「がんばれ!わたし。」

本来怠惰な自分が頑張るために。

2007-10-29 20:26:18 | Weblog
私には6歳年上の姉がいます。
兄・私と続いて3歳ずつ空いてます。
姉は27歳で婚姻解消して出戻って来ました。
当時、連絡の途絶えた姉を心配して母が尋ねました。
台所に一人。
やせ細った姉が牛乳とパンの耳を食べてたそうです。
「こんなことしてたら死んでしまう。帰っておいで。」
母はたまらなかったことでしょう。
「私が帰ると弟妹の縁談に差し支えるし・・・。」
当時は大変気にすることだったんですね。
頑固なほど辛抱強い姉の気性。母は頭を下げて暇をもらって連れて帰りました。
姉と主人は同級生です。
当時私と主人は婚約してました。
話を聞いた主人は「我慢なんかせんでいい!」とトラックを運転して姉の家財道具を引き取って来ました。
あんた、そんな簡単に。。。。 
自分たちに遠慮して死ぬような思いを続けて欲しくなかったのでしょう。
それ以来、姉は一人でいます。
両親を見送ってくれたのも・私の乳癌の看病をしてくれたのも姉です。
姉は乳癌の先輩です。離婚直後と10年ほど前とで両方全摘出してます。
自分の時にはひょうひょうとして見えましたが私の時はキツかったようです。
「一つぐらい付き合うし。」とおどけた時「あんた、何バカなこと言うとるんやいね!」と叱られました。
(そんな、泣いて怒らんでも・・・。)
今は一人で実家を守ってくれてます。
スーパーに寄って大量の食材を持って「まいど。」と尋ねて来てくれてました。
でも、ここ2年ほど半年音沙汰無いのが続いてます。
姉は私の今の生活を憂いてます。
私も日々の生活に心のゆとり無く姉への心遣いに欠けてます。
そんな姉が私達に内緒で入院してました。
親戚からの見舞いの電話を受け取るまで蚊帳の外でした。
あまりの水くささに腹が立ちました。全快した今も恨みは残ってます。
車で20分の距離が遠い。
携帯電話を持つようにと兄とふたりで攻めてます。必要でしょう。
義父母を見送ったらゆっくり姉と旅行がしたいです。
それまでお互い元気でいなければと思ってます。

「がんばれ!わたし。」

先を越された!

2007-10-26 08:58:39 | うちの年寄り
婆ちゃんが帰って来て一緒に夜寝れるようにと爺ちゃんに言い聞かせてます。
・夜はパジャマに着替えること。
・電気を消すこと。
パジャマの着替えはもう一人で出来なくなっているようです。
服を脱いでから着る。パジャマを脱いでから服を着る。
どれも助けがいります。順序がわかりません。
電気は暗くなるのがダメみたいですが小玉電球で寝るように。

この夜のこと。
私:「爺ちゃん。電気消すよ。」
爺:「暗てかんがいや。なんも見えんがいや。」
私:「目つぶるのに灯りはいらん。小玉、点いとるやろ。婆ちゃん帰って来たとき明るいとまた寝られんさけ。癖つけとこう。」
爺:「バア、死んだんとちがうんか?」
私:「誰、そんなこと言うたん!」・・・わたし言うとらん言うとらん!

いたずら心が通じてしまったのか焦りました。
婆ちゃんは今一生懸命リハビリして頑張っていること。
爺ちゃんのことを心配していること。
話して聞かせました。
爺:「そりゃ当たり前や。おっかやさかい。」
かわいくねぇ~。 
生きてたことに感謝しろよ!

「がんばれ!わたし。」

十三夜

2007-10-23 20:15:25 | 料理
10月23日火曜日 十三夜。
「豆名月」・「栗名月」とも言うことで久しぶりにお料理の投稿です。
お月様をイメージして○つながりってことで。

 蓮根まんじゅうの椀物です。

(1) すった蓮根にメレンゲにした卵白を混ぜて薄く塩味。
(2) えび、椎茸と蓮根(細切り)を軽く味付けしてさっと煮ておく。
(3) 底の丸い小鉢にラップを敷いて(1)を入れ中を窪ませて(2)とぎんなんを適当に入れて埋める。
(4) ラップを閉じてレンジで固める。
(5) 椀に(4)を入れて葛あんを掛けて召し上がれ。薬味に柚子と山葵がお勧め。
 「豆名月」で無理矢理 枝豆をトッピング。

 蓮根の方に卵白を使ったから黄身が残りました。ダブル月見です。


 器紹介・・・合鹿椀(ごうろくわん)根来塗
          
家族が「お料理屋さんで食べるみたい。」「正座せないかんな。」
褒めてくれてるんだろうけど・・・複雑。
しばらく、手抜きだったかな?


