メンバー T田、S上、S木 他 救助隊の方々 場所 鬼ヶ鼻
県連の救助訓練を行った。
内容は以下の3つ。
①地図アプリを使った捜索
②担架による救助者搬出
③崖下で発見された救助者の引き上げ
ヒトココ(Authentic Japan)の遭難者探索機、Google Map、Yamap等を活用し、
捜索を行った。
Google Mapに表示された遭難者の場所を基に捜索が開始。
表示場所は、鬼ヶ鼻~金山の尾根筋から30m程南へ下った斜面上。
捜索者は、ヒトココの反応を頼りにして遭難者を発見できた。
電波域の範囲内であったことから捜索は容易だったと思う。
だが実際は訓練と違う。理屈では説明できない行動を遭難者がとる事も。
警視庁が発表している夏季遭難者の情報(令和5年)によると
1位が「転倒(23.5%、190人)、2位が「道迷い(22.2%、180人)であった。
道迷いの場合、よく言われているのは、
下山したい一心から「誤った谷筋を降りてしまうこと」
大切なのは
そうした人の行動特性を考慮した捜索と、
案外想定を行わず、固定観念を捨て、しらみ潰しに探すことでは?
―そんなことを思った。
引き上げは思った通り、なかなか難儀だった。
救助者の位置が、乗り出した崖上になっているため、
引き上がる担架が引っ掛かってしまう。
そのため向きを変える補助として、私が担架と一緒に吊るされることに。
引き上げるロープをつなぐリギングプレートに自己確保を行う。
そこで失敗をしてしまった。
自己確保のスリングが短すぎて、担架と体が密着状態。
補助ができず、私はただの分銅となった!