テレビがやらないニュース(旧エコドライブ日記)

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武田邦彦さんのブログ なぜ20ミリシーベルト?(参院 佐藤正久110420)

2011-04-21 00:09:52 | ニュース
武田邦彦さんのブログと国会の質疑がシンクロしていたので、合わせて紹介します。

H23/04/20 参院災害対策特別委・佐藤正久【発災から40日何をやってんだ!】


23分から文科省が設定した基準についての質問になります。

佐藤「文科省が発表した学校の安全基準はなぜ20ミリシーベルトになったんだ?」

笹木「ICRPの勧告では復旧時、非常事態収束後の参考レベルが年間1~20ミリ、
   緊急時の状況における参考レベルが年間20~100ミリだ。
   現状は少なくとも緊急時の状況からはかなり収まっているが、放射能の放出は
   続いている。従って、緊急時と復旧時の間の20ミリとした。
   20ミリシーベルトが続くから安全だということではなく、放射性物質の検出量が
   減少し続けている中で、これからの減少分を考慮せずに定めたものだから、
   余裕をもった基準だ」(正確な文字起こしではありません。発言の意味はこんな感じ)

佐藤「これでは安心できない。通常では年間1ミリ。管理下の作業者が年間50ミリ。
   年間20ミリシーベルトは胸部レントゲンで400回分。母親は許容しないだろ。
   屋外の活動は1時間に制限するというが、通学時間を考えていないだろ?
   計画的避難区域はこれまでの積算を考慮して20ミリなのに、文科省の出した基準
   には、これまでの積算が含まれていない。
なぜ?」

福山「学校の校舎内のモニタリングをしたところ、10分の1~20分の1だった。
   レントゲン400回分は子供の健康に影響が無い。仮に100ミリを瞬時に
   浴びたとしても大人の数十年後の発ガン率が0.5%上がるだけだ。
   子供の場合には甲状腺にたまる危険性もあるが、ヨウ素は半減期が短く、
   一番多く放出された3月14、15日前後で、半減期を考えると全く問題がない。

   そうしたことを考慮して問題ないと判断した。」

佐藤「今回の文科省の計算は、
   (屋外3.8マイクロ×8時間+屋内1.52マイクロ×16時間)×365日
   これで年間20ミリ(計算値すると19.973ミリ)。
   これまでの積算被曝線量は含まれていない。
   計画避難区域は積算を考慮し、学校は考慮しない。これでは大混乱する。
   ちゃんと説明しろ。」

あまりにもメチャクチャでいい加減な対応です。もうふざけるのもいい加減にしろ!

学校の安全基準の20ミリシーベルトは胸部レントゲン400回分に相当するのに
子供の健康には影響が無い。と言い、大人が100ミリを瞬時に浴びても大丈夫だから、
子供も大丈夫だ。


しかも、これまでに浴びた放射線の積算量は含まれていないという。

武田邦子さんのブログによると、放射線量の影響は次のようになるといいます。

4シーベルト        死ぬ
400ミリシーベルト    白血病

子供の体格では、白血病となる危険性もあるじゃないか。
何でこれで安心できるんだ?

学校の基準を決める際、これまでの積算量を考慮することを忘れ、20ミリという
基準ありきで逆算で被曝量を計算したとしか思えません。

民主党が、子供の健康や命はどうでも良いと考えていることが良く分かります。
この質疑を全く報道しないマスコミも同罪です。

こいつら本当にいい加減にしろ(怒)!

【福島県の13校に屋外活動制限を通知】

 原発事故の影響が、学校の活動に及んでいます。文部科学省は19日、福島県で屋外の放射線測定量が一定の基準以上となった小中学校など13校について、屋外活動を制限するよう通知しました。

 文部科学省は、学校屋外での放射線量の測定値が3.8マイクロシーベルト毎時以上となった13校について、校庭の活動を1日あたり1時間程度に抑えるなど、屋外活動を制限するよう福島県の教育委員会などに通知を出しました。

 この基準値は、1日のうち16時間を木造の屋内で過ごし、8時間を屋外で生活すると想定し、国際的な基準に合わせ、1年間で20ミリシーベルトを超えないよう設定されました。

 基準値以下の学校は平常通り校庭を利用できますが、文科省は夏休み終了まで放射線量のモニタリングを継続していくとしています。(19日22:42)

http://hicbc.com/news/detail.asp?cl=j&id=4704664

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大人は子供たちを被ばくさせたがっている・・・

●「雄々しく放射線に立ち向かう」というのが立派なことだろうか?
 なにか戦前を思わせる.放射線が人体に害があるというのは国民的コンセンサスなのに、なぜ急変して「我が身を放射線に曝すのが格好いい」となり、「ついでに子供も被ばくさせてしまえ」という自爆主義は許されるのだろうか?

●60の爺さんが「大丈夫」とパフォーマンスをして、その野菜を子供が食べるというのはどういう意味があるのだろうか?
現在のように全体的に汚染されているときには、思い切って汚染地域の農作物は捨てるのが正しい。無理して放射性物質を含む野菜を食べなくても良いのに、なぜ出荷するのだろうか?

●なぜ、給食に地産地消を強調するのだろうか?

子供は給食を拒否できない.拒否できないものに放射性物質を使うのは許されない.食を供給する人は「上司」の命令を聞いてはいけない.単純に子供の健康だけを考えることができる。栄養士は「専門職」である。上司はいない。栄養士の人、立ち上がってください!

●福島が汚染されたのは福島の人の責任だろうか?
福島の人は「福島が汚染された」と言われるのをいやがる。でも、福島を汚したのは福島人ではないのに、なぜいやがるのだろうか?
福島市を汚したのは国と東電なのに.

●東電のミスを福島の子供に転嫁するのは正しいのだろうか?
福島県は福島の子供を避難させない。これは「東電のミスを福島の子供の被ばくで贖う」ということだ。福島の親がそれで良いというなら仕方が無いが、放射線は子供や若い女性に厳しい。私は可哀想に思う.

●被ばくしている児童生徒を疎開させるのは面倒なのだろうか?

文科省は子供に20ミリという高い放射線をあびさせている。疎開させれば無事なのに、なぜ子供達を被ばくさせたいのだろうか?まるで戦時中の竹槍精神を思い起こす.先生方、立ち上がってください!

●東電のミスで汚染された食材を消費者に転嫁するのが魂のある農業だろうか?

農家こそ、「消費者が安心して食べることができる食」を提供してきたのではないか。今後も農薬が付いていても「基準以下」なら出荷するのか? 無農薬とか言っていたあれは何だったのか? 
農家の方、立ち上がってください!

●なぜ、福島の大人は子供を被ばくさせたいのか?

なぜ、福島の大人は子供を疎開させないで被ばくさせたいのだろうか? なぜ、安全委員会でも10ミリまでと言っているのを20ミリも被ばくさせるのだろうか? 保護者とはそんなに子供に権利があるのだろうか?

●放射線に高いところの人はなぜ、避難しないのだろうか?

放射線の障害は20年かかる遅発性が多い.一生に一度しかないのだから数ヶ月でも避難すれば良いのに。

● なぜ、突然、放射線が安全になったのだろうか?

今までの放射線の法規制、専門家の意見はいったい何だったのか? 「ちょっとでも危険な放射線」と言っていた専門家は、なにが変わって「いくらでも良い放射線」に豹変したのだろうか?

(平成23年4月20日 午後8時 執筆)武田邦彦

http://takedanet.com/2011/04/post_faf5.html
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当ブログの武田邦彦さん関連記事まとめ(リンク集)
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/6a193f9b1db6fea5c154ce23cc3bb9db

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