うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

春二冠馬VSダービー2着馬

2006-10-18 21:56:19 | 競馬日記
ダービー2着馬は出世するとのことです(記事)。
3歳春時点で完全に仕上がっている馬より、成長が見込めるという点はあるでしょう。

しかし、
「平成に入ってからのダービー2着馬は、17頭中13頭がその後にGIを勝っている。特に菊花賞は6頭がV。ダービー馬17頭のうち菊花賞を制した馬がナリタブライアンとディープインパクトの2頭しかいないことを考えると、アドマイヤメインにとってはかなり有利なデータと言っていい。」
と書いているのですが、果たしてそうでしょうか。

平成に入ってから、皐月賞、ダービーの二冠を達成したのはトウカイテイオー、ミホノブルボン、ナリタブライアン、サニーブライアン、ネオユニヴァース、ディープインパクトの6頭。
このうち三冠を達成したのはナリタブライアン、ディープインパクトの2頭。
17分の6より6分の2の方が少し小さいですね。ただ、次にメイショウサムソンが菊花賞を勝てば確率が逆転する状態(6/17<3/7)なので、ほぼ互角といっていいでしょう。
しかし、トウカイテイオーとサニーブライアンは故障で離脱。菊花賞には出てきませんでした。ネオユニヴァースは宝塚記念を使う変則ローテーション(負けても3/4馬身+クビの3着、やっぱり二冠馬は強い)。菊花賞にターゲットを絞って負けたのはミホノブルボンのみ(2着)。二冠馬が菊花賞を目指して順調に夏を越してきた場合、連対率100%、勝率66.7%です。ミホノブルボンはその体型から短めの距離の方がいいと思われていましたし(血統的には長距離馬だなんて主張もありますがあの重戦車のような体型でステイヤーと言われてもピンと来ないです)、勝ったライスシャワーは後に天皇賞を2回も勝ってしまう名ステイヤーでした。アドマイヤメインにライスシャワーに匹敵する成長力、距離適性があるようにも思いません。ネオユニヴァースに勝ったザッツザプレンティも父ダンスインザダークでスタミナ豊富、次走のJCで2着に入る力もありました。二冠を制する馬に菊花賞で勝つのにはそれなりの裏付けが必要と言うことでしょう。
対するメイショウサムソンはテイエムオペラオーを出したオペラハウス産駒。成長力も距離適性も十分でしょう。

一番怖いのは奇襲でしょう。アドマイヤメイン、ドリームパスポートの戦略が気になります。また、おかしなペースになって囲まれて抜け出せない、変なところで脚を使わされる、なんてのも考えられます。ディープインパクトやナリタブライアンのような大外を豪快に突き抜けるタイプではないので、不利を受けなければいいのですが。


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