ディメンション・ウェンズデー

トレーディングカードゲーム「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。水曜日深夜更新。リンクフリー

「敵陣を貫く疾風」特集

2008-04-30 | 雑考察
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は、賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 ついに登場した新エキスパンション「敵陣を貫く疾風(かぜ)」、みなさん楽しまれているでしょうか? 今回はまたまたおもしろそうな特殊能力が多いですね。「強そう!」 と思っても実際にどうデッキに組み込むか皆さん頭をひねっているのではないでしょうか? そこが新カードを触る楽しさでもありますね。

 というわけで、今回は「敵陣を貫く疾風」というカードセットの、特徴的な部分から考察していきたいと思います。



★新・共鳴で貫け!!~似て非なる新しい「共鳴」~

 前弾「戦士達の共鳴」で登場した特殊能力「共鳴」は、自分のユニットが移動したターンの間「共鳴」効果が有効になるという効果。「戦士達の共鳴」で登場した「共鳴」効果は通常より軽いコストでプレイできるまでの能力でした。
(参考:2008年1月30日記事「共鳴のルール的考察+」http://blog.goo.ne.jp/mrasanon/d/20080130

が、今回の「敵陣を貫く疾風」ではなんと、カード効果そのものがパワーアップする「共鳴」が登場しました。一つ例を挙げてみましょう。

【バズーカを放つフェアリー】
ユニット(フェアリー) 赤1 無4 クイック
移動:赤1 無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象のユニットを1枚まで選び、4000のダメージを与える。
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)そうする時、かわりに7000のダメージを与える。


 この【バズーカを放つフェアリー】の場合、通常は4000ダメージを与えるユニット。これだけでも相手の一ステムユニットを破壊したりなど十分な効果ですが、「共鳴」が発動していれば、ダメージが7000に跳ね上がります。【象砲手バルカン】や【妖魔の勇者】なども一発撃沈の火力!
 今回の「敵陣を貫く疾風」には彼女のように、「共鳴」が発動していればその効果が倍増するユニットやストラテジー、ベースまでもが多数存在します。「共鳴」は一度でも自分のユニットの移動が成功していればそのターン中はずっと有効です。移動した後に作成したプランゾーンからのプレイでも共鳴効果は発揮されるのでお見逃しなく。

また、「共鳴」が発動していれば新しい特殊能力を付加されるユニットもいます。

【ダークビースト・マンティコア】
ユニット(キメラ) 黒2 無2 クイック
移動:黒1 無1 パワー:5000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)このカードがスマッシュした時、あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の使用コスト4以下の相手のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。



 「共鳴」はユニット移動との兼ね合いも合って、攻撃的なデッキに向いているとよくいわれます。この【ダークビースト・マンティコア】はまさにそのとおり。ユニット破壊は一見コントロール向きな能力に見えるかもしれませんが、スマッシュしただけで効果が発揮されるのは、攻防を兼ね備えた強力な効果と言えましょう。ビートダウン同士の攻防では非常に頼もしい効果が多数あります。
 この他にも、ダメージを与える赤の【ファイアクロー・ドラゴン】、相手ユニットを手札に戻す青の【ナース・レディ】、パワーが上昇して「加速」能力が発動する緑の【エル・ディアブロ】など、各色に存在しますので、是非使ってみてください。



● ルール的な注意点

 「共鳴」は自分のユニットが移動しておかれたらその瞬間に有効になります。
 先述の【ダークビースト・マンティコア】などで勘違いされやすい事として、次のような点に気をつけてください。
・そのユニット以外が移動したときでも「共鳴」効果は発動する。
・そのターン、すでにユニットが移動した後なら後からプレイされたユニットも「共鳴」効果が発動している状態で場に出る。


(例1)
 あなたのターン、ユニットが移動していない状況。中央エリアのスクエアにいるあなたの【ダークビースト・マンティコア】(リリース状態)の隣の敵軍エリアのスクエアに、相手は【ハウス・オブ・ヘル】(4コストユニット)をプレイして置きました。このターン、自分の他のユニットが移動したら【ダークビースト・マンティコア】自身が移動しなくても共鳴は発動し、【ダークビースト・マンティコア】がスマッシュしたら【ハウス・オブ・ヘル】を葬れます。

(例2)
 自軍エリアに相手の【象砲手バルカン】(パワー6000)が居座っています。
 あなたのターン、あなたはユニットを一体中央エリアに移動させた後、同ターンに手札から【エル・ディアブロ】を【象砲手バルカン】のスクエアにプレイ! 「共鳴」が発動しているのであなたの【エル・ディアブロ】はパワー7000の加速ユニットとなって相手の【象砲手バルカン】を一方的に葬りました。

 いままではプレイコストのみの問題でしたが、特殊能力の追加や変動は盤面に重要な影響を与えることが増えました。自分が使わなくても相手が使ってくることもありましょう。忘れないように注意してください。
 また、「共鳴」が発動している場合に、どのテキストが変更になっているかも確認しておいたほうが良いですね。
 
★新・合成で貫け!~世界を変える!?合成ストラテジー~
 サードセンチュリーになって登場した2種族が融合した合成種族達にも今回新たな仲間が増え、その戦力は増強されました。
 そのこともさることながら、今回の要注目は新しい合成ストラテジーの登場でしょう。

【フル・スロットル】
ストラテジー 緑1白1無1 クイック
効果:
[バトルスペースのスクエアにある白と緑のあなたのユニットをそれぞれ1枚選び、合成する] あなたは自分の山札、手札、エネルギーゾーン、墓地のいずれかから使用コストが合成したユニットの使用コストの合計以下の、種族が合成したユニットのいずれかと同じ種族を1つ以上持つユニットを1枚まで選び、自分のユニットのない自軍エリアのスクエアにリリース状態で置く。山札の中を見た場合、残りの山札をすべて裏向きでシャッフルする。


 なんと、どの種族のユニットでも色さえ合えば合成できるようになってしまいました。それも赤黒・黒青・青白・白緑・緑赤と、5種の組み合わせすべてにこの合成ストラテジーが登場したのです。
 サードベーシックパックに収録された種族限定のそれにくらべると使用コストに制限があるものの、種族を選ばない点と3コストでプレイできる点でベーシックのそれよりも優秀です。
 また、合成して実際に盤面に出すユニットについて、種族は合成素材を参照しますが色を問わないので、種族は同じだけど色違いのユニットを出す、なんてこともできます。例えば、合成素材に種族ドラゴンを使えば、「合成したのは赤のドラゴンだけど、盤面に現れるのは白の【機械竜ピアノフォルテ】(Ⅲ-1)!」 なんてことも可能。こいつは色々な悪さができそうですゼ!


