momoraのおうち

食いしん坊主婦の日記⭐︎自分弁当とごはん

おばあちゃんとの最期の時間☆

2011-07-24 11:50:16 | ○つぶやき

おばあちゃんとの最後の時間を綴っておきたいと思います。

個人的記録なので、どうぞスルーしてくださいね

 

 

7月11日(月)に母から「会いたい人がいれば連絡してあげてください」と言われたと連絡をもらって、

こぶた☆を学校に迎えに行き、急いで病院へ。

酸素マスクで少々荒い息づかいのおばあちゃん。

時々、心電図が激しく乱れて、たまに血圧もかなり低い数値になるものの、

機械の画面上はまぁまぁな感じ。

見た感じはそう悪くも思えないけど、今まで経験上、ほぼ先生のおっしゃる通りになる…

今回ばかりは先生の読みも外れるか?なんて思う。

 

12日には声はほとんどないけれど、マスクの下から笑顔で「ありがとう」としっかり読み取れました。

私にとっては、これが最後の会話でした。

この時くらいまでは本当にいい状態だったのかもしれません。

今冷静に思えば、この日以降は目がどんよりして意識がハッキリしている時間がとても短くなってきていたように思う。

おばあちゃん大好きな人間ばかりなので、かなりの希望的観測で、いいように感じ取ってしまっていたのかもしれません。

とにかく、意識がなくならないように、常に手をにぎり体をさすり、声かけを続けていました。

一日に数回笑ってくれたり、声かけに反応したらその度に大喜びし、

モニターの数字が少し低下するたびに不安になったり…

 

母一人では何かあるたびにすごく不安だろうし、

何よりおばあちゃんが心配と言うことで、

叔母が泊りで来てくれて、一緒に病院で付き添いしてくれて、

姉も実家に泊り、そこから出勤してくれていたので細かな報告を私も受けられる体制を整えて。

ナースステーションと続きになっている観察室ということもありますが、

夜は付添いなしで帰れるくらいだったので少しは安心していました。

そんな状態が5日程続いて…

 

そして、週末。

16日(土)

今月、唯一PTA等の用事の入っていない週末。

しかも連休とあって、こぶた☆と実家へ。

4人で交代で付添いをしていました。

少し息苦しそうではあるけれど、

目を覚ました時の目がしっかりしていて、顔を近づけて話しかけると首を縦にふるくらい意識もある。

手をのばしてくるけど、これは無意識のようなかんじ。

確かに心電図もたまに乱れはするけれど、そう変わりないように見える。

 

夕方、和歌山に住むおばあちゃんの弟夫婦が、会いにきてくれました。

手をのばし、声かけにも大きくうなづく。

頭をもたげようとまでします。

涙涙の再会です。

よかったね。

会いたかったかわいい弟に会えて。本当に良かった。

 

 

17日(日)

昼から心電図がかなり乱れる。

酸素量がたまに90%代になるのが気になるが、数字的には変わらず。

話しかけるとうなづく。意識はある。

ちょっと疲れたかな。

今度は今は亡き、おばあちゃんのもう一人の弟のお嫁さんと子供のRちゃん2人がお見舞いに来てくれました。

このTおばちゃんにも本当によくしてもらっていたので、おばあちゃんとっても会いたがっていたんだよね。

 

すごいなぁ。呼びかけにちゃんと反応してる。

聞こえてるのかな?感じてるのかな?

最期の力。

最近移動があって忙しくなかなか土日の休みがないパパもめずらしく、この連休実家へ。

今思えば、おばあちゃんが呼んだのかな。

 

 

18日(月)

朝、6時過ぎに起こされました。

「おばあちゃん危ないって。」

 

夜中、痰が詰まって呼吸ができないので、吸引のためのチューブを鼻から装着したとのこと。

心電図が乱れ、酸素量も低下。

全ての数値がよくないとのことで、

父母、叔母、パパ、こぶた☆、私の6人で急いで病院へ。

 

前日の夜、一旦自宅に戻った姉と、従弟たちにもすぐ連絡して。

家族全員がおばあちゃんに会うことできました。

確かに酸素量の数値が少し低くなってきているようだけど…

チューブ以外、昨日までとの違いが見た目にはわからない。

ぼーっとしている気もするけど声をかけるとしっかり目も合う。

大丈夫!

少なくとも2,3日はきっとまだ。皆そう感じてました。

とりあえず、2人体制で他のメンバーは待ち合い室で順番に食事を取ったり休憩しながら、様子を見ることに。

異変が起きたのは私と姉が食事から戻っておばあちゃんについてから。

二人で眠っているおばあちゃんのさすりながらモニターとおばあちゃんの顔を見比べていたら…

おわかれって、突然訪れるものなんですね。

一瞬にして目から力が抜け、息が止まりかける。

スローモーションのように、すべてがゆっくり…

あわててモニターを確認すると、針がかなり乱れたと思うと、心拍、呼吸と共に数値も一気に急低下。

「おばあちゃん!!!おばあちゃん!!!目開けて!!!」

顔をたたくと息を吹き返し、心拍も少しだけ上昇。

「お姉ちゃん、早くみんなよんできて!」

必死でした。

呼びかけ続けて…

なんとか間に合いました。

よかった。

なんか。

娘と孫とひ孫全員に囲まれて息を引き取りました。

モニターの画面がすべて消えるのを…泣きながら見届けました。

よく頑張ったね。

ありがとう。

最後まで待ってくれて。

大好き。

ありがとう。

 

あと一カ月足らずで96歳のお誕生日だったんだけどな。一緒にお祝いしたかったな。

ごめんね。まだ、わがまま言って。。。

 

 

幸ばあちゃんが生まれてから 95年と11カ月と4日。

2011年 7月18日  享年95歳

明誉静安信女位

 

ずっとずっと見守っていてね。

大好きなおばあちゃん。

ほんとうにほんとうにありがとう。

 

 

 

 

 

 


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