ボスニアとセルビアの紛争というよりは、国連防備軍の不甲斐なさを告発した作品、という印象を受けた。
“公に認められた殺人”という戦争の本質を、室内劇のような作風で丁寧に描いていて秀逸。「ブラックホークダウン」のような派手さはなくとも、十分に戦争の非情さ、虚しさが伝わってくる。
地雷が仕掛けられているので身動きが出来ない状況は、ある意味でユーモラスな設定だが、だからこそ、ことの重大さを我が身に引き寄せて考えることができると思う。
人間の作った最も残酷な兵器といわれる地雷を除去できず、すごすごと引き返す国連防備軍の姿に、現在の国際情勢が重なって見える。★★★★★
ノー・マンズ・ランド
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“公に認められた殺人”という戦争の本質を、室内劇のような作風で丁寧に描いていて秀逸。「ブラックホークダウン」のような派手さはなくとも、十分に戦争の非情さ、虚しさが伝わってくる。
地雷が仕掛けられているので身動きが出来ない状況は、ある意味でユーモラスな設定だが、だからこそ、ことの重大さを我が身に引き寄せて考えることができると思う。
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