★種族強化で貫け!~集え、大陸を超えし仲間たち~
 合成種族はもちろん、これまで種族デッキの核になてきた種族達にも新戦力が登場です。
 赤のシルフとワルキューレ、黒のサラマンダーとキメラ、青のライオンとサキュバス、白のシードマンとセイレーン、緑のゴーレムとケルピーと、大陸を超えた種族達が再び登場です。彼らは「共鳴」やこれまでにない特殊能力やを持っており、従来の種族デッキの戦術の幅を増やしてくれるでしょう。
 そしてもちろんアメーバやブレードマスターなどの団結種族にも新しい仲間が現れました。

 今回はその中からいくつか注目カードをピックアップしてみましょう。

【ビーム・ビートル】
ユニット(シルフ) 赤2 無3 クイック
移動:赤1 無1 パワー:5000 スマッシュ:1
効果:
このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+2000しスマッシュを+1する。
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)あなたはこのカードを使用コスト[赤2]でプレイできる。


 パワーだけでなくスマッシュを上昇させる非常に攻撃的な効果。「共鳴」発動時はわずか2コストでプレイできるのは種族デッキでなくとも赤ビートに非常にかみ合いそうな能力。この手の能力に多いライン制限がないのも嬉しい。


【オペレーター・レディ】
ユニット(サキュバス) 青1無1 クイック
移動:青1 パワー:1000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)
召集-同じエリア(あなたは、このカードと同じエリアのユニットのないバトルスペースのスクエアに、自軍エリアであるかのようにユニットをプレイできる。そのユニットがプレイされてスクエアに置かれる時、フリーズ状態のかわりにリリース状態になる。)


 「召集」というシステムユニットとしてだけ考えると【細波の入江の魔女】(Ⅰ-1)の方が優秀だけど、【ッペレーター・レディ】は彼女自身がスマッシュ1を持っている点が強み。自軍に待機したいときでも、1コストで移動すれば直ちに「召集」が利用できるので、そこまでは不自由を感じない。おまけにサキュバス。うい奴だ。


【エル・ディアブロ】
ユニット(ゴーレム) 緑2無2 クイック
移動:緑1無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
共鳴(このターンの間、あなたのユニットが移動してスクエアに置かれたならば、以下のテキストが有効になる。)このカードのパワーを+3000し以下の能力を得る。『加速(このカードは、第1バトルステップでダメージを与える。その後、第1バトルステップにダメージを与えていないユニットが、第2バトルステップでダメージを与える。)』


 疑似【全軍突撃】を持っているようなもので、こいつ一体で相手の戦線を壊滅することも可能。常のパワーが弱目なのは少し残念だけど、反撃用ユニットとしてはバルカン以上の能力を発揮。【獣王の号令】などの移動コスト軽減効果とも相性が良い。




 といったかんじで、駆け足ですが「敵陣を貫く疾風」を考察しましたがいかがだったでしょうか。今回紹介したカードや能力以外にも様々な仕掛けが施されている今回のエキスパンション。まさか、と思ったカードがあなたのデッキを強化してくれるかもしれません。まずは是非、様々なカードをデッキに投入して遊んでみてください。


★5月3日はBCCに行こう!

 もう今週末に迫って参りました。ゴールデンウイークの5月3日(土・祝)・4日(日)には、「ブロッコリーカードゲームカーニバル」(BCC)が開催されます。
●BCCゴールデンウィークSP特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/080503_04.html

 様々なブロッコリーカードゲームが一同に会するお祭りイベントで、その中で5月3日にはディメンション・ゼロの大会イベントが開催されます。先週もご紹介した「レンジャーズバトル」と「ゼロカード戦」です。
 
●BCCにてレンジャーズバトル開催!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#032401

●BCCにてゼロカード戦始動!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#041401


 ともに当日参加も可能で、なんといっても「敵陣を貫く疾風」が使える最初のディメンション・ゼロイベント! お近くの方は是非遊びに行ってみませんか?


★今週のD-0サイト(記事)紹介

●団結デッキ(レトロスペクティブ・ゼロ)
http://emerald053.blog25.fc2.com/blog-entry-14.html
 構築戦予選優勝のブレードマスターとカエルデッキのお話。


●高松結果(5代目赤王陛下のブログ(旧スマッシュ7点) )
http://blogs.yahoo.co.jp/horipupa/42535787.html
 4月27日に行われたオープングランプリ高松で優勝された生田プロのレポート。



 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~


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千里夜行の「多色単デッキ講座」

2008-04-23 | サード限定
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 今週末は、みなさんお待ちかね!新エキスパンション「敵陣を貫く疾風」の発売、そしてオープングランプリ高松が開催されます。新弾発売にイベントにと楽しみですね。私も週末が待ち遠しいです。



★「レンジャーズバトル」って知ってるかい?

 そして、来週末ゴールデンウイークの5月3日(土・祝)・4日(日)には、「ブロッコリーカードゲームカーニバル」(BCC)が開催されます。
●BCCゴールデンウィークSP特設ページ
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#041401
 様々なブロッコリーカードゲームが一同に会するお祭りイベントなのですが、その中で開催されるディメンション・ゼロの大会イベントの一つ「レンジャーズバトル」はご存知でしょうか?

●BCCにてレンジャーズバトル開催!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#032401

 早4回目を数える「レンジャーズバトル」。一言で言うと5人チーム戦なのですが、ユニークな限定構築方式をとっています。ご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが、簡単に大会形式をご紹介しましょう。

・5人1組チーム戦。つまり、1チーム5人で参加エントリーすることになります。
・メンバーが全員が以下の6種のデッキのうち1つを使用すること。その際にメンバー内で同じ種類のデッキを使用することはできません。
赤単(赤のカードのみ使用。赤黒などの多色カードは使用できません)
黒単(黒のカードのみ使用。黒青などの多色カードは使用できません)
青単(青のカードのみ使用。青白などの多色カードは使用できません)
白単(白のカードのみ使用。白緑などの多色カードは使用できません)
緑単(緑のカードのみ使用。赤緑などの多色カードは使用できません)
多色単(多色のカードのみ使用。赤などの単色カードは使用できません)


 つまり、1チーム5人で参加エントリー。チームメンバー5人は別々の単色デッキを用いて戦う訳ですね。そう、メンバー各々の信じる5つの色のパワーが共に組み合わさって無限大なわけで、どっちつかずな多色カードの入る余地などない…はずだったのですが、なんと、今回は新しい6番目の仲間が現れました。

多色単(多色のカードのみ使用。赤などの単色カードは使用できません)

 この突っ込みどころ満載の新たなデッキタイプ! 多色な時点でもう単色じゃないし、おそらく参加予定の方の多くが最初から使用を考えていないではないでしょうか?
 しかし食わず嫌いはいけない! 誰も見向きをしなかったところに環境最強デッキは潜んでいる!(のかもしれない)
 というわけで今回は、かつてない限定構築、多色単デッキの構築について考えていきたいと思います。 
 
★多色単の特徴を知ろう~
 通常の構築戦ではまずありえない多色単デッキですが、「レンジャーズバトル」は単色デッキしか使えない限定構築戦です。多色単ならではのメリットも確かにあります。


○多色のカードを使える。
 

 多色単デッキでは当然ですが、多色カードは2色の色を要求する分単色のカードより高目のパワーや能力を持っていることが多い。その事自体が他の単色デッキに対してアドバンテージとなるでしょう。


○合成ユニット・ストラテジーを使える。
 

 ある意味これが一番の特徴といえましょう。何せ、レンジャーズバトルで合成ユニットを使えるのは、多色単デッキだけなのです。
【鬼哭神機ザガリオン】で盤面をリセットするのも、【ファンシーカット・ムーンストーン】で爆発的エネルギー加速ができるのも、多色単デッキだけに許された専売特許なのです。
 今週末発売のⅢ-3「敵陣を貫く疾風」では新たな合成ユニットやストラテジーも出るようなので、楽しみです。


