そもそも、蕎麦屋に惹かれたきっかけは、ある雑誌の記事だった。以前の仕事の関係で、図書館などに調べものにいく機会が多かったのだが、そこで気晴らしのつもりで手に取った雑誌の記事が運命を変えましたね
(少し誇張しすぎ)。柴田書店さんが年1回だしている「そば・うどん」という本で、大阪・大正区の「凡愚」の主人である真野さんのインタビューが載っていたのだが、今から思えば、この記事がすごく上手にまとめられていたのですよ。蕎麦は好きでよく食べていたものの、自宅で打つこと、まして打ってみたいとも思ったことはなかった。が、そんな自分もひきつける非常にいい記事でしたね。真野さんが蕎麦屋になったきっかけから始まり、「凡愚」の仕事内容、1日の流れなどを具体的に紹介、今でも手元に置き時々読み返すが、文章が上手く感心してしまう。改めて気付いたが、この記事のライターこそが、蕎麦屋への道標を示してくれたキーマンだったといえるだろう。
*えー、難波からだと近鉄で奈良駅に来てもらうのが1番わかりやすいです。5番出口を上がってすぐに、奈良女子大に向かう一方通行の細い道があるのですが、それを入っていただいて左手に紺色のテントのかかった店がうち。1分かかりません。それと、ホームページは今のところ作れません、あしからず
。メニューですが、蕎麦は二八(735円)、十割(840円)、手挽き(1050円)の3種類、あと、ぶっかけでおろし(945円)、とろろ(945円)、つけ麺で鴨汁(1260円)、素あげ野菜の天ざる(1365円)などがあります。もちろん、お酒、一品も少ないですがご用意しています。