JSM9月講座
筑波宇宙センター ツアー見学
JSMの活動は毎月第3木曜日の午前中ですが、今回の宇宙センター見学は予約が午後2時からだったので、午前中につくばエキスポセンターの見学も加えました。
つくばエキスポセンター
3Dシアター「しんかい6500」、タイムマシンバス「サンクルーザー」、プラネタリウム「見上げてみよう!今日の星空~秋~」などの体験をしました。
有人潜水調査船「しんかい6500」は、人を乗せて潜る船としては世界で一番深く潜ることができます。その深さ、6,500m!富士山の高さの2倍以上です。
美しいフルCGの深海の世界を7分間で紹介しています。
太陽への旅、サンクルーザーは10分間のタイムマシンの旅。
ちょっと、いや結構ゆれます。乗り物酔いに注意!です。
ドーム直径25.6メートル、世界最大級の巨大プラネタリウムです。
星空解説番組「見上げてみよう!今日の星空~秋~」を観ました。
プラネタリウムのリクライニングシートって実に眠りを誘うに適した椅子だと思いませんでしょうか。時々ふっといい気持ちになってしまいます。
だからというわけではないのですが、何度観ても星も星座も覚えられません。
時間の都合でざっと見渡す程度にしか見学出来なかった展示室ですが、宇宙服が展示されていました。
テレビなどの映像でお馴染みのいわゆる宇宙服ですが、これは船外活動ユニット(EMU)と呼ばれる保護装置で、宇宙空間の過酷な環境(真空、高温、低温等)にさらされて船外作業をする宇宙飛行士を保護するものです。14層の生地で熱環境に対応しています。
またバッテリー、酸素、冷却水、カメラなどが装備され、重量は120キロにも及びますが、無重力の世界ではひとりで着用することが可能だそうです。
一着10億円を越えるのだそうです。
解説に当たってくれたおじさん(職員?)に、「実は午後宇宙センターの見学に行くんです」と言って別れました。
午後、筑波宇宙センターの見学です。
正門を入ってすぐの「ロケット広場」にHーⅡロケットの実機が展示されています。
50メートルもある本物のロケットです。
平日の見学コースは宇宙飛行士コース。
ビデオ上映⇒スペースドーム⇒宇宙飛行士養成エリア 所要時間75分。
展示館・スペースドームには模型あるいは実機予備の衛星やロケットが所狭しと展示されています。
(上)気象衛星「ひまわり」の1号機、現在は6号と7号の2機が運用中。
衛星を覆う黄色いシートは「サーマルブランケット」。宇宙空間の激しい温度差(-130℃~+130℃)から人工衛星を保護するための断熱材です。
写真のように両面テープで貼り付けているだけですが、宇宙空間ではがれることはないそうです。
(上)国際宇宙ステーション、「きぼう」日本実験棟実物大モデル。
(上)歴代ロケット模型1/20
この後バスで移動し、宇宙飛行士養成エリアの見学です。
ここの研究室に、1994年7月向井千秋さんとともに宇宙飛行した4匹のメダカが産卵し、ふ化した幼魚の子孫が飼育されています。「つくばのメダカ」の水槽が隣に並べられていますが、生物学的な違いはまったくないとのことでした。
見たところ、「つくばのメダカ」は元気に泳ぎ回っていて、「宇宙メダカ」の子孫たちはじっとおとなしく、ほとんど動かないでいました。
これは宇宙酔いの実験装置。
宇宙酔いの原因は未だ解明されていないそうです。
こちらはNASAの宇宙服