と言っていいでしょう。超良血馬であることもありますし、父にSecretariatが含まれますので同じ牝系のA. P. Indyが血統表内で再現されています。そして父の16歳時種付けです。父Storm Cat×母父Seattle Slewの現役種牡馬としてはStormin Fever、Stormy Atlanticがいます。どちらも競走馬としては二流以下ですが、Stormin FeverはGI馬を3頭輩出、Stormy Atlanticは2006年の2歳リーディングサイアーで、どちらも種牡馬として成功している部類です。日本に合うのかは心配ですが、種牡馬適性のありそうな血統構成に見えます。ちなみにStormin Fever、Stormy Atlanticの仔ではフサイチアウステル、シベリアンバードが日本で走っており、そこそこの成績です。
スタチューオブリバティの近親で日本で種牡馬生活を送ったのは下の2頭です。
ゲイメセン:父Vaguely Noble。12戦5勝。主な勝ち鞍サンクルー大賞典。
フォティテン:父Nureyev。10戦2勝。主な勝ち鞍シェーヌ賞。
ゲイメセンはフランスではマルセルブサック賞のAlmeria、サラマンドル賞のNoblequest、ロベールパパン賞のBalbonellaを出しています。全て2歳GIですね。日本では重賞勝ち馬を出せませんでしたが、持ち込み馬メジロファンタジーがグランプリ2勝の逃亡者メジロパーマーを出しました。フランスに残して来た牝馬からはKendor、Anabaa、Always Loyal、アルゼンチンで成功したRitonらが出ています。
フォティテンは競走成績はゲイメセンより下ですが、日本で種牡馬入りし、桜花賞馬ワンダーパフュームを出しました。これはNureyev直仔の日本供用種牡馬が日本で出した唯一のGI馬です。
スタチューオブリバティの属するStorm Bird分枝も日本での実績がありませんでしたが、昨年はサンライズバッカス、ゴスホークケンといきなり2頭のGI馬が出ました。スタチューオブリバティにも期待したいです。
日本におけるNorthern Dancer系の中央GI級勝ち馬はこちらにまとめてあります。
今更ながら「日本におけるNorthern Dancer系の中央GI(JpnI)級の勝ち馬」を拝見しました。
良い仕事、ありがとうございます♪
先ほどブリッシュラックを牡にしているのに気付き、修正しました。
まだ不備があるかもしれません。