ささ~っと作れると思ったのに意外と手間が掛かってしもた。
他に爺ちゃんには生鮭のオーブン焼き、家族には鶏もも肉のローストを用意しました。
ああ、疲れた~。

「がんばれ!わたし。」

こたつ

2007-10-20 10:09:45 | うちの年寄り
主人と爺ちゃんの部屋のコンセント探し。
見つけましたよ。主人が。
そこには訳の分からない物がいっぱいありました。
寒いので本来のコタツに戻して爺ちゃんに暖を取って貰おうと嫁はコタツ布団を探すのですが・・・。
あることはあった。しかし・・・。
どうしたらこんなに汚れるのか。食べこぼし?カビ?大きな焼けこげに婆ちゃんが繕ったであろう継ぎ当てが。
こういう事まで関わらず年寄りに任していたものだから・・・。
これはクリーニングに出す価値無し。
今度のお休みにコタツ布団を買いに行こう~っと。

さぁ。コタツにおとなしく入って居てくれると思ったのは甘かった。
爺:「ちょっとコタツ敷くのみてくれ。」
私:「エッ?」 
見に行くと全部まくり上げてある。コンセントは抜かれ天板は障子に立てかけ布団はバラバラ。
何で? 
私:「爺ちゃん。どうしたいん?」
爺:「わからんのや。」
また、敷き直し台所に戻る。
また、爺ちゃんが来た。
爺:「ちょっと。」手招きする。
これ、何回繰り返したと思います?
たったの7回です。

「がんばれ!わたし。」

入れ歯に名前?

2007-10-17 13:27:57 | うちの年寄り
くやしいけど爺ちゃんの入れ歯を見つけられない。
本当に窓から外に捨ててしまったのかも・・・。
以前爺ちゃんが掛かっていた歯科医院へ連れて行った。
看護婦さんから説明有り。
看護婦:「これから6ヶ月以内にまた義歯を作られる時は保険はききません。ご注意下さい。」
私:「はい。私が管理いたします。」・・・やっぱり、就寝前に預かることにしよう。 
看護婦:「それから、名前を入れましょうか?」
入れ歯に名前????? 
とまどっていると説明を足してくれた。
施設で暮らすお年寄りも多く管理のための利便性らしい。
おもしろ半分で入れてもらうことにした。
出来上がりが楽しみ。
後数回通院が必要でその事を爺ちゃんに言うと
爺:「じゃまくせんな。歯つくるぐらいで。」だと。
本当にじゃまくさいのはわたしじゃ~! 

「がんばれ!わたし。」

寒くなるのに・・・。

2007-10-15 08:56:02 | うちの年寄り
センターから帰って八畳の部屋に一人で居る爺ちゃんがまずすること。
テレビをつける。
そして、どう言う訳か玄関扉の2ケ所あるロックキーをカチャカチャといじる。(5分は続くかな?)
それから、トイレを開けて眺めて締める。
八畳の座敷の窓のサッシはわざわざ網戸にして障子戸を締める。
だから、雨で白木の部分はシミ汚れで茶色くブチになってる。
障子は剥がれてシミのグラデーション。
鴨居は針金ハンガーでキズキズ。
年寄りが来るまでの面影はない。

寒くなって来たのでそろそろコタツが恋しいかと思い、外してあった電気コードを探す。
やっぱり無い。
婆ちゃんから聞いたところに無い。
無駄だと思ったけど一応爺ちゃんに尋ねる。
「わし、知らん。見たこと無い。」・・・コタツはお預けじゃ!
あったかいお茶でも入れてあげようとポットに手を掛けたらランプが消えてる。
昨日まで点いてたのに。
見ると、これにもコードが無い。
私:「爺ちゃん。ポットの電気の線は?」
爺:「わし、そんなとこいらわん。誰がそんなもん持ってくんやろ。」・・・あんたしかおらんじゃろ!