 反面、多色単ならではのデメリットも存在します。


●ユニットの移動コストが重い目

 

 多色カードはプレイコストのパフォーマンスに優れている反面、移動コストが重い事が多いのです。
 これは、盤面上の展開スピードで負けやすかったりします。相手に主導権を握られやすく、また、反撃に転じづらいことを意味します。


●ユニット除去カードが少ない


 例えば【バイオ・トラップ】(Ⅱ-1)や【冥王の鈎爪】(Ⅰ-1、Ⅱ-1)など、軽くて使いやすいユニット除去カードや確定除去カードが少ない。つまり、相手が【ハウス・オブ・ヘル】などの頑丈なユニットで攻撃してきたときの対処しにくかったりします。

 
 以上の点は、多色単デッキを組む上で避けられない宿命でもあります。したがって、長所を生かし、短所をカバーする(または関係なく勝てるようにする)デッキを組む方向になりましょう。
 次項ではそれをふまえた上で実際にデッキを組んでみましょう。


★多色単デッキの実際の構築
●デッキレシピ
千里夜行の試作型多色単デッキ
千里式青白黒「マオエンジェル」 
(青白×29、青黒×11・・・ユニット×26、ベース×5、ストラテジー×9)

3*【鎧闘士エビシルバー】(Ⅲ-2)
3*【マオ・ロシアンブルー】(Ⅲ-1)
3*【マオ・ダークパンサー】(Ⅲ-1)
3*【マオ・シンガプーラ】(Ⅲ-1)
3*【マオ・シャム】(Ⅲ-1)
2*【マオ・シルバータイガー】(Ⅲ-1)
3*【マオ・アイアンレオ】(Ⅲ-1)
3*【マオ・シャルトリュー】(Ⅲ-1)

3*【狩人の集会場】(Ⅲ-1)

3*【獣人変化】(Ⅲ-1)

3*【堕天使バキエル】(Ⅲ-1)

2*【永遠の牢獄】(Ⅲ-2)

3*【無限凍結】(Ⅲ-2)
3*【堕落の呪文】(Ⅲ-1)



 青白をメインに、青黒をサポートにタッチで投入した、マオユニット中心のビートダウンデッキです。
 【狩人の集会場】での強化された青白ユニットで盤面を制圧。
 さらに奇襲として合成で敵軍エリアまでも飛び込んでスマッシュにいける【マオ・シャルトリュー】、召集効果を持つ【マオ・シルバータイガー】【マオ・シルバータイガー】を後詰めに搭載しています。
 序盤に相手に攻められた場合など、相手のユニット対策として、2コスト5000のパフォーマンスを誇る【堕天使バキエル】、パワーはそれなりだけど移動コストの軽い【マオ・ダークパンサー】、限定的ながら相手ユニット1体を排除する【永遠の牢獄】を投入しました。

 基本戦略としては、青白のマオユニットを中心にユニットを盤面に展開。【狩人の集会場】によりパワー+3000されたユニットで相手を責め立てます。相手のやっかいなユニットは【永遠の牢獄】で閉じこめるか、ユニット+【堕落の呪文】の合わせ技で倒していきます。そのまま押し切れればよし。でなければ合成による【マオ・シャルトリュー】降臨や、【マオ・シンガプーラ】【マオ・シルバータイガー】の召集でとどめをさしましょう。
 相手が早い展開で攻めてきたら少々厳しいですが、先述の【マオ・ダークパンサー】【堕天使バキエル】や【永遠の牢獄】などで対処し、反撃のタイミングをはかることになります。


 どうも多色カードは色事故が起きやすいように感じていらっしゃる方がいるらしいのですが、同じ色のカードを大量に(青白なら青白ばかり)入れればいわゆる色事故は起きにくいです。実際に使って実感しました。単色カードの束に多少の多色カードを入れた場合には逆に色不足を意識しやすいのかもしれませんね。

●注目カード、ピックアップ
【マオ・ロシアンブルー】
 2コストパワー3000とそこそこのパワーですが、特殊能力移動が強力。序盤はもちろん、中盤以降も重宝します。【マオ・シンガプーラ】【マオ・シルバータイガー】との相性も良い。

【鎧闘士エビシルバー】
 パワーが低いので人によって評価が分かれるカードですが、このデッキでは数少ないドロー手段として投入しました。【狩人の集会場】で強化すればパワー3500の移動1ユニットになるので侮れない時もある。
 2ターン目【鎧闘士エビシルバー】、3ターン目【マオ・ロシアンブルー】と展開して動くとほとんどの相手は嫌がります。

【マオ・シンガプーラ】【マオ・シルバータイガー】
 召集強い。
 彼ら自身のプレイタイミングはノーマルなので、使うタイミングには注意が必要。

【マオ・アイアンレオ】
 コストは重いが、特殊能力はトリッキー且つ強力。隣接するスクエアにユニットがおかれたら、のテキストは勘違いされやすいのですが、相手のユニットがおかれた時でも有効です。速攻キラー。できれば【狩人の集会場】上で相手を睨みたい。

【永遠の牢獄】
ベースだし、ノーマルだし、同じラインには一度しか使えない。けど、4コストの確定除去でゲームから除外なら悪くない。


 その他改良するとすれば、【無限凍結】は使いにくければ青黒のユニットに組み替えてもよいかもしれません。
 今週末発売の「敵陣を貫く疾風」では、新しい合成ユニットも含めて多色カードが新たに収録されます。それを待って強化したり、新たな多色単デッキを組んで見たいところですね。



 といった感じで、駆け足で多色単デッキの特徴と実際の構築デッキとを紹介しましたがいかがだったでしょうか。
 多色単って最初に聞いたときはあり得ないだろうと思っていましたが、実際に組んで遊んでみると構築のアイデアもこっこっと浮かんでくるし、使っていておもしろかったです。レンジャーズバトルに参加しようと考えている方もそうでない方も、是非一度多色単デッキを試してみませんか? 




★イベント大会への誘い

 「レンジャーズバトル」のようなチーム戦はディメンション・ゼロでは馴染みが少なく尻込みする方もいらっしゃる方もおられるかもしれませんが、チーム戦はいつものシングルの大会とはまた違った楽しさ・面白さがあります。とりわけ、レンジャーズバトルは5人チーム戦と限定構築戦の両方の面白さを持った大会。お近くの方は是非参加してみませんか?
 もしメンバーが足りなければ、「チームが足りない!助けてくれ!」と、これをきっかけに友達を新たにディメンション・ゼロに誘ってもよいし(無理強いはいけませんよ)、現地でディメンション・ゼロプレイヤーを見つけたら、「頼む!俺たちに力を貸してくれ!」と誘ってもよいかもしれませんね(くれぐれも無理強いはしないように)。

●BCCにてレンジャーズバトル開催!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#032401


 さて、当日BCCでは、「レンジャーズバトル」の他にもう一つディメンション・ゼロの限定大会があります。その名はゼロカード戦「勝利を祝福するホリプパ争奪編」!!
 新しい大会形式「ゼロカード戦」。勝つごとにゼロカードを呼ばれるカード(今回は「勝利を祝福する者ホリプパ」)をゲット!即座にデッキに投入していき、勝てば勝つほどムラナコ先生の書き下ろしホリプパの笑顔に囲まれながら厳しい戦いに身を投じることになるという!?
かつてない“ディメンション・ウォー”が君を待っている。

