うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Wild Coco購入

2012-12-07 00:03:29 | 競馬日記
私が買ったわけではありません。Tattersallsのディセンバーセールでケイアイファームが購入しました(記事1記事2)。

レットゲン牧場出身でイニシャルWと言えばKincsemのラインを思い出してしまいますが(例えばオイロパ賞のWell Made)、Wild Cocoの牝系でレットゲン牧場が所有したのは祖母のWild Romanceからで、曾祖母には全くドイツ血統が含まれていません。ドイツでの歴史は新しい牝系です。
しかしながら、父方祖父Monsun、祖母父Alkaldeがほぼ純然たるドイツ血統で、かなりドイツ血統の主張が強い配合になっています。

短期的に結果が出るかは分かりませんが、将来的にはシュレンダーハン牧場のAラインの血を引くGalileoSea the StarsKing's Bestや同じくシュレンダーハン牧場のSラインの血を引くマンハッタンカフェビワハイジなどからドイツ血統がどんどん広がっていくはずで、それを考えれば面白い牝馬を買えたのではないかと思います。

一方、Kincsemの血を引くWラインではWell Madeの半姉ヴェリニスカが日本に輸入されて走ったのですが、繁殖牝馬にはならなかったようです。他に輸入されたのは牡馬のワイルドファングくらいでしょうか。
Kincsemからの牝系出身では今年、Camelotが2冠を制しました。しかし、Camelotのようなドイツ血統と関係ないところに範囲を広げても輸入されたと確認できる馬が他に探し出せません。これだけ有名な牝系ですから日本に入ってきていてもおかしくないとおもうのですが不思議ですね。
まあそのうち、社台がCamelotの近親を買ってきそうですね。

とろでWild Cocoとはどのような馬なのか書くのを忘れていました。
BCターフ、コロネーションC、ジョッキークラブ大賞典のShiroccoの子で、2,937mのパークヒルS(GII)、14FのiSharesフィリーズS(リリーラングトリーS)(GIII)と二つの牝馬限定超長距離重賞を勝ちました。日本の牝馬限定重賞の最長距離はオークスの2,400m。もっと長い重賞があっていいと思うのですが。

注:この時点では輸入されるものだと勘違いしていましたが、2013年時点でまだ現役です。リリーラングトリーSを連覇、ヴェルメイユ賞で2着に入っています。


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