嫁の情けはここまでじゃ~。好きにせ~。

「がんばれ!わたし。」

今度の捜し物は・・・。

2007-10-13 09:18:37 | うちの年寄り
私:「爺ちゃん。朝御飯やよ。」
爺:「おお。」
席に着いて食べはじめたことを確認していると何か変。
私:「爺ちゃん。歯入れんと食べれんよ。歯は?」
爺:「ねぇ。わし、知らん。」
プツン!私の何かが切れた。
「わし、知らん。」で何でも片付けるなぁ~
私:「歯の管理もできんようになってしもたの?寝るとき歯預からんといかんね!」
この言葉が爺ちゃんの地雷を踏んでしまった。
爺:「人を惚け老人みたいにバカにしくさって。ドスメロのくせが!」
私:「そのドスメロに世話掛けとるの爺ちゃんやがいね!」
よせばいいのに、売り言葉に買い言葉。相手はますます興奮状態。
私:「何でもいいさかい牛乳にパンつけて食べね。噛まれんやろ。」
つっけんどんに命令口調で応酬を続けるキツイ嫁。
後は、どうなろうが無視をして私は部屋中入れ歯探し。
次から次と今度は入れ歯かい!!!!
こちらもイライラしながら探すもんだからなかなか見つけられない。
あれっ?財布が出てきた。一度探したところなのに・・・。
これは黙って預かる事にした。もう、無くされては困るので仕方ない。
朝の忙しいとき気持ちの余裕もないまま、センターに遅れること30分。
歯の無いことを職員に伝えて昼食のご面倒を詫びながらお願いした。
もう一度探して無かったら歯医者に連れて行こう。
いくらなんでも食事のできないのは可哀想。
食べることしか楽しみが無いのだから・・・。

「がんばれ!わたし。」

「恐れていたことが・・・(5)」

2007-10-11 07:17:08 | うちの年寄り
婆ちゃんの出血の疑いは無かったものの貧血がひどいとのことでやっぱり輸血。
貧血と糖尿の気があり。
糖尿と言われたのは初めてらしい。
食事も味の無い物のようで食がなお進まず悪循環。
本人、梅干しを欲しがるが今しばらく許可が下りない。
歩くこと叶わずおむつのご厄介に。
私:「おむつで排便できる?」
婆:「せな訳付かんし。」
排尿は管が刺してあって尿道の炎症もリスクとなる。
早くリハビリが始められたらと願う。
そうそう、ズックを買って来るように頼まれたのだが昔小学生のとき白の布地で底のゴムの部分が薄手で足の甲に太めのゴムが渡っている物。
あれって何て言う呼び名かな?
買うとき店員に今みたいな説明をして出してもらった。
店員に聞けばよかった。
なんか気になってモヤモヤしてきた。
商品名だれか教えて~!
                    
「がんばれ!わたし。」

布団が敷けない。

2007-10-09 08:48:19 | うちの年寄り
いつものように夕飯が済んで爺ちゃんに薬を持って行くとテーブル代わりにしているコタツに「かまくら」のように婆ちゃんの布団が被せてありました。
その周りに毛布が敷き布団と間違えられて敷かれ、敷き布団は掛け布団にされて部屋中布団だらけ。
私:「爺ちゃん。どうしたいんや?」
爺:「わし、こんなことしたことないさけ・・・。」
うそつけ!今まで婆ちゃんの分まで爺ちゃんが敷いとったんとちゃうんかい!
とにかく片付けて敷き直しました。
私:「爺ちゃん。寝間着に着替えんといかんよ。・・・あれっ、パジャマは?」
爺:「そんなん知らん。着たことない。」
今度はパジャマかい!
どこかに突っ込んでないか探しましたが見つからず新しいのを出しました。
爺:「どうすんじゃ?」
脱ぐのを手伝いました。
すると・・・見つからないはずです。服の下にパジャマが・・・。
今日一日パジャマを着たまま過ごしたということになります。
センターで今日お風呂じゃなくてよかった。職員さんに笑われるところでした。
明日は爺ちゃんが布団の敷き方思い出しますように・・・。

お~っと!くすりくすり。忘れるとこやった。

「がんばれ!わたし。」

見~つけた!

2007-10-06 17:30:18 | うちの年寄り
パンの皿発見!
1枚目は電話帳の本立てに。
2枚目は婆ちゃんの洋服の引き出しに。
2枚目の皿は伏せてあったのでおがずの汁が洋服に染み込んでました。
何て事するんだこの年寄りは!
「爺ちゃん。こんなとこから出てきたがいね。もうっ!」
実は2日続けてお皿が無くなってたんです。
自分のしたことを覚えているわけないけど、ついつい。
婆ちゃんの汚れた洋服を洗濯しました。
それ以来、食べ終わるのを待って早めに食器を引くことにしました。
爺:「婆、まだ帰って来んがいや。何しとるんやいや。」
何遍も同じ事を言うのも腹が立つので「婆ちゃんは去年死んだでしょ。」って言ってやろうかと思ったけれど冗談で済まなくなるのでグッと堪えました。
でも、どんな顔するか見てみたかった。
ダメダメ!何を考えるんだ。私は!

「がんばれ!わたし。」