●BCCにてゼロカード戦始動!!
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#041401




★4月27日(日)はオープングランプリ高松だ!
 オープングランプリは予選なしで参加できる賞金制大会。そう、当日に思い立ってデッキ(と筆記用具・身分証明書)を持って会場にいけばいきなり参加可能! 参加費無料、一日いろんな人とディメンション・ゼロで戦えて参加賞ももらえて、更に賞金ゲットのチャンスまであるというイベント。ぜひ奮って参加しましょう!
 なお、使用するデッキ等について、次の点に注意してください。

 ・「敵陣を貫く風」のカードは使用できません。
 ・今回は公式発表により最新のシーズン制限は適用されないので、【ニトロ・カタパルト】【レディ・ララバイ】は3枚までデッキに投入できます。
 ・2本制なので、マリガン(一本制である後攻の引きなおし)はありません。2本目は、1本目で敗北した側が先攻後攻を決定します。
 ・1デッキ・サイドボード制なので、2本目ではサイドボードのカードと入れ替えて戦うことができます。

 サイドボードについては以前記事をこともあるので、よろしければご参照ください。
●参考:平成19年11月21日記事サイドボーディング方法論~基となる考え方~

 その他の日時・会場等、開催概要等は下記オフィシャルサイトの案内をご覧ください。

●オープングランプリ高松開催概要(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://www.dimension-zero.com/dpa/koushiki/open_takamatsu.html

 ちなみに、私、千里夜行は当日ジャッジスタッフとして参加予定です。皆さんのご参加お待ちしております。

★今週のD-0サイト(記事)紹介

●赤暴走(のんびりとD-0ブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/kamisatotakasuke/41801909.html
 山田式赤単の山田氏による赤の暴走ユニットの考察記事。
(管理人注:山田式赤単は、GP8でベスト8入り三輪氏使用赤単デッキの通称。制作者山田氏の名前からつけられている)



 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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3rd限定、予選優勝青緑デッキと、赤単・青黒進撃、3デッキ一挙紹介!

2008-04-16 | サード限定
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
現在グランプリ-9-予選シーズン真っ最中 。新エキスパンション「敵陣を貫く風」の情報も出始めている中ですが、グランプリ本戦参加を目指すプレイヤーの方は限られたチャンスをつかむべく切磋琢磨していることでしょう。
通常構築戦は引き続き来月も行われますが、サードセンチュリー限定構築戦の予選大会は今週末が最後ですね。
 予選の詳しい概要・日程などは公式サイトをご参照ください。

●グランプリ案内ページ(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/grandprix/top.html


 さて、今回は、現環境最後の3rdセンチュリー限定構築デッキの紹介。
 先日、私が予選大会で優勝した時に使用した青緑の中立ゾーンデッキを中心に、それに平行して作成していたデッキを紹介したいと思います。


★予選優勝デッキ「青緑中立ゾーンデッキ」
●デッキレシピ

千里夜行の青緑「非武装中立ビート」
(青の大陸×25、緑の大陸×15・・・ユニット×26、ベース×3、ストラテジー×11)

3*【濃霧の魔氷フォッグ】(Ⅰ-1、Ⅲ-1)
3*【エンターテイナー・スピリット】(Ⅱ-1、Ⅲ-1)
3*【シーホースルドルフ】(Ⅰ-1、Ⅲ-1)
3*【ローグ・ロングホーンビートル】(Ⅲ-2)
2*【サンダーコブラ】(Ⅲ-1)
3*【非武装中立ゾーン】(Ⅲ-1)
3*【メディア征服作戦】(Ⅲ-1)
3*【ヒーロー征服作戦】(Ⅲ-1)
2*【パラドクス・ストーム】(Ⅰ-1、Ⅲ-1)

3*【象砲手バルカン】(Ⅰ-1、Ⅱ-1、Ⅲ-1)
1*【妖魔の詩人】(Ⅲ-2)
3*【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】(Ⅰ-2、Ⅲ-1)
3*【女豹ダンサー・クロー】(Ⅲ-2)
2*【大巨人ジュピターイーター】(Ⅲ-1)
3*【強制的な進化】(Ⅲ-1)


 前環境でも使用した【非武装中立ゾーン】入り青緑デッキです。(参考:2008年1月16日記事3rd限定構築「青緑ゾーン」解説
 基本戦略はほとんど同じものの、「戦士達の共鳴」カードが入り、ユニットが増えたりストラテジーが変わったりと構成を変えています。新しく加わったカードをピックアップしてみましょう。
 【ローグ・ロングホーンビートル】【妖魔の詩人】は強力なビートダウンユニットとして存分に働いてくれます。先にスマッシュを与えに行ければ7500ユニットとして中央を陣取ってくれます。また、赤緑デッキが相手だと相手が先に自分でスマッシュを受けることも多いのでかみ合う場面は多いでしょう。また、数が少ないとはいえ合成に対抗できるのもうれしい。
 【女豹ダンサークロー】はアタック要員でありますが、このデッキでは迎撃に使うことも多い。なぜなら、手札を減らさずに相手を迎撃できるからです。その一点だけでも他の5コストユニットに多く勝ります。共鳴でのコスト軽減による展開力アップももちろん強力。

 【サンダーコブラ】は奇襲カードとして投入。【非武装中立ゾーン】上に【サンダーコブラ】の能力で自軍エリアのユニットをおいていきなり奇襲や、相手の迎撃を回避したりなど。
 【世界征服作戦】ではなく【パラドクス・ストーム】なのは、相手も大量のユニットを並べることが多く盤面が混戦になるならこちらの方が強いだろうことと、同じトリックカードならばクイックで使えた方が良いだろうということでこちらにしました。
 なお、【益々繁盛】は使用して強いタイミングが少なく感じたのでユニットに変更しました。プランからのユニット展開と【メディア征服作戦】で手札のアドバンテ-ジは十分に思います。

●デッキの動きの簡単な解説
 4ターン目に入るまではプラン作成・更新で手札調整し、4ターン目には【非武装中立ゾーン】をセット! 次ターンから、中立ゾーンでユニットをどんどん中央に放り込んで押し切って勝つ!
・・・なのですが、前環境以上にパワーアップしているビートダウンデッキに対してそのような悠長な戦略だけでは非常に厳しい。
 ですので、序盤~中盤は3~4コストのユニットを中心にビートダウンを仕掛けるのが上策でしょう。【エンターテイナー・スピリット】や【象砲手バルカン】【ローグ・ロングホーンビートル】などコストパフォーマンスに優れたユニットが多数投入されています。
 相手に先手を取られて攻め込まれた場合は【濃霧の魔氷フォッグ】や【ヒーロー征服作戦】を中心に丁寧に迎撃しつつ、反撃の機会を伺いましょう。
 具体的には、相手ユニットを倒したり手札に返しながら、自分のユニットを中央エリアへ進ませて反撃のスマッシュを与えに行かなければなりません。その中で隙あらば【非武装中立ゾーン】をセット、そのラインを“くさび”にして攻撃に転じられればなお良しです。このあたりの攻防は非常にデリケートで、負けない程度に守りつつもタイミングを逃さず反撃していかないとゲーム終盤で攻めきれない場面が発生しかねませんから注意が必要です。

