As I like it

気の向くままに。。。 ダンス・バレエの関連トピックが一番多いかも。 by nao@momojrt020327

世界バレエフェス全幕プロ『ジゼル』1

2006年08月15日 | Ballet
第11回世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ『ジゼル』(全2幕)
2006年8月15日(火)18:30開演 東京文化会館

ジゼル: アリーナ・コジョカル
アルブレヒト: マニュエル・ルグリ
ヒラリオン: 木村和夫

【第1幕】
バチルド姫: 浜野香織
公爵: 後藤晴雄
ウィルフリード: 森田雅順
ジゼルの母: 橘静子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット): 小出領子‐古川和則、高村順子‐中島周、
長谷川智佳子‐平野玲、佐伯知香‐大嶋正樹
ジゼルの友人(パ・ド・シス): 大島由賀子、西村真由美、乾友子、高木綾、奈良春夏、田中結子


【第2幕】
ミルタ: 井脇幸江
ドゥ・ウィリ: 小出領子‐長谷川智佳子

コジョカルのジゼルはまさにはまり役。。だったのに、2階席だったから、あんまり入り込めなかったー!!!

第1幕
なんてかわいらしい村娘!!コジョカルの衣装はに白のドレスにブルーのビスチェ(?)。赤が多いと思うのですが、純真な感じが出て、コジョカルにはとても良く似合っていたと思います。ルグリとは身長差が結構あるので、腕を組んでスキップして脚を跳ね上げる。。のを二人で合わせるのは難しそうな感じでした。

ペザントの踊りはパ・ド・ユイット(8)。平野玲さんて、かっこいい。。今までどうして気がつかなかったのかしら。。。!

狂乱のシーン。直近見たジゼルはKバレエのデュランテ。デュランテは本当に錯乱して正気を失っていたけど、コジョカルは発狂というよりは現実から逃避した感じ。だからこそ嘆きのあまりに鼓動さえもが止まってしまった。。。呆然とするルグリ@アルブレヒト。逃げるように去って行きました。

第2幕
なんと、東京バレエ団のウィリの衣装は背中にシルフィードのような羽がある!これはちょっと違和感。コジョカルの衣装は自前なのでしょうか。羽もないし、色もちょっとクリームっぽい白。こちらの方が素敵でした。 

ミルタの井脇さんはもう少し軽やかさがほしかったかな?軽いんだけど。登場シーンで舞台奥をミルタの人形が横切ったのはちょっとちゃちくて興ざめ。ドゥ・ウィリは長谷川さん、小出さんとも良かったです。コール・ドは。。あれ?

お墓から姿を現すコジョカル。Kバレエでは、二人が見えそうで見えない、触れ合えそうで触れ合えない。。感じだったのですが、今日のは二人がすぐに気付いて、わだかまりを解きほぐすように踊っていた感じ。それにしても、コジョカルはきゃしゃで軽いから、本当に体重がないようにリフトされます。ルグリとだとちょっとお父さんと娘みたいに見えちゃいますね。ルグリのソロではさすがの脚さばき。今まで見た中で一番良かったような。。。観客からも大きな拍手が。

コジョカルのジゼルはとても愛に溢れていました。裏切りを超越した慈愛でアルブレヒトをミルタやウィリたちから守ったように見えました。ジゼルが姿を消した後、アルブレヒトはもはや後悔ではなく、ジゼルの慈愛に救われたような表情に見え、心があたたかくなって幕。今日はコジョカルの演技力が光った舞台でした。



最新の画像もっと見る