セントレジャーが今週末じゃないですか。Camelotが3冠を目指します。詳しい出走予定馬はこちら。
Camelot:父Montjeu×母父Kingmambo、エイダン・オブライエン厩舎、5戦無敗(レーシングポストトロフィー、2000ギニー、ダービー、愛ダービー)
Chamonix:父Galileo×母父Darshaan、エイダン・オブライエン厩舎、3戦2勝
Dartford:父Giant's Causeway×母父Kris S.、ジョン・ゴスデン厩舎、7戦0勝
Encke:父Kingmambo×母父Sinndar、マームード・アル・ザルーニ厩舎、5戦2勝(ゴードンS2着、グレートヴォルティジュールS3着)
Guarantee:父Authorized×母父Cadeaux Genereux、ウィリアム・ハガス厩舎、4戦3勝
Imperial Monarch:父Galileo×母父Slip Anchor、エイダン・オブライエン厩舎、4戦3勝(パリ大賞典、クラシックトライアル)
Main Sequence:父アルデバラン×母父Pivotal、デヴィッド・ラニガン厩舎、7戦4勝(ダービートライアルS、ダービー2着、パリ大賞典4着、グレートヴォルティジュールS2着)
Michelangelo:父Galileo×母父Darshaan、ジョン・ゴスデン厩舎、4戦2勝(ゴードンS3着)
Thomas Chippendale:父Dansili×母父Sadler's Wells、サー・ヘンリー・セシル厩舎、6戦3勝(キングエドワードVIIS、グレートヴォルティジュールS5着)
Thought Worthy:父Dynaformer×母父Diesis、ジョン・ゴスデン厩舎、6戦3勝(グレートヴォルティジュールS、ダービー4着、クラシックトライアル2着、キングエドワードVIIS3着)
Ursa Major:父Galileo×母父Shirley Heights、トーマス・カーモディ厩舎、6戦4勝(愛セントレジャートライアル)
GI馬はCamelotとImperial Monarchのみ。どちらもBallydoyleの馬で、Imperial Monarchの方は実際に出走するか不明のようです。GI4勝のCamelotは実績では数段抜けています。
Galileo産駒がImperial Monarchを含めて4頭で最多。しかも母父はDarshaan2頭にSlip AnchorとShirley Heights1頭ずつで、父Sadler's Wells系×母父Mill Reef系のニックスです。過去にはこのニックスでMasked Marvel、Milanの2頭がセントレジャーを勝っています。父Galileo×母父DarshaanのステイヤーにはAlandiがおり、Extendedへの血統的適性はかなり高いと思います。このうちMichelangeloはセントレジャー2着のMidas Touchの全くの同配合。血統的にはかなり推奨できます。Michelangeloというとフェデリコ・テシオの伊ダービー馬を思い出すのですが、まだこの名前は使えたんですね。
血統的適性の高さではThought Worthyもなかなかです。セントレジャー馬Lucarnoの全弟で、前哨戦グレートヴォルティジュールSでダービー2着馬Main Sequenceを下しました。
逆にスプリンターマイラーのアルデバラン産駒Main Sequenceは本当にExtendedのGIをこなせるのかと思ってしまいます。ただし、母内のPrincequillo、Djebelが生きていることから、父のイメージより距離克服能力があるのは確かです。
ダービー馬Authorizedの仔Guaranteeは母父Cadeaux Genereuxに距離への不安を感じますが、祖母内RivermanでDjebel、Prince Roseの流れを生かしていますし、Donatello、Hurry On、Tantiemeをクロスしていますから、ベストではなくてもこなせるでしょう。
Thomas Chippendaleの母All My Lovingは英愛オークスともに3着で、愛1000ギニーのYesterday、モイグレアスタッドSのQuarter Moonの全妹です。Yesterday、Quarter Moonともに長いところは勝ちきれませんでしたが、Yesterdayはオークスとヴェルメイユ賞で2着、Quarter Moonは英愛オークスとも2着で、勝ちきれなかっただけで距離は持ちました。もちろん血統的にも長いところをこなせる父Sadler's Wells×母父Darshaanです。そこにDansiliでSadler's Wellsが十分に生きた配合ですから、距離はこなせるでしょう。Michelangeloと同じ牝系。