 その他、実際に運用する点での注意点としては、【非武装中立ゾーン】にこだわりすぎないことです。デッキのテーマの一つであり強力な切り札カード。ですが、それだけでは勝てません。盤面での陣取り合戦を制するための選択肢の一つとして考えるべきです。例えば、相手が中立ゾーンを意識しすぎて無理な動き(強引に中立ゾーンのスクエアにユニットを動かしたり)などしてくるようなら、逆に中立ゾーンのライン以外からユニットを進軍させていく手だってあるのですから。


●予選大会簡易レポ
 参加者4名の総当たり戦でした。
第一回戦:赤緑ビート・フェアリーコロボックル合成入り
 序盤は【変炎獣ゲルハーピー】を中心にユニットをガンガン展開されるが、【濃霧の魔氷フォッグ】や【ヒーロー征服作戦】で除去しつつこちらの【象砲手バルカン】のみがこつこつとスマッシュを重ねる。
 対抗手段(たぶん【エックスデイ・ドラゴン】)を探しに相手がプラン更新を連打。途中プランから現れた【変身の魔法】を使ってきたので、スタックして【妖魔の詩人】をプレイ。【ファンシーカット・ムーンストーン】が登場したものの、相手のエネルギーは3のみとなり、投了された。

第二回戦:青単色共鳴入りビート
 【エビパンピー】や【アングリー・アント】まで入った軽量仕様で分は良くない。
 案の定【エビパンピー】や【アングリー・アント】から先んじてビートされ始める。こちらは【エンターテイナー・スピリット】で殴り返すが相手の【濃霧の魔氷フォッグ】で除去される。次々と現れる相手ユニットの迎撃に追われる中、隙を見て【非武装中立ゾーン】を設置するも、相手の【ヒーロー征服作戦】で手札に返されて攻めあぐねる。そんな攻防を2回くらい繰り返したところで時間切れ引き分け。

第三回戦:赤単色ビート
 軽量ビートを基本としながら、【バーニング・スナイパー】や【魔甲ドーザー土竜】などの共鳴ユニットや【エックスデイ・ドラゴン】も組み込んでいる。
 2回戦同様先に攻め込まれるが、【象砲手バルカン】が相手エリアまで進んで蹂躙。後続のユニットも展開してうまく攻めのリズムを得る。終盤、相手が一か八か速攻ユニットで攻めてくるも、【サンダーコブラ】で【エンターテイナー・スピリット】を動かして旨く迎撃しつつ足りない移動コスト(青エネルギーが足りなかった)をまかない、返しのターンに7点目を与えて勝利。

 というわけで、2勝1分けで優勝しました。
青緑の色の関係上エネルギーを加速ができて尚かつ【濃霧の魔氷フォッグ】や【ヒーロー征服作戦】のおかげでパワーに関係なくほとんどのカードに対抗できることから青緑デッキを選択したわけですが。
 反面、突出したパワーのないデッキであるため、勝つ場合もある程度相手と競っての上でになるし、相手のデッキの性質をある程度把握しないとプレイミスが発生しやすいデッキでもあります。ですから何が現れるかわからない予選大会の環境にはあまりかみ合っていないデッキだったかもしれません。
 赤緑のような爆発力や黒や赤のような強力な除去や速攻能力など、突出した長所があるデッキの方が一発勝負の予選大会では勝ちやすいかとは思います。


★速さは強さだ!赤単ビートデッキ紹介
●デッキレシピと動きの簡単な解説
千里夜行の赤単速攻ビート
(赤の大陸×40・・・ユニット×34、ベース×3、ストラテジー×2)
3*【特攻戦鬼韋駄天丸】(Ⅰ-1、Ⅱ-1、Ⅲ-1)
3*【マスター一閃ブレード】(Ⅲ-1)
3*【フ・フーンダ】(Ⅰ-4、Ⅲ-1)
3*【神秘のユニコーン】(Ⅲ-2)
3*【弧状の魔炎アーク】(Ⅲ-2)
3*【魂の刃マキリ】(Ⅲ-1)
3*【強襲のリンクス】(Ⅲ-2)
3*【ガラン・ゴロン】(Ⅲ-2)
3*【陽紅の魔炎プロミネンス】(Ⅲ-2)
3*【爆砕の魔炎バーン】(Ⅰ-2、Ⅱ-1、Ⅲ-1)
3*【エックスデイ・ドラゴン】(Ⅲ-1)
2*【魔甲ドーザー土竜】(Ⅲ-2)

3*【灼熱のコルドロン】(Ⅲ-2)

2*【誇りある反乱者】

 Ⅲ-2「戦士達の共鳴」いよって、サードセンチュリーの赤の大陸は本当に強化されました。それを反映するように、今回の赤単デッキのほとんどがⅢ-2のカードが採用されています。
 デッキの基本戦略は速攻です。
 【特攻戦鬼韋駄天丸】【マスター一閃ブレード】の1コストユニット6枚を中心に1ターン目からユニットをどんどん並べて相手にスマッシュを惜しみなく与えていきます。
順調にスマッシュを与えていけば中盤は【ガラン・ゴロン】や、共鳴でわずか4コストで現れる【魔甲ドーザー土竜】が後攻めをしてくれます。そして終盤は数々の速攻ユニットや【誇りある反乱者】でとどめを刺しに行く。実にいたってシンプルな戦略です。

●注目カード達
【特攻戦鬼韋駄天丸】【マスター一閃ブレード】
 地味ながら1コスト1スマッシュユニットは攻撃速度を跳ね上げてくれます。相手に1コストユニットの恐ろしさを見せつけてやりましょう。

【強襲のリンクス】
 速攻ならずとも、赤のビートダウンにはほぼ必ず入っている必殺カード。こいつが待機している限り、相手は「隙を見せる=死」に直結する。1ターンに4スマッシュ程度は朝飯前。【誇りある反乱者】も同様の理由で切り札となる。

【陽紅の魔炎プロミネンス】
 相手にするとよくわかるのだけど、迎撃したのに速攻デッキに速攻ユニットを手札に補充されるって本当に恐ろしい事です。

【エックスデイ・ドラゴン】
 奇襲により主導権を取るためのカード。
 速攻デッキが勝利をつかみ損ねるよくあるケースの一つは、4コスト程度の相手ユニットに盤面を制圧されること。そこで【エックスデイ・ドラゴン】が飛び出せば、相手ユニットを一掃し、さらに軽量ユニット相手だと思いこんでいた相手は慌てること請け合い。



★大進撃!? 青黒進撃ビートデッキ紹介
●デッキレシピと動きの簡単な解説
千里夜行の青黒進撃ビート「シンパシーパレード」
(黒の大陸×22・・・ユニット×27、ストラテジー×13)
3*【レディ・ディープ】(Ⅲ-1)<進撃>
3*【イビルアイ・アサルト】(Ⅲ-1)<進撃>
3*【断筆のペン】(Ⅲ-2)<進撃>
3*【ハウス・オブ・メイズ】(Ⅲ-1)<進撃>
3*【イビルアイ・クライマー】(Ⅲ-2)
3*【レディ・ベーゼ】(Ⅲ-1)<進撃>
3*【懲罰の魔煙パニッシュ】(Ⅲ-2)

1*【恐怖政治】(Ⅲ-2)

3*【ディレクター・スピリット】(Ⅲ-2)<進撃>
3*【マリントップガン】(Ⅲ-2)

3*【メディア征服作戦】(Ⅲ-1)
3*【電脳世界の冒険】(Ⅲ-2)
3*【ヒーロー征服作戦】(Ⅲ-2)
3*【悪の枢軸】(Ⅲ-2)

 
 進撃をテーマに作成したデッキで、なかなかにあなどれない制圧力を持ちます。
進撃デッキが機能しにくいといわれる原因の一つは、デッキの中に軽目のコストの進撃を持つユニットが少なすぎることです。そこで、コスト軽目の進撃ユニットを多数持つ黒を中心に、進撃デッキのキーとなる【イビルアイ・クライマー】【マリントップガン】といった共鳴ユニットを手札に加える【電脳世界の冒険】を使える青を組み合わせました。
 実際のデッキの動きとしては、次のとおり。
1. 進撃ユニットを展開する
2. 【イビルアイ・クライマー】【マリントップガン】を展開して彼らを強化する
3. ビートダウン+進撃して相手を圧殺!

