私がどうしても譲れないこと。
義父の喫煙です。認知症の認定が1と言う軽いものですが火事にならないか胃が痛くなるほど切ないです。
くわえタバコであちこちに灰がこぼれていたり、こたつの布団が焦げだらけ。
気管支拡張症で度々入院の経験のある義母が八畳の座敷に一緒で煙の中に居る始末。
私はタバコを止めるようにキツく言います。タバコの臭いが玄関にまで漂っていたりトイレまで。
タクシーを呼びタバコを買いに行ったようす。戻って来てしばらくすると
義母:「じいちゃん。カバンせんと帰って来たんや。」
私:「なんでそんなことなるん!」
カバンの中には財布・保険証など大事な物が一式入っているはずなのです。
タクシー会社に電話しました。
タクシーの運転手さん、わざわざタバコのお店まで行って確かめてくれて家まで来てくれました。どこにもありません。
運転手さん:「じいちゃんにおつりを上げたので、きっと車を降りてからだと思います。お家の中を探して上げてください。」
私はお世話を掛けてしまったことが申し訳なくて何度も頭を下げました。
なんとか義父に思い出して貰おうとしましたが話がとんでもないところに行ってしまいます。
私はすでに切れてました。ものも言わず、手当たり次第探しました。
結局、いつも片付けてある引き出しにカバンは仕舞われてました。
私:「ちゃんと仕舞ってあるがいね!」
しかし、一件落着とはいきませんでした。
中身を確かめました。あるはずの保険証がないのです。どうして無いんだ。
無駄だと分かっていても聞いてしまいます。
私:「保険証は何処やったんや?」
義父:「わし、何処もやらん。」
私:「じいちゃんしかいらわんがいね!」
また、宝探しです。下着の引き出しの底に薄い箱がありました。そこに入ってました。
また元に戻しても不安なので義母に託しました。
いつしか攻撃の的は言葉の通じる義母に向かってました。
(ごめん。ばあちゃん。)
その間二時間半。あたりはすっかり暗くなっていて買い物に間に合いません。
主人は新年会でお泊まりで早々に出かけていて息子も娘もおらず、簡単に「うどん」で済ませようと思いました。
用意に取りかかる前にトイレを済ませようと便座の蓋を開けたら用を足したまま、始末してありません。よくあることです。
流しました。すると、溢れてきます。ああっ、こぼれる!
危機一髪。今日は私の天中殺か!
何とかならないかとまず、ペーパーをすくってワイヤーのぐるぐるを使って手をつっこんでみたものの・・・・。構造が分かりません。コツンコツンと当たります。
真っ暗になってからで悪いと思いましたがトスマクさんに助けを呼ぶことにしました。すぐに来てくれました。
スッポンスッポン。何度か繰り返してお仕舞い。
(スッポンは買っておこう。)
水圧も調整してくれて。税込み4200円でした。
年寄りの食事を済ませてそれから買い物に出かけて・・・・・。
くたびれました。でも、主人が留守でよかった。主人は私よりもっと切なくなるはずですから・・・。
「がんばれ!わたし。」