うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Silent Name

2012-02-23 19:58:10 | 競馬日記
海外で種牡馬生活を送っているサンデーサイレンス産駒で、今一番ホットなのはDabirsimを出したハットトリックなのですが、Silent Nameも頑張っているようですね(記事1記事2)。

Silent Nameはヴェルテメール兄弟の自家生産馬として白老ファームで生まれ、フランスで3歳まで走り、4歳からはアメリカに移籍して2つのGIIを勝ちました。
2008年にケンタッキーの名門Adena Springsで種牡馬入りしましたが、2009年、2010年はカナダのGardiner Farmsで供用されたり、ブラジルのHaras Ponta Poraにシャトルされたり(記事)、忙しく動いていたようです。ニューヨークの名門(馬産の中心ではないニューヨークのスタッドですが、Funny Cideに敬意を表して名門と呼ばせてもらいます)McMahon of Saratoga ThoroughbredsにAdena Springs at McMahon of Saratoga ThoroughbredsとしてAdena Springsの種牡馬が繋養されることになって(wikiにはAdenaに買収されたとありますが、そのソースを探せない。Adenaの種牡馬がMcMahonに繋養されることになったことについての記事)、2011年からはそこに移動して供用されています。

日本で生まれて、フランス、アメリカで走り、アメリカ(しかも国内を移動)、カナダ、ブラジルで供用された国際派です。McMahon of Saratoga Thoroughbredsにはドバイでゴドルフィンマイルを勝ってGodolphinに移籍したユートピアもいます。サンデーサイレンスにしてもノーザンテーストにしても、日本ローカルの血にするメリットはないので、どんどん世界中に広めていって欲しいです。


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2 コメント

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Unknown (アウトロー・ブラッド)
2012-02-25 19:05:00
フサイチゼノンが繁殖に恵まれず苦戦しているのが残念です。
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Unknown (much_better)
2012-02-27 20:52:01
父サンデーサイレンス×母父ノーザンテーストでは、フランスで種牡馬生活を送ったディヴァインライトがNatagoraという想定外の大当たりを出しました。その後、トルコという現段階の馬産的には僻地と言っていいところにいってしまいましたが、当たりを出したことでそれなりに注目されていることでしょう。
その一方、日本に残った組ではダイワメジャーが種付け料500万という好待遇を背景に2歳重賞勝ち馬を出してファーストシーズンリーディングサイアーになっています。
まずは待遇に恵まれること、それから当たりを出すことが肝心です。でも悪い待遇で当たりを出すのはかなり難しいですね。ディヴァインライトは奇跡的です。
フサイチゼノンはカリフォルニアからニューメキシコと馬産の中心から外れたところを回って種付け数にも恵まれていませんが、それでも見捨てられずに種牡馬生活を送っています。ステークスウィナーを出して繁殖牝馬の質と量が向上するといいですね。
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