Turtle Bowlが輸入されるそうです(記事)。ジャンプラ賞の勝ち馬で今年の3歳馬が初年度産駒。スプリントのGIIIを2勝しているDyhim Diamondの産駒で、祖父はNight Shiftです。半姉に重賞2勝のTurtle Bow、半弟に重賞1勝のAge of Aquarius。
既に仏2000ギニー馬Lucayan、クリテリウムアンテルナシオナルの勝ち馬French Fifteenと2頭のGI馬を出しています。父の他の代表産駒はカドラン賞のBannaby。
Night Shift産駒の現役種牡馬にはKジョージVI&QエリザベスDSなどGI4勝のAzamourがおり、アガカーンスタッドで供用され、仏オークス馬Valyraを出しています。Northern Dancer系の中でメジャーな分枝ではないですが、大レースで通用する活力を保っています。
Night Shitのきょうだいは活躍馬が多いです。
Fanfrelucheはカナダ年度代表馬、エクリプス賞最優秀3歳牝馬。子孫に活躍馬多数。
Barachoisはプレートトライアルを勝ち、クイーンズプレートは2着。種牡馬として、アメリカ芝路線で活躍し、JCにも参戦したWinを出しています。
エリモシブレーはNorthern Dancer産駒の極初期の輸入馬で、ジュニアC勝ち。種牡馬として阪神3歳Sのサニーシプレーを出しました。サニーシプレーは種牡馬として阪急杯のホクセイシプレーを出しました(シブレーかシプレーかがややこしくなるのは私だけではないはず)。
National Zenithは種牡馬入りし、重賞勝ち馬Bold Summitを出しています。
Somfasは繁殖牝馬として重賞勝ち馬ラシアンボンド、Snaadee、Cristoforiを出しています。
そしてNight Shift。競走馬としては1勝だけでしたが、種牡馬としてAzamourの他に仏オークス、ヴェルメイユ賞のDaryaba、愛1000ギニー、愛チャンピオンSなどGI4勝のIn the Grooveなど多数のGI馬を出しました。
ノーザンテーストは首位種牡馬に通算10回輝いた名種牡馬で、産駒も多数種牡馬になりましたが、父系としてのノーザンテースト系は消滅してしまいました。しかし、牝系に入って未だに活躍馬を出し、今年もノーザンテーストの血を持つゴールドシップ、カレンブラックヒル、オルフェーヴル、ハタノヴァンクール、ルーラーシップがJRA、地方、海外のGIを勝っています。
ノーザンテーストは母父が少しマニアックなカナダ血統のVictoria Parkで、この場所にきっちりクロス馬を作るのが少し難しかったです(例えばエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ。アドマイヤグルーヴは急死したようですね)。しかしながら、今年のGI馬では、ゴールドシップはVictoria ParkとFlares = Omaha、カレンブラックヒルはChop Chop、オルフェーヴルとハタノヴァンクールとルーラーシップはFlaresがクロス馬になり、Victoria Parkの部分をスカスカなまま放置するのではなく、きっちりと埋めています。ここにきっちりとクロス馬を作っておくのが今年のトレンドです。The Minstrel、Nijinsky、Storm Bird、Nureyev、Sadler's Wells、Vice Regentらが血統表中に行き渡っていくことによって、このようなことの実現が容易になってきました。
Turtle Bowlの場合、Night Shiftの母CibouletteがVictoria Parkと同じ父Chop Chop×母父Windfieldsであり、ノーザンテーストとNight Shiftはかなりの相似性があります。ノーザンテーストを持つ牝馬に付けてノーザンテーストとNight Shiftの相似性を生かす配合が一つのパターンになるのでしょう。
もう一つ試してみるべきはLucayan、French Fifteenのような配合です。この2頭は5代内クロス馬がNorthern Dancer、Habitat、ヴェンチアで全く同じです(ソヴィエトスターを持つ点も共通)。ソヴィエトスター、ヴェンチアは輸入種牡馬ですから日本にもこの血を持っている繁殖がそれなりにいるでしょう。Habitatもスティールハート、その仔のニホンピロウイナーが成功しましたから、この血を持つ繁殖はいるでしょう。