 このデッキの大きな強みは【イビルアイ・クライマー】【マリントップガン】で進撃ユニットすべてを強化できる点です。それにより、ほとんどのデッキをパワーで圧倒できます。また、相手がユニットを並べてきても進撃効果で排除していくこともできるので、いちど展開していまえば盤上を支配できるでしょう。
 ただ、展開までの時間が若干必要なので、それまでに致死スマッシュを食らわないようにする必要があります。【恐怖政治】【悪の枢軸】や【ヒーロー征服作戦】での排除、また、【懲罰の魔煙パニッシュ】で手札を減らさずに迎撃するなどしましょう。 場合によっては【断筆のペン】の連続進撃での除去も有効です。
 
 実際にデッキを動かす際注意されたいのは、進撃そのものにこだわりすぎないこと。進撃・共鳴ユニットを中心にしたシナジーがこのデッキの強さなので、進撃しなくても勝てているなら無理にコストを払って進撃移動しない方が良いということです。
 その他、もしデッキに迎撃手段が不足している(相手に攻めきられやすい)と感じたら、【濃霧の魔氷フォッグ】を加えるのも良いと思われます。
 

●注目カード達
【断筆のペン】
 進撃するとそのターンには死んでしまうのですが、ユニット除去効果は強力。このときに【マリントップガン】がいればドローできて更においしい。

【ハウス・オブ・メイズ】【レディ・ベーゼ】
 そこそこのパワーと軽い進撃コストで中盤をカバーしてくれる。特に【レディ・ベーゼ】はわずか1コスト進撃でドローできるのが超強力! 【イビルアイ・クライマー】達の援護を受けていれば尚更のこと。

【電脳世界の冒険】
 地味だけど、必要なカードをサーチしてきてデッキを潤滑に回してくれるキーカード。特に【イビルアイ・クライマー】【マリントップガン】をドローできるかが勝率に大きく関わるので重要。手札にきても安易にエネルギーに埋めないのが吉。


★ああ、楽しき限定環境
 今シーズンの3rdセンチュリー限定予選は今週末が最後ということで、方向性の違うデッキを一挙に3つ紹介しましたがいかがだったでしょうか。
サード限定構築予選大会は今週末で最後ですが、サード限定ならではのデッキはいくつもありましょう。例えば今回紹介したような進撃デッキは、サード限定でこそ生きるデッキです。
 来週末には新エキスパンション「敵陣を貫く風」が発売ですが、それまで現環境を遊び尽くす勢いで楽しんでみませんか?

★今週のD-0サイト(記事)紹介

●グランプリ9予選(3rd限定構築戦)レポート(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd.html
 3rdセンチュリー限定構築予選大会レポート。


●第17回コラム[多色サバトコントロール]( Dimension walker
http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/017.html
「Dimension walker」の最新コラムは「多色サバトコントロール」。闘気を利用したコントロールデッキで、今後の活躍も予感のデッキタイプを解説。


●通過デッキ赤単~いつものです~(のんびりとD-0ブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/kamisatotakasuke/41669986.html
 作成者山田氏自身による山田式赤単ビート現環境対応版(GP予選通過)レシピ紹介&解説。
(注:山田式赤単は、GP8でベスト8入り三輪氏使用赤単デッキの通称。制作者山田氏の名前からつけられている)


●迷い家研究(勝利への系譜
その1>http://kuwawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_33f8.html
その2>http://kuwawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_011d.html
その3>http://kuwawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_28da.html
その4>http://kuwawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/ma.html
その5>http://kuwawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_167f.html
異端>http://kuwawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_920f.html

 オープングランプリ札幌2007優勝の家冶プロによる「赤緑迷い家ビートダウン」の考察記事。最後のはご自身でくまれたデッキの紹介。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
コメント (2)
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3rd限定構築、予選レポートに見るデッキ考察

2008-04-09 | サード限定
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
現在グランプリ-9-予選シーズン真っ只中! 各地で予選大会が盛り上がっていることと思います。
 まずは次のエキスパンション「敵陣を貫く風」発売まで、通常構築戦とサードセンチュリー限定構築戦の予選が行われています。
 予選の詳しい概要・日程などは公式サイトをご参照ください。

●グランプリ案内ページ(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/grandprix/top.html


 さて、今回は、前回に引き続き3rdセンチュリー限定構築戦のお話。
オフィシャルで紹介されている予選優勝デッキを参考に、主な活躍デッキタイプについて考察したいと思います。

★色別人気から
 
 一番人気は、下馬評通り赤緑のビートダウンデッキ。緑単色・緑タッチ青なども含めれば、緑系ビートダウンが圧倒的勢力を誇っています。次いで青黒デッキ・赤黒デッキと、強力なカードを有する大陸のデッキが人気です。
 とはいえ、その構築は様々。人気の色の組み合わせからどんなタイプがあるかピックアップしていきましょう。


★各色別のデッキタイプから

●赤緑ビートダウン
 構築戦でも人気のいわゆる「迷い家ビート」が主流。緑・赤緑の優秀ユニットを中心に【精霊の迷い家】【スカラベマスター】を組み込んだタイプです。

・ 浅原晃の「赤緑迷い家ビート」(カメレオンクラブ古淵店)
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd_18_01.html

 前回の記事(3rd限定赤緑ビート紹介)でも赤緑デッキは紹介しているので、私のデッキでは採用していなかったカードについてピックアップしてみましょう。

【弾丸小僧アルジー】
 ビートダウンできる軽量ユニットでありながら、いざとなれば仲間のパワーを上げられるナイスガイ。それがアルジーです。
ビートダウン同士の勝負になりやすいサード限定環境ではパワーをあげられるカードを投入したいのですが、その為のストラテジーを積み過ぎるとプランからの展開力が弱まってしまうというジレンマがあります。かといってベースを大量に投入してはやはり事故の元。
 そこで【弾丸小僧アルジー】の登場です。【弾丸小僧】ならばプランから出ても展開しておいて、必要に応じて後方に控えて他のユニットのサポートをしたり、自分が前進して攻め入ることもできたりと柔軟な運用が可能です。

