「祈りの幕が下りる時」東野圭吾
やっぱり、いい、加賀恭一郎。
母と子、父と子の愛情が悲しくも優しい話。
小学生で家を出て行った母親のことを恨みもせず、
きちんと理由があると考える加賀少年って、どれだけ大人なんだろう。
母親のことをきちんと理解してるのがおどろきでもあるし、悲しい。
「中学の教師が教え子と恋に落ち、やがては妻を捨て、
学校も辞めて逃避行か。あまりに浅はかだな。
そんな男のどこに惹かれたんだろう」
と、母親の好みも理解しているなんて!!!
そしてそんな教師がダメダメすぎてちょっと笑えた。
加賀恭一郎は警察官になる前に
2年間教師もしていて、ちょっとうれしかった。
加賀恭一郎が好きなのにシリーズをあまり読んでいない私。
さて、読むとするか!!!!
祈りの幕が下りる時 | |
東野圭吾 | |
講談社 |