(写真は、「苗木城」のイメージCG)
朝に、馬籠宿を出発して、落合宿を抜け、2時半頃に中津川宿
に到着しました。
私の従兄弟から、中津川へ行ったら、「苗木(なえき)城」は
必見、というアドバイスを受けていました。
そこで、中津川宿に入ると、中山道からは外れますが、先ず、
タクシーで、中津川市街地の外れの「苗木城」へ向かいました。(入城:無料)
苗木城の城主・遠山氏は、徳川側だったため、秀吉軍に攻め
られ苗木城は落城しますが、関ヶ原の戦いの際に城を奪還
しました。
それ以降、遠山氏は、苗木城主に返り咲き、苗木藩1万石の
大名として、12代にわたり、明治4年まで城主を務めました。
1万石という少ない石高で、城を持っていた藩は、苗木藩のみ
だったそうです。
城の建物は、明治4年に取り壊され,現在は石垣のみが遺され
ていますが、昭和56年に国の史跡に指定されました。
上の写真は、苗木城の復元イメージCGです。
”天空の城ラピュタ”だ!
苗木城は、自然の地形を有効に生かして岩山の上に築かれた
山城で、巨大な自然石が利用されているのが大きな特徴です。
上の写真は、現在の苗木城の空からの全景写真です。
自然の大岩をそのまま利用した石垣は、他の城址には見られ
ないものであり、必見です。
苗木城に危機が迫ると木曽川から霧が一面に立ち上り、 城を
隠してしまうという伝説があることから「霞城」とも呼ばれて
います。
なるほど、納得!
天守閣などの建物は残っていませんが、明治時代まで存続した
お城なので遺構は良く残っています。
本丸・二の丸・三の丸などの石垣や、大矢倉跡・風吹門・綿倉
門などの門跡、それと堀が残っています。
上の写真は、鉄砲や弓の武器蔵跡で、礎石や縁石は当時のままです。
また、大手門の扉と柱が、近くの苗木遠山史料館に展示されています。
本丸へ向かって、「四十八曲り道」と呼ばれる長さ500
メートル、高低差150メートルの道を歩きます。
そして、最後は、いよいよ本丸にある天守台に上ります。
天守台は展望台になっていて、遠くの恵那山まで綺麗に見えます!
天守台からの眺めは最高です!
しかし、足元を見ると、高所恐怖症の私は、膝が震えます・・・
石垣の端に柵が有りません!怖っ~!
天守台は、山の頂上部にあった巨石の上に、岩に穴を彫って
柱を立て、三層の天守を築いていたのだそうです。
巨石の上に柱を組んで天守閣を建てる、というその発想に驚きます!
そして、その時彫られた穴をそのまま利用して、次の写真の
現在の展望台が作られたそうです!
タクシーを待たせていたので立ち寄りませんでしたが、近く
に、苗木遠山史料館(9:30~4:30、月曜休館、310円)
もあります。
タクシーで、苗木城から、JR中津川駅に戻り、駅前のビジ
ネスホテルにチェックインします。(素泊り:4,300円)
チェックインしたビジネスホテルの部屋からは、下の写真の
左半分のJR中津川駅が見下ろせます。
シャワーを浴びてから、夕食を食べに、夜の中津川の街へ出掛けます。
上の写真の鰻屋へ入ってみます。
いよいよ名古屋圏に入ったみたいで、この辺りは「鰻丼」
よりも、「鰻のひつまぶし」の方がメインみたいです?
写真のお茶漬けのセットみたいのが出てきたので、食べ方に、
余り自信はありませんが、最後にお茶漬けにして食べました。
なかなかに美味しかったです!
[苗木城へのアクセス]
・中津川駅と苗木城との往復タクシー代は5,000円弱
(含む:見学待ち時間)
・バスの場合は、中津川駅から北恵那交通バスで、苗木下車
徒歩20分。
・車の場合は、中央高速中津川ICから国道257号の城山
大橋経由10分。
中山道を歩く(45-1:中津川:苗木城) (続日本100名城) 岐阜県中津川市 - 2015.05.22
2015-10-28 10:52:14
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