GodolphinのEnckeはアガカーンスタッドの名牝Shawandaの仔。母はスタミナ十分でしたが、EnckeはUmidwar、Djebel、Bull Lea、Bois Roussel、Donatelloと言ったヘビーなスタミナは無視です。名牝に名種牡馬を付けましたという配合で、あまり妙味を感じません。
DartfordはRoberto - Hail to Reasonがクロスする配合で、少し面白いとは思いましたが、力不足でありペースメーカーでしょう。
さてCamelot。Scorpion、Masked Marvelと2頭のセントレジャー馬を出したMontjeu産駒で、距離は伸びれば伸びるだけいいと言われることもありますが、この2頭ほどのステイヤー血統ではありません。が、力が抜けていますので、血統的不安はほとんど関係ないでしょう。しかし、Soft To Heavyの愛ダービーでダービーほどの強さを見せられなかったように、馬場が渋れば危ないかもしれません。天気予報では12日の日中は雨が降るようですが、それ以降は概ね晴れで、馬場は心配する必要ないかもしれません。
相手はゴスデンの2頭Michelangelo、Thought WorthyとセシルのThomas Chippendale。血統だけでは逆転があっても何も驚きません。Ursa Majorもその少し下と見ます。Imperial Monarchは出てきたら相手候補に挙げなければならない血統ですが、Ballydoyleの馬ですから出てきても基本はCamelotのサポートでしょう。Camelotがさっぱりっぽかったら見切って勝ちに行くでしょうけど。Main SequenceはCamelotを逆転するのは難しいと見ています。この距離をこなせないとは言わないですが、Main Sequenceが勝つくらいならCamelotが勝つように思います。Guaranteeは重賞初出走の身でありながら現在4番人気なのですが、いきなり相手が強くなりますので大丈夫かなと思います。
春の2冠馬がセントレジャーに出たのはNijinskyで最後なのですが、春のクラシックを勝った馬がセントレジャーに出ることも非常に珍しくなりました。
ダービー馬がセントレジャーに出走し、当然勝つと思われていたものの負けたケースと言えば、なんと言ってもShergarでしょう。Shergarは4着で、勝ったのはセントクレスピンのスタミナを生かしたCut Aboveでした。
今回は普通だとCamelotが勝つはずなのですが、Shergarでも負けたと考えれば何が起こっても不思議はない気がしてきます。
Camelot:父Montjeu×母父Kingmambo、エイダン・オブライエン厩舎、5戦無敗(レーシングポストトロフィー、2000ギニー、ダービー、愛ダービー)
Chamonix:父Galileo×母父Darshaan、エイダン・オブライエン厩舎、3戦2勝
Dartford:父Giant's Causeway×母父Kris S.、ジョン・ゴスデン厩舎、7戦0勝
Encke:父Kingmambo×母父Sinndar、マームード・アル・ザルーニ厩舎、5戦2勝(ゴードンS2着、グレートヴォルティジュールS3着)
Guarantee:父Authorized×母父Cadeaux Genereux、ウィリアム・ハガス厩舎、4戦3勝
Imperial Monarch:父Galileo×母父Slip Anchor、エイダン・オブライエン厩舎、4戦3勝(パリ大賞典、クラシックトライアル)
Main Sequence:父アルデバラン×母父Pivotal、デヴィッド・ラニガン厩舎、7戦4勝(ダービートライアルS、ダービー2着、パリ大賞典4着、グレートヴォルティジュールS2着)
Michelangelo:父Galileo×母父Darshaan、ジョン・ゴスデン厩舎、4戦2勝(ゴードンS3着)
Thomas Chippendale:父Dansili×母父Sadler's Wells、サー・ヘンリー・セシル厩舎、6戦3勝(キングエドワードVIIS、グレートヴォルティジュールS5着)
Thought Worthy:父Dynaformer×母父Diesis、ジョン・ゴスデン厩舎、6戦3勝(グレートヴォルティジュールS、ダービー4着、クラシックトライアル2着、キングエドワードVIIS3着)
Ursa Major:父Galileo×母父Shirley Heights、トーマス・カーモディ厩舎、6戦4勝(愛セントレジャートライアル)
GI馬はCamelotとImperial Monarchのみ。どちらもBallydoyleの馬で、Imperial Monarchの方は実際に出走するか不明のようです。GI4勝のCamelotは実績では数段抜けています。