【カリスマ】
 この共鳴を持ったバトルタイミングの除去カードは、中央・敵軍エリアへ進軍した自分のユニットへの迎撃を防ぐことができます。しかもたった3コストで! 直接ぶつけてきたユニットもそうですし、踏みつぶすために相手が自分のエリアにおいたユニットも動き出す前に葬ることができたりと、自分から攻めていくこのデッキでは活躍の場は広くあります。
 緑のカードが多数を占めるデッキだと【せめて悪夢を見ないように】の方が使いやすいと思うので、自分のデッキに合う方を選ぶと良いでしょう。

【女豹ダンサークロー】
 共鳴コストわずか3で展開できる大型ユニット。墓地に送られてもあらたな【ダンサ-クロー】をデッキから引っ張ってきて攻め手を補充してくれるので便利。緑の5コストユニットは優秀な奴が多いので、どれを使うか迷うのですが、彼は最有力候補の1枚でしょう。


 
・ 古屋俊樹の「赤緑フェアリー・コロボックル」(おもちゃのイチノセ)
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd_20_02.html
 サードでカードが限定されているとはいえ、フェアリー・コロボックル合成の爆発力は侮れません。
 古屋俊樹さんのデッキではフェアリー/コロボックル以外に、合成によるエネルギー加速を生かす方向性として、【エックスデイ・ドラゴン】【ファイアストーム・ドラゴン】【妖精竜マンゴスティン】といった大型ユニットを多数搭載しています。
 また、早いターンで合成できなくても【小妖精の花園】のサポートを得た各フェアリー/コロボックルのビートダウンが強力なのも見逃せません。


・ 小林公人の「赤タッチ緑ビートダウンwithゲルボックル」(イエローサブマリン 丸井柏店 )
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd_19_01.html
 こちらは同じ赤緑という組み合わせですが、赤の軽コストユニットを中心にした速攻のビートダウンデッキです。他のビートダウンにまともにパワーでぶつかり合わず、スピードで勝負に持って行くのも有効な対抗手段の一つ。【変炎獣ゲルボックル】の合成要素も組み込んでいるのも特徴です。




●青黒ビートダウン
・ 下山陽平の青黒ビートダウン(カードキングダム秋葉原店)
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd_17_04.html

 オープングランプリ仙台優勝の下山プロによる青黒デッキは、パフォーマンスに優れた優秀なユニット群を黒と青の【コルドロン】と除去カードでサポートするデッキ。
 相手の動きに合わせてビートダウンとコントロールの動きをシフトチェンジするデッキのようです。
ビートダウンしている時でも、合計5枚投入された【コルドロン】による移動サポートがあるため、相手への迎撃・反撃への対処や、自分の次の行動も取りやすいのも特徴でしょう。
 また、堕天使と時計、それぞれ合成による爆発要素も入った欲張り仕様でもあります。


・ 土井典明の青黒時計合成コントロール(ドラゴン・テイル)
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd_25_01.html

 除去に優れたカードを大量に搭載したコントロールに比重を置いたデッキ。フィニッシュカードとして【凍える時のアイスクロック】が搭載されています。【アイスクロック】自身のパワーもさることながら、その特殊能力による手札補充は強力! 一度稼働を始めたら圧倒的なアドバンテージで勝利をつかみ取りに行きます。



●赤黒コントロールデッキ
・  徳永博司の赤黒コントロールデッキ(イエローサブマリン マジッカーズ福岡店)
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd_42_01.html
赤黒のサラマンダー/ドールを中心に、除去に優れたカードを多い目に組み込んだデッキ。だが、【秘密本部基地】によるサポートによるサラマンダー/ドールによるビートダウンは強力。また、【ダイディーバ】などの特殊能力の効果もUPしてくれる、デッキのキーカードです。
 また、【エックスデイ・ドラゴン】はサード限定環境最強にして唯一のリセットカード。【ダイディーバ】などのカードと組み合わせればどんなユニットでも一掃してしまうでしょう。



★まずは実際に動かしてみよう

 といった感じで、今回は予選優勝デッキからいくつかの主立ったデッキを紹介しましたがいかがだったでしょうか? サード限定構築以外ではほとんどみられないカードなども使われていたりして、いつも遊んでいる構築戦とはひと味違った感じを受けられるのではないでしょうか。
 メタゲーム的には、緑赤ビートダウンデッキのパワーとスピードが一歩ぬきんでていて、それを押さえ込む前提の青黒や赤黒、または同型に対応する手段を搭載した変形緑赤ビートが対抗として活躍しているといったところでしょうか。
 予選レポートなどデッキレシピに目を通すだけでなく、強そうだったり面白そうなデッキだな、と感じたものがあれば是非一度実際に対戦で使って遊んでみてほしいと思います。ただ見ていただけよりもきっとおもしろいと思いますよ。


★今週のD-0サイト(記事)紹介

●グランプリ9予選(3rd限定構築戦)レポート(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd.html
 3rdセンチュリー予選レポートがあがっています。今回紹介したデッキ意外も興味深いデッキがUPされています。是非チェックしてみてください。


・青黒 非武装堕天使(とりあえずやってみた)
http://bonga-bonga.cocolog-nifty.com/bonga/2008/04/post_a65f.html
大阪のボンガマスターShun氏のブログ。
3rd限定構築、青黒【非武装中立ゾーン】入り堕天使デッキ紹介。


・赤緑無限オンドゥル(とりあえずやってみた)
http://bonga-bonga.cocolog-nifty.com/bonga/2008/04/rd_36d5.html
3rd限定構築、赤緑【オーンドゥール】無限コンボデッキ紹介。


・赤緑迷い家ビート3rd限定(とりあえずやってみた)
http://bonga-bonga.cocolog-nifty.com/bonga/2008/04/rd_dada.html
3rd限定構築、赤緑迷い家ビート(ゲルボックル入り)デッキ紹介。


・白緑カエルの時代(とりあえずやってみた)
http://bonga-bonga.cocolog-nifty.com/bonga/2008/04/post_4fa4.html
 3rd限定構築、白緑カエルデッキ紹介。
(補足)
 エイプリルフールネタとして書かれたそうですが・・・実際に使ってみるとそうは思えない、なかなかの強さです。
 実際にカエルを展開し、コーラスナイトなどのプランゾーン効果が発揮されると、とんでもない制圧力を誇ります。パワーに優れた緑デッキなどでも少しでも出遅れると盤面を制圧され、そのまま押し込まれることも少なくありません。
 実際に使った感じではコンボ重視のピーキーな構築に感じたので、【コメットペガサス】などを他のフロッグナイトや【バラの香り】などに変えると扱いやすくなるかと思います。



・四代九州最強決定戦 大会概要(九州ディメンション・ゼロ コミュニティ)
http://9union.web.fc2.com/ive/4_0.html
 今週末4月13日開催、第4回目となる九州最強決定戦の概要。
 ゲストGP1チャンプTAKUYA氏のエキシビジョンマッチをはじめ、サイドイベントも有り、力入ったイベントです。九州のプレイヤーの方は是非!


