ももんがのつぶやき

ミニチュアダックス3わんこ+居候の1わんこが家族のももんがの独り事。

むぎの再検査の再検査

2007年06月05日 05時15分28秒 | 病気,ケア
先週、再検査の結果を聞きに病院に行ったのが2日の土曜の事。
結果は思わしくなくて,凹み気味だった。

かかりつけの先生が疑っているのは、ダックスにもよく見られる先天性な奇形の門脈シャントだ。
門脈シャントは、本来肝臓に繋がっていなくてはならないシャント血管が直接、静脈に繋がってしまっていて肝臓が正常に機能しないという病気だ。
有毒なアンモニアは、腸管内で腸内細菌によって産生されて血管から吸収され肝臓に運ばれる。
肝臓はこの有毒なアンモニアを分解する。
しかし、肝臓がうまく機能していなければ、有毒なアンモニアは脳に影響して『肝性脳症』という神経症状を引き起こす。
こうなったら大変だ。
症状としたら、ふらつき、麻痺発作、よだれなど。
まともに立っている事も歩く事も困難になるようだ。
そしてこの病気の疑いがあるときはBUN(尿素窒素)の数値が低くなるそうだ。

次の日の日曜、3日の事。
ゴルの光の往診にサンタの先生が来ると聞き、むぎのデータを見て貰って見解を聞こうと思った。
ありがたい事に、サンタの先生は、今も忙しい中、時々ゴルチームの様子を見に来てくれているのだ。

朝早くにデータを見てくれた先生から『むぎのアンモニアの数値は?』と連絡があり、私は『??アンモニア??』状態だった。

先生曰く、疑いのある病気を検査するならアンモニアの数値を調べればもっとはっきりすると言うのだ。

むぎが検査&再検査をした病院では丁寧にいろんな説明はしてくれたけれど、アンモニアの数値の事は言われていなかったし、検査もしていない。

それを告げると、すぐに血液検査をしてくれると言うのでむぎを連れて行った。

午前中に血液を採取して、先生は帰って行った。

そして、午後にはその結果を連絡して来てくれた。

むぎのアンモニアの数値は97で正常値(50~70くらい)よりも確かに高かったけれど、今すぐどうのこうのと言う程、緊急を要するわけではないと言うのが先生の見解だった。
GPTも116で、参考値よりも高い事は高いけれど、初めの検査の600よりも随分低い。

門脈シャントには先天性と後天性がある。
先天性の場合は、若い頃に症状が現れるのが多いと聞く。そしてシャントのコは食欲もなく、お肉類を食べないコが多いらしい。(タンパク質を食べて体内に増える有害なアンモニアを肝臓が分解出来ないので、気持ち悪くなるようです。自然にわんこはそれをさけてるのでしょうか)
栄養がとりづらいので成長も制限されるので、食が細く痩せているコが多いようだ。

色々聞いたり調べてみてもむぎ当てはまる事がないのだ。
むぎは今も食欲旺盛、お肉も大好き。
ふらつくこともよだれも(お腹空いてのよだれはあるけれど)神経麻痺もないし、、、。
むぎは来月6歳になるし、いままでも内科的な大きな問題もなかった。
ただ、まれに年齢がいってからシャントの症状がでるコもいるそうだ。


確定診断はエコーや造影を使ったレントゲン、CTなどでバイパスになっている血管を見つけること。
食前・食後の総胆汁酸の測定も有効。との事。
再検査の総胆汁酸検査では、シャントの疑いが大だったけれど、今回の検査では、疑いは薄い。
完璧にシロというわけではないけれど、、、、。
再再検査の結果も、むぎの肝臓に何かある事は間違いはないのだ。
それがシャントかどうかはまだグレーゾーンだ。

今回の先生の見解では、
麻酔のリスクと開腹のリスクをかけてまで造影を使ったレントゲンやMRIをしなければならない程、緊急を要するものではなさそうだ。
ただ、『沈黙の臓器』と言われている肝臓。
症状が出てからでは手遅れになる事も多いと聞く。
健康診断で肝臓に何か問題がある事がわかったのは、よかったのだと思う。

なので、暫くは月に1回の検査と食事療法で肝臓の様子を見る事にした。
これが単純な肝機能低下であれば、食事療法やサプリで数値の改善されるはずだ。

肝臓にいいものを調べなくては!

さしあたり、私が聞いた事があるのは、ウコンやタンポポなどだけれど。
そして、食事は低タンパクにして、低脂肪。主食は炭水化物がいいそうだ。

今回の事では、人間の何倍もの早さで年をとるわんこ、健康診断は大切だと言う事。
そして、セカンドオピニオンの重要さを身にしみて思いました。







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2 コメント

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心配だけど。。 (わいあい)
2007-06-08 10:00:56
今頃のカキコでごめんね。
サンタちゃんの先生に 診てもらったんだね。 良かった。
やっぱり 1カ所の病院、一人の医師の判断だけを信じるのは 危険だってコトかな。
でも いくら我がコのことでも こっちは素人。 医師はプロ(のハズ)。
思いもしないことを言われたり 結果を見せられたりしたら、咄嗟に 「他も受診してみよう」 とは 思えないよね。
疑問とかって 後からじわじわ出てきたりするけど、その場では ショックとかの方が大きいし。
むぎちゃんが行った病院の医師、ちょっとしたコトで態度が変わったって聞いてたから 他の病院でも診てもらった方が良いな。。 とは思ってたんだけど、きっとももんちゃんのことだから このままにはしておかないだろうと 思ってました。
人間だって あれだけ医療過誤があるんだもんね。
しかも 表に出てるだけで あれだけあるんだから、病院側が隠し通してるものも含めたら どんな数になるのやら・・・
「命の重さは同じ」 と言いながらも そう思ってる獣医師が どれだけいるのかも分からない。
もっともっと 勉強してくれたら良いのに。
むぎちゃん、このまま大事に至らないように 願ってます。
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わいあいさんへ (ももんが)
2007-06-08 10:32:43
むぎの心配、ありがとう。
むぎの検査結果にショックで、自分自身も病気の事を色々調べてみたり、、、、。で、検査の数値は事実なんだけれど、むぎをみていて『本当に病気なの?』って言うくらい何も症状もみあたらないので、楽観したいくらいだったの。
たまたまサンタの先生が往診に来る事になっていたので診て貰えてよかったです。

食事療法などで様子を見る事になりました。
引き続き検査をしていき、むぎの肝臓がどうなのか、それも様子を見ることに。
幸いにも療養食も凄い勢いで食べるのでよかったです。
あとひとつね、砂肝ジャーキーを手作りすることもその先生に相談したら『手作りはいい事です.添加物と保存料が肝臓には負担かけるから』といったんだよ。
むぎは何を食べればいいか聞いたときも
『高タンパク質で低脂肪、炭水化物を多めに』と、、、。
サンタの先生に確認したら『低タンパク質だよ』って。正反対じゃ~~ん。
私が聞き間違いしたのかと思ったけれどそんなはずはないし。
ま、先生はいい間違いしたのだと思うけれど、、、、。

態度の変った病院でも、療養食を買えるけれど、ぜ~~たいココで買うもんか、と思い、別の所で取り寄せてもらってるよ。
しかし、前にも言ったけれど、緊急な場合診て貰える病院として、繋がりはとっておくつもり。
先生は悪い人と言うわけではないので、、、。

ちょっと遠くて普段は行けないけれど、むぎのヘルニアの手術をしてくれた病院の先生もいるので最悪今の病院が我慢出来なくなったらそちらに行くつもりです。
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