Galileo産駒がImperial Monarchを含めて4頭で最多。しかも母父はDarshaan2頭にSlip AnchorとShirley Heights1頭ずつで、父Sadler's Wells系×母父Mill Reef系のニックスです。過去にはこのニックスでMasked Marvel、Milanの2頭がセントレジャーを勝っています。父Galileo×母父DarshaanのステイヤーにはAlandiがおり、Extendedへの血統的適性はかなり高いと思います。このうちMichelangeloはセントレジャー2着のMidas Touchの全くの同配合。血統的にはかなり推奨できます。Michelangeloというとフェデリコ・テシオの伊ダービー馬を思い出すのですが、まだこの名前は使えたんですね。
血統的適性の高さではThought Worthyもなかなかです。セントレジャー馬Lucarnoの全弟で、前哨戦グレートヴォルティジュールSでダービー2着馬Main Sequenceを下しました。
逆にスプリンターマイラーのアルデバラン産駒Main Sequenceは本当にExtendedのGIをこなせるのかと思ってしまいます。ただし、母内のPrincequillo、Djebelが生きていることから、父のイメージより距離克服能力があるのは確かです。
ダービー馬Authorizedの仔Guaranteeは母父Cadeaux Genereuxに距離への不安を感じますが、祖母内RivermanでDjebel、Prince Roseの流れを生かしていますし、Donatello、Hurry On、Tantiemeをクロスしていますから、ベストではなくてもこなせるでしょう。
Thomas Chippendaleの母All My Lovingは英愛オークスともに3着で、愛1000ギニーのYesterday、モイグレアスタッドSのQuarter Moonの全妹です。Yesterday、Quarter Moonともに長いところは勝ちきれませんでしたが、Yesterdayはオークスとヴェルメイユ賞で2着、Quarter Moonは英愛オークスとも2着で、勝ちきれなかっただけで距離は持ちました。もちろん血統的にも長いところをこなせる父Sadler's Wells×母父Darshaanです。そこにDansiliでSadler's Wellsが十分に生きた配合ですから、距離はこなせるでしょう。Michelangeloと同じ牝系。
GodolphinのEnckeはアガカーンスタッドの名牝Shawandaの仔。母はスタミナ十分でしたが、EnckeはUmidwar、Djebel、Bull Lea、Bois Roussel、Donatelloと言ったヘビーなスタミナは無視です。名牝に名種牡馬を付けましたという配合で、あまり妙味を感じません。
DartfordはRoberto - Hail to Reasonがクロスする配合で、少し面白いとは思いましたが、力不足でありペースメーカーでしょう。
さてCamelot。Scorpion、Masked Marvelと2頭のセントレジャー馬を出したMontjeu産駒で、距離は伸びれば伸びるだけいいと言われることもありますが、この2頭ほどのステイヤー血統ではありません。が、力が抜けていますので、血統的不安はほとんど関係ないでしょう。しかし、Soft To Heavyの愛ダービーでダービーほどの強さを見せられなかったように、馬場が渋れば危ないかもしれません。天気予報では12日の日中は雨が降るようですが、それ以降は概ね晴れで、馬場は心配する必要ないかもしれません。
相手はゴスデンの2頭Michelangelo、Thought WorthyとセシルのThomas Chippendale。血統だけでは逆転があっても何も驚きません。Ursa Majorもその少し下と見ます。Imperial Monarchは出てきたら相手候補に挙げなければならない血統ですが、Ballydoyleの馬ですから出てきても基本はCamelotのサポートでしょう。Camelotがさっぱりっぽかったら見切って勝ちに行くでしょうけど。Main SequenceはCamelotを逆転するのは難しいと見ています。この距離をこなせないとは言わないですが、Main Sequenceが勝つくらいならCamelotが勝つように思います。Guaranteeは重賞初出走の身でありながら現在4番人気なのですが、いきなり相手が強くなりますので大丈夫かなと思います。
春の2冠馬がセントレジャーに出たのはNijinskyで最後なのですが、春のクラシックを勝った馬がセントレジャーに出ることも非常に珍しくなりました。
ダービー馬がセントレジャーに出走し、当然勝つと思われていたものの負けたケースと言えば、なんと言ってもShergarでしょう。Shergarは4着で、勝ったのはセントクレスピンのスタミナを生かしたCut Aboveでした。
今回は普通だとCamelotが勝つはずなのですが、Shergarでも負けたと考えれば何が起こっても不思議はない気がしてきます。
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