  
 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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3rd限定のおはなし、赤緑ビートダウンデッキ紹介

2008-04-02 | サード限定
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 いよいよ先週末から始まったグランプリ-9-予選。まずは次のエキスパンション「敵陣を貫く風」発売まで、通常構築戦とサードセンチュリー限定構築戦の予選が行われています。
 予選の詳しい概要・日程などは公式サイトをご参照ください。

●グランプリ案内ページ(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/grandprix/top.html


 現在の予選シーズン前半はさきほど述べたとおり構築戦と3rdセンチュリー限定構築戦が行われているわけで、3rdセンチュリー限定構築戦のデッキについてお話したいと思います。


★Ⅲ-2の3rd限定環境
 
 構築戦との大きな違い等は以前の記事「サードセンチュリー限定構築への誘い」も目を通してみてもらえればと思います。
 やはり「プランジャーの不在」と構築戦で幅をきかせている【流氷の大陸】や【深淵竜エメラルドティアー】などのコンボ・コントロール向けカードの不在が大きく、ビートダウンデッキが大きな勢力を誇ります。Ⅲ-1やⅢ-2「戦士達の共鳴」で登場した「進撃」「共鳴」ユニットなどが活躍しやすい環境なのもそれを後押しするでしょう。

 その中で本命デッキの一つといわれているのが、赤緑のビートダウンです。
 【兎娘キューティ・バニー】と【変炎獣ゲルハーピー】【象砲手バルカン】のエネルギー加速を中心に緑の優秀なユニットで盤面を制圧していくタイプを基本としながら、フェアリー・コロボックルの合成デッキ、赤のユニットを中心に速攻風デッキに組むなど、様々なバリエーションも存在します。

 今回は、私が今使っている赤緑ビートダウンデッキを紹介したいと思います。

千里夜行の3rd限定構築
赤緑「迷い家ビート」

(緑の大陸×26、赤の大陸×5、赤緑×9
ユニット×29、ベース×3、ストラテジー×8)

3*【スカラベマスター】(Ⅲ-1)
3*【兎娘キューティ・バニー】(Ⅰ-1,Ⅱ-1,Ⅲ-1)
2*【カオスビースト・ヒポグリフ】(Ⅲ-2)
3*【象砲手バルカン】(Ⅰ-1,Ⅱ-1,Ⅲ-1)
3*【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】(Ⅰ-2,Ⅲ-1)
3*【朝露を飲むフェアリー】(Ⅲ-2)

3*【精霊の迷い家】(Ⅲ-1)

3*【強制された進化】(Ⅲ-1)
3*【大地の歌】(Ⅲ-1)

3*【爆砕の魔炎バーン】(Ⅰ-2,Ⅱ-1,Ⅲ-1)

2*【誇りある反乱者】(Ⅲ-2)

3*【変炎獣ゲルハーピー】(Ⅲ-2)
3*【ファンシーカット・アメジスト】(Ⅲ-1)
3*【ファンシーカット・オパール】(Ⅲ-1)


 ★デッキの使い方の簡単な解説
 【兎娘キューティ・バニー】と【変炎獣ゲルハーピー】によるエネルギー加速を軸にプランからどんどんユニットを展開し、相手をビートダウン! 【精霊の迷い家】の援護を受けながら、【象砲手バルカン】や【蜘蛛の巣をまとうフェアリー】がエネルギー加速とアタッカーを兼任し相手をさらにプッシュします。相手が対処しかねたらそのまま押し切るもよし、プランから【爆砕の魔炎バーン】でとどめを刺すもよし、【誇りある反乱者】でユニットをリリース&進撃でアタックしてもよしと、序盤から終盤まで相手を攻めきる仕様になっています。


 序盤の動きの理想は、2ターン目の手札から【兎娘キューティ・バニー】か【変炎獣ゲルハーピー】をプレイしてスマッシュを受けて使えるエネルギーを増やしておくことです。もし手札になければ、プランを作成・更新して次ターン以降の為に彼らか【象砲手バルカン】を探しましょう。
 3~4ターン目にはバルカンを使用し、さらに使えるエネルギーを増やし、次のターン以降は増やしたスマッシュエネルギーでプランからユニット展開しつつ、並べたユニットを中央エリアに進軍させて物量にまかせてガンガン攻め込んでいきましょう。
 相手のユニットに迎撃されそうになったら、可能な場合は手札から【大地の歌】や【精霊の迷い家】を使って返り討ちにしてやります。【精霊の迷い家】はプランから見えたりなどあらかじめプレイしておいてもかまいません。その場合は、そのラインからどんどんユニットを送り込んで攻め込んでいきます。
 そのまま押し切れなかったとしても、相手がこちらのユニットに対応できた頃には、相手に大量のスマッシュを与えているはずです。そうなえrば最後はプランゾーンから【爆砕の魔炎バーン】をプレイし攻め込んだり、【誇りある反乱者】でプレイしたユニットをいきなりリリースさせて攻め込むなど、最後の一押しをしてやりましょう。その為、【誇りある反乱者】は1枚は最後まで手札においておきたいカードです。
 また、【強制された進化】【大地の歌】などもその場では使わなくても中盤以降役に立つカードなので、できるなら手札に持っておきたいカードであります。(他のカードを優先して持ちたいときは仕方がない場合もあります)


 基本形は前環境で組んだものとほぼ同じなのですが、Ⅲ-2で加わった【変炎獣ゲルハーピー】と【朝露を飲むフェアリー】が強力! 
 【変炎獣ゲルハーピー】はこのデッキでは【兎娘キューティ・バニー】のほぼ上位互換として働いてくれます。プランから展開してもスマッシュを受けるのは終盤以外ではメリットとして機能し、ユニットの高速展開を後押ししてくれます。
  【朝露を飲むフェアリー】はパワーそこそこながら非常に攻撃的。他のユニットの移動コストを軽くしたり(緑1コストで歩く【象砲手バルカン】を考えてみよ!)、ほかに赤のユニットがいればスマッシュが2のフィニッシャーになったりと、戦術に幅を与えてくれるでしょう。また、環境的に対ビートダウンカードとして【夢見る人形エリザベス】【濃霧の魔氷フォッグ】がよく採用されますが、5コストユニットなので彼らの影響を受けない点も見逃せません。

 という感じで、3rd構築の赤緑デッキをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。今回は採用していませんが、【妖魔の詩人】【女豹ダンサークロー】といったビートダウン向けのユニットや、【変炎獣ゲルボックル】を【変幻獣バブルチャイルド】と併せて採用し合成要素を加えてみたりと、様々な構築も考えられますから、自分に合った構築をいろいろ試すのも良いですね。
 3rd限定構築の予選を戦うなら、自分が使う場合でも仮想敵としても、赤緑デッキを一度試してみることをおすすめします。



★今週のD-0サイト(記事)紹介

●グランプリ9予選(3rd限定構築戦)レポート(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_3rd.html
 ちょうどこの記事を更新している今日、3rdセンチュリー予選レポートがあがりました。 赤緑が多いと思いきや様々なデッキは勝ち上がっているので、是非参照してみてください。


・『鬼哭神機ザガリオン』なんて飾りなのです←結論(九州ディメンション・ゼロ コミュニティーズ)
http://9union.web.fc2.com/col/vrc_003.html
第3回九州最強決定戦優勝、Varon氏のコラム。3rd限定赤黒コントロールデッキ紹介。


・「権利獲得しました」(流星、夜を切り裂いてb)
http://blue.ap.teacup.com/izumo/216.html
イエローサブマリン京都店サード構築予選全勝、赤緑迷い家ビートダウンデッキ。



・ひげぶちょうの山田式赤単講座【其の2】(将軍の歓楽街)
http://happy.ap.teacup.com/syougun/289.html
グランプリ8で只一人ベスト8に入賞した赤単色ビートダウンの解説記事、その2。


  
 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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