過去の事例から既にいくつかのパターンが考えられる点では非常にありがたい種牡馬と言えると思います。
既に仏2000ギニー馬Lucayan、クリテリウムアンテルナシオナルの勝ち馬French Fifteenと2頭のGI馬を出しています。父の他の代表産駒はカドラン賞のBannaby。
Night Shift産駒の現役種牡馬にはKジョージVI&QエリザベスDSなどGI4勝のAzamourがおり、アガカーンスタッドで供用され、仏オークス馬Valyraを出しています。Northern Dancer系の中でメジャーな分枝ではないですが、大レースで通用する活力を保っています。
Night Shitのきょうだいは活躍馬が多いです。
Fanfrelucheはカナダ年度代表馬、エクリプス賞最優秀3歳牝馬。子孫に活躍馬多数。
Barachoisはプレートトライアルを勝ち、クイーンズプレートは2着。種牡馬として、アメリカ芝路線で活躍し、JCにも参戦したWinを出しています。
エリモシブレーはNorthern Dancer産駒の極初期の輸入馬で、ジュニアC勝ち。種牡馬として阪神3歳Sのサニーシプレーを出しました。サニーシプレーは種牡馬として阪急杯のホクセイシプレーを出しました(シブレーかシプレーかがややこしくなるのは私だけではないはず)。
National Zenithは種牡馬入りし、重賞勝ち馬Bold Summitを出しています。
Somfasは繁殖牝馬として重賞勝ち馬ラシアンボンド、Snaadee、Cristoforiを出しています。
そしてNight Shift。競走馬としては1勝だけでしたが、種牡馬としてAzamourの他に仏オークス、ヴェルメイユ賞のDaryaba、愛1000ギニー、愛チャンピオンSなどGI4勝のIn the Grooveなど多数のGI馬を出しました。
ノーザンテーストは首位種牡馬に通算10回輝いた名種牡馬で、産駒も多数種牡馬になりましたが、父系としてのノーザンテースト系は消滅してしまいました。しかし、牝系に入って未だに活躍馬を出し、今年もノーザンテーストの血を持つゴールドシップ、カレンブラックヒル、オルフェーヴル、ハタノヴァンクール、ルーラーシップがJRA、地方、海外のGIを勝っています。
ノーザンテーストは母父が少しマニアックなカナダ血統のVictoria Parkで、この場所にきっちりクロス馬を作るのが少し難しかったです(例えばエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ。アドマイヤグルーヴは急死したようですね)。しかしながら、今年のGI馬では、ゴールドシップはVictoria ParkとFlares = Omaha、カレンブラックヒルはChop Chop、オルフェーヴルとハタノヴァンクールとルーラーシップはFlaresがクロス馬になり、Victoria Parkの部分をスカスカなまま放置するのではなく、きっちりと埋めています。ここにきっちりとクロス馬を作っておくのが今年のトレンドです。The Minstrel、Nijinsky、Storm Bird、Nureyev、Sadler's Wells、Vice Regentらが血統表中に行き渡っていくことによって、このようなことの実現が容易になってきました。
Turtle Bowlの場合、Night Shiftの母CibouletteがVictoria Parkと同じ父Chop Chop×母父Windfieldsであり、ノーザンテーストとNight Shiftはかなりの相似性があります。ノーザンテーストを持つ牝馬に付けてノーザンテーストとNight Shiftの相似性を生かす配合が一つのパターンになるのでしょう。
もう一つ試してみるべきはLucayan、French Fifteenのような配合です。この2頭は5代内クロス馬がNorthern Dancer、Habitat、ヴェンチアで全く同じです(ソヴィエトスターを持つ点も共通)。ソヴィエトスター、ヴェンチアは輸入種牡馬ですから日本にもこの血を持っている繁殖がそれなりにいるでしょう。Habitatもスティールハート、その仔のニホンピロウイナーが成功しましたから、この血を持つ繁殖はいるでしょう。
過去の事例から既にいくつかのパターンが考えられる点では非常にありがたい種牡馬と言えると思います。
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