腹痛から得られる人生の教訓

2005-01-24 20:38:54 | Weblog
過敏性大腸炎の気があるのか、時と場所を選ばす、マッ
ハの速度で下痢をする。

先般社内規程の変更に伴い、現業所を回っていちいち説明
会を開催したのだが、ある現業所で規程の変更点を説明し
ていた最中、いきなり津波のような腹痛が襲った。それま
で偽善的な微笑を浮かべ、「たしかに現場さんのおっしゃ
ることももっともですねぇ」的な対応をねっとりとしていた
オッサンの眉間に、突然深いシワが刻まれる。で、声はふる
え早口になり、全身からジットリとイヤな汗が吹き出してく
る。

「・・では以上で説明は終わりです。質問については後でお
受けします」と言うや否や、脱兎の如く手洗いに向かって突
進していくハゲのオッサン。現業所の皆様がなにを思ったの
かは、神のみぞ知る。少なくとも私は知りたいとは思わない。

下痢常習者にとって、「今ここで腹痛が襲ってきたらどうし
よう」というのは、常に頭の片隅に存在する切実な思いであ
る。床屋で髭を剃られている最中、もし怒濤の如き腹痛が襲
ってきたなら。笑い事ではない。命にもかかわる大きな問題
なのだ。

従って我らが下痢常習者(ゲリラー)は、外出の際、常に手
洗いの位置を気にしつつ行動せざるをえない。しかも公衆手
洗というのは、場所によっては「使用しているだけでみじめ
になる」環境のものも多々あるため、「快適かつ空いている」
手洗いについて熟知する必要も生じる。自然、「お気に入り
の手洗」というものができ、そこをしばしば利用することとな
る。だから予告もなしにその「お気に入り」が閉鎖、あるいは
移動されたりするとえらいことになる。

 現在、八王子駅の男子手洗が工事により移動されているので
あるが、場所が改札そばから中央線ホームの端へという、大幅
な移動。しかも昨日までの男子手洗が、一夜明けると女性用に
なっているというイリュージョン。痛む腹を抱えたまま呆然と
立ちつくし、神を呪う男が何人も出るであろうことは、想像に
難くない。こういう工事の設計を平然と為す人間は、下痢常習
者たちが革命を起こした暁に、真っ先に処断されるべき人間で
あろう。

上記の事実から、どのような教訓を導き出すべきなのか。「ひと
つのものを愛しすぎると、裏切られた時に窮地に立つ」「健康な
人間には下痢常習者の気持ちはわからない」等、さまざまなもの
が思いつくが。

やはり、「腹具合がアレな時は、食い過ぎに注意」に勝るものは
ない。



2 コメント

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Unknown (おろちょん)
2005-01-25 10:57:34
そんなあなたに「ストッパ」を。

水のいらないチュアブルタイプの飲み薬。

私は使ったことないですが、同じく大腸過敏症なため、常時持ち歩いております。
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Unknown (もと743)
2005-01-25 20:55:28
ありがとうごさいます。

それで腹痛対策も万全でしょうか。

こないだキャバクラでねーちゃんと

話している途中に催しました。



洋式便器に座りながら「一分あたり

の料金ていくらになるんだろう」と、

頭の中で必死に暗算していたわたし。





・・死にたくなりました
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