スカパーJSATは、通信衛星「JCSAT-14」の打ち上げに成功したと発表した。
JCSAT-14は、日本時間5月6日(金)午後2時21分、米国フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地からスペースX社の「Falcon 9」ロケットによって打ち上げられ、午後2時53分に ロケットから分離した。
今後、静止軌道上での性能確認試験を経て、運用を開始する予定。
JCSAT-14は、JCSAT-2Aの後継機として打ち上げられ、カバレッジ、収容能力ともに拡充した。
Kuバンドについては、日本及びアジア・太平洋地域を中心にカバーする。Cバンドについては、高出力トランスポンダで国際回線の収容能力を大幅に増強し、アジア、オセアニアのみならず、ロシアの可視範囲全域及び太平洋島嶼国をカバーする。
なお、今回のスペースX社の「Falcon 9」ロケットは、ロケットの海上回収に成功した。これにより、ロケット再利用により、打ち上げ費用を従来の100分の1にするという同社の構想が現実味を帯びてきた。