うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

WTRRへの異議

2007-01-24 19:40:38 | 競馬日記
racingpostなど、国外の複数のジャーナリストがディープインパクトのレーティングが低すぎると言っていることについて、合田さんがレポートしてくれています(記事)。

RPRではディープインパクトは133であり、Invasorの129、Discreet Cat、George Washingtonの131を上回り昨年の世界最強馬でした。そしてこのレーティングは有馬記念で獲得したものです。

新馬戦から見てきた人間にとっては、ディープがあのような勝ち方をすることを見なれ過ぎているためか、全く無抵抗だった他の馬がふがいなく映ってしまうのですが、他の馬に何もさせなかったディープの方を大絶賛すべきなのかもしれません(もちろん絶賛はしているのですが)。また、有馬記念のメンバーは香港CでPrideのハナ差2着アドマイヤムーンを天皇賞で全く寄せつけなかったダイワメジャー、メルボルンCワンツーのデルタブルース、ポップロック、シンガポール航空国際Cのコスモバルク、JC2着のドリームパスポートなど、実績をみると国際的に高いレベルでした。こういった面々に全く競馬をさせず、ゴール前では流す余裕すらあっての3馬身差完勝です。
評価してくれる人は評価してくれるものだなと誇らしいものではあります。

しかし、誇るだけでは駄目な問題があります。それは日本がパート1国となったためにレースレーティングを維持できない場合はグレードを格下げしなければならないという問題です(これも合田さんの記事)。WTRRはアメリカが過大評価される傾向にありますが、日本の競馬のレベルの高さを正しく評価してもらわないと将来的に困った事態がおこるかもしれません。


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