冬の沖縄一人旅(13)

今日のお目当て「八合一升」に移行します。那覇の名店「りょう次」で修行した兄弟が一銀通りの路地裏に開いた店で、酒、料理、店の雰囲気、店主の人柄どれをとっても素晴らしく、昨年行きずりで発見して以来、那覇で呑むならこの店と決めていた次第です。ゆったりしたカウンター席で、沖縄料理をいただくのもよし、魚介類や創作料理をいただくのもよし。今回は開店三周年ということで特別に誂えた三年古酒を振る舞っていただきました。ごちそうさまです。

★八合一升
那覇市牧志1-8-5
098-863-3201
1800PM-200AM(火休)

多良川
お通し3品
鯖刺し
鶏皮と木の子ポン酢
そーめんたしやー
〆て2760円
八合一升3年古酒(おごり)

冬の沖縄一人旅(12)

投宿して夜の街へと繰り出します。この時期でも半袖で歩ける暖かさです。まずは行きずりの酒場で呑みます。
那覇で繁華街といえばなんといっても国際通り、夜の街といえば松山ですが、その国際通りと松山を結ぶ一銀通りの周辺には、二つの繁華街の喧噪を離れて静かに呑める店が点在します。この店もその一つで、通りから少しそれた路地裏で、佐藤琢磨似の店主が夫婦でひっそりと営業しています。カウンター8席に申し訳程度のテーブル席が二つあるだけの小さな店ながら、料理のメニューが豊富で、かつ一ひねり加えられているのが秀逸です。前のオーナーが営んでいた店に居抜きで出店したためか、狭い店内と薄暗いカウンター席にほんのわずかながら閉塞感があり、一軒目というよりは二軒目以降でまったりするのに適したような雰囲気で、メニューと店の雰囲気がマッチしていないのが惜しいところではあります。呑兵衛の悲しい性で、余力のあるうちに切り上げて二軒目へ移行することになりますが、一度は腰を据えて呑みたいと思わせる優良店でした。

★旬菜処 びいどろ
那覇市牧志1-11-1
098-863-7870
1800PM-2330PM(LO)
カウンター6, テーブル2

オリオン生
お通し(ほうれん草・しめじ)
島ラッキョウwith三升漬け
味噌ラフテー
〆て2180円

冬の沖縄一人旅(11)

那覇に到着です。バスで市内へ向かいます。これで5回目の沖縄になりますが、よくよく考えるとバスに乗るのはこれが初めてです。沖縄ではどこへ行くにもレンタカーなので交通機関を利用することがほとんどありません。米国流の自動車社会とはこういうものなのでしょうか。

冬の沖縄一人旅(10)

滞在8時間で宮古島を後にして那覇へ向かいます。少しもったいないような気分…

冬の沖縄一人旅(9)

ほっともっとで焼きそばをいただきます。昨年3月に九州を訪ねて以来、実に一年数ヶ月ぶりの再会になります。この間若干のリニューアルが図られたようで、①麺をパスタに変更、②青のりがなくなり、代わりに鰹節とからしマヨネーズのトッピングを追加 という変更が加えられています。折からの原料高で材料を切り替えたといったところなのでしょうか。以前使われていた麺はおそらく特注品で、モチモチした食感とソースのからみ具合がきわめて秀逸だったのですが、パスタに切り替わったことでソースの乗りが若干悪くなり、時間が経つと滴り落ちたソースで汁っぽくなってしまうという問題点があるようです。とはいえ具だくさんなところやソースの旨味は以前と同じで一安心です。ちなみに、ほっともっとの焼きそばに対する私自身のこだわりは以前にも述べておりますのでご覧あれ。

★ほっともっと宮古下里店
宮古島市平良字下里522-2
09807-3-1164
900AM-2200PM
焼きそば弁当390円

冬の沖縄一人旅(8)

サトウキビ畑に日が落ちます。

冬の沖縄一人旅(7)

東平安名崎を風が吹き抜けます。

冬の沖縄一人旅(6)

宮古そばをいただきます。かけそばにしか見えませんが、そばの下に具が隠れているのが特徴です。

★丸吉食堂
宮古島市城辺字砂川975
0980-77-4211
1030AM-1800PM
宮古そば500円

冬の沖縄一人旅(5)

海沿いに島内を一周します。

冬の沖縄一人旅(4)

沖縄の風物詩A&Wでルートビアをいただきます。何のことかといえば「ハーブ入りの炭酸飲料」、もっと直截にいえば「ちょっと薬臭いコーラのようなもの」で、北海道の「ガラナ」に少し似ています。どちらも内地には定着しなかったという事実から分かるように、決して万人受けする味わいではありませんが、現地でしかお目にかかれないということでついいただいてしまうB級グルメの一つです。

★A&W宮古下里通り店
宮古島市平良下里571-11
0980-73-4604
900AM-2400AM

冬の沖縄一人旅(3)

赤いデミオが本日の相棒です。かつてはマツダレンタカーで散々世話になった車ですが、マイカーを持つようになってからはすっかりご無沙汰になってしまい、現行モデルに代わってからは初めての乗車となります。かつての相棒には悪いのですが、先代に比べて見た目は洗練されたものの、タコメーターがなくなったり、荷室が狭くなったりして、使い勝手は悪くなったような印象があります。ステアリングや乗り心地も軽く、悪くいえば安っぽくなったような気がします。それだけ自分の目が肥えたということでもあるのでしょうが…

冬の沖縄一人旅(2)

3時間少々のフライトで宮古島に着きました。町中のMOSに立ち寄ります。いかにも沖縄らしい建物の一角に昔ながらのMOSが店を構えています。時代の流れで昔からのMOSが次々に姿を消し、ショッピングモールの一角の無個性な店舗に取って代わられる中、これほど古典的かつ個性的な店舗が今日まで残ったのは奇蹟です。この店舗に出会えただけでも遠く離れた南の島へ飛んだ価値があるというものです(言い過ぎ？)。これからも末永く続いてほしいと思わせる名店舗です。

★モスバーガー沖縄宮古島店
宮古島市平良字西里233
0980-72-0855
900AM-100AM

冬の沖縄一人旅(1)

今年も恒例の沖縄ツアーの季節になりました。なぜこの季節外れのこの時季を選ぶかといえば「料金が安いから」というのが理由です。
沖縄の旅では普段と大きく違うことが一つあります。時間の流れが違うのです。一周してもたかだか数百km, 先を急ぐ必要もありません。特に目的地も設けず、海に入るわけでもなく、観光地を巡るわけでもなく、海沿いを適当にドライブするだけのまったりした活動になります。旅先では早朝から深夜までひたすらスケジュールを詰め込むのが私の流儀ですが、年に一度はこういう旅もいいものです。
まずは宮古島へ向かって飛びます。島内で一日過ごした後、本島へ渡って残りの二日を過ごすのが今回の旅程です。実はこれが「南西諸島4年計画」の2年目になります。昨年は石垣島、今年は宮古島と渡って、来年はマイカーで沖縄に渡ろうかと。さらに翌年は奄美大島へ渡るという算段です。旅鴉の暮らしは当分の間続くことになりそうです…