●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●JAXA、「航空機電動化(ECLAIR)コンソーシアム」の発足

2018-07-02 11:20:18 | 飛行機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、IHI、川崎重工業、SUBARU、日立製作所、三菱重工航空エンジン、三菱電機および経済産業省との連携のもと、CO2排出などの環境負荷を抜本的に低減する航空機の電動化技術を開発するとともに、わが国の航空産業の飛躍的な拡大に向けて産業界のイニシアチブを醸成することを目的とした「航空機電動化(ECLAIR)コンソーシアム」を7月1日に発足した。

 同コンソーシアムにおいては、JAXA航空技術部門次世代航空イノベーションハブが中核となり、産学官連携のもと、世界に誇る国内の電動要素技術などを航空機技術と糾合するオープンイノベーションの手法によって、抜本的にCO2排出量の削減が可能な「エミッションフリー航空機」の実現と新規産業の創出に向けた活動を行う。

 具体的には、航空機電動化に関する将来ビジョンを策定・共有し、それに基づき技術開発を行うことにより、わが国として国際競争力のある技術の強化を目指す。

 また、今年12月頃に一般公開型の「航空機電動化オープンフォーラム(仮称)」を開催し、将来ビジョンやコンソーシアムの活動を広く紹介する予定。

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●宇宙探査●JAXAと気象庁、「空港低層風情報(ALWIN)」の実運用開始

2017-04-25 06:36:13 | 飛行機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と気象庁が共同で開発した「空港低層風情報(Airport Low-level Wind INformation=ALWIN)」の実運用が、東京国際空港(羽田)と成田国際空港で開始された。

  ALWINとは、航空機の着陸経路上における風の情報(風向・風速、ウィンドシアーや乱気流等)を提供するサービスで、現在、管制官から無線による音声通信で行われているウィンドシアー等の情報提供に比べて、風の状態変化をリアルタイムでより詳細かつ正確に把握できるため、より安全に着陸することが可能になる。

 このような風情報サービスの実運用は世界で初の事例です。

  例えば、成田国際空港では毎年100件程度の着陸復行(ゴーアラウンド)が発生し、そのうち9割程度が、ウィンドシアーや乱気流の影響と言われている。1回の着陸復行で、到着時刻が20分程度遅延する原因となる。

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●宇宙探査●JAXA、低騒音化デバイスで航空機の騒音低減効果

2016-10-14 22:45:22 | 飛行機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、実験用航空機「飛翔」のフラップと主脚に低騒音化デバイスを取り付け、機体騒音低減技術の飛行実証試験を実施した結果、いずれも騒音低減効果が認められ、特にフラップは設計で想定していた騒音低減効果を確認した。

  フラップなどの高揚力装置の騒音低減は、揚力への影響と改造の複雑さから世界的にも飛行実証をした事例はなかったが、今回、フラップの騒音低減効果について世界に先駆けて実証した。

  今回実施した試験は、予備実証試験として、初期段階の低騒音化技術の検証とともに、機体改造や飛行許可などを含む飛行実証試験のプロセスの確立を目的としており、低騒音化技術の検証、実証試験プロセスの確立ができた。

  今回の結果を踏まえて、共同研究パートナーである川崎重工業、航空宇宙カンパニー、住友精密工業、三菱航空機とも連携のうえで研究開発を推進し、次年度以降に「飛翔」および旅客機を用いた機体騒音低減技術の飛行実証を行い、機体騒音低減技術の確立に向けて取り組んで行く。

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