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萌え萌え銃器事典

2012年06月06日 | ★☆☆☆☆
『萌え萌え銃器事典 』
銃器事典制作委員会 (編)

 
イーグルパブリシング (発行)
B6判、ソフトカバー、176ページ
2006/06/21発行
ISBN-13 978-4-84146-116-3 
NDC分類: 559.1

定価 :1,470円(税込み)


内容(「BOOK」データベースより)
ハンドガンからライフルまで美少女たちがやさしく解説。素人さんにもわかりやすいフォルムの銃を選抜しました。


目次 p.02
表項目内の注意事項 イラストに関する注意事項 p.04
ハンドガン p.05
 銃の歴史 p.06
 ハンドガンの特徴 p.10
おまけ小説:Loveroid Hunter その1 p.12
     :Loveroid Hunter その2 p.62
 日本における拳銃 p.68
スナイパーライフルp.69
 スナイパーライフルの特徴 p.70
     :Loveroid Hunter その3 p.84
「代表的なスナイパー」のあの銃 p.88
ショットガン p.89
 ショットガンの特徴 p.90
     :Loveroid Hunter その4 p.98
 銃と砲の境目 p.102
アサルトライフル&サブマシンガン p.103
 アサルトライフルの特徴 p.104
 サブマシンガンの特徴 p.106
     :Loveroid Hunter その5 p.134
特殊な銃(イロモノ) p.139
 銃器雑学入門 p.140
 銃弾の話 p.158
     :Loveroid Hunter その6 p.160
(銃弾の話 p.166)
 日本人と銃 p.168
索引 p170
スタッフ紹介 p.172
誕生銃一覧表 p.175
奥付け p.176


萌え本分類:図鑑型。
ナビゲーター:なし。

カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は縁取り付きの白銀系・青系グラデュエーションに黄色。女子高生とメイド姿の少女2名とハンドウェポンの集合イラスト。
中表紙:   カバーと同柄のイラスト。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、一段組み。
構成・設定:  全ページがカラー印刷。ハンドガンから特殊な銃までの5章だてで計52種類を紹介。各章の扉には銃器を持つちびキャラのイラスト、冒頭にはジャンルの総論・解説が付く。本編は見開き2頁を単位とし、左側(偶数)頁に基本データおよび解説、その銃が登場する作品、右側(奇数)頁には銃を持つ女性のイラストを配する。
1章の前後、2章以降の章末にはおまけ小説「Loveroid Hunter」を掲載。本編とは直接関係のない単一のストーリーもので「少女型アンドロイド警官の登場するポリス小説」である。
巻末の「誕生銃一覧」は、1月~12月の「月別誕生銃」を列記したという意味不明な1頁企画。
索引は銃器名のみでA~Z順。スタッフ紹介はイラストレーター一覧で掲載イラストのカットとリンク集つき。


評価:
萌え絵度:  イラストレーターはカット担当を含めて総勢10名。発行年度(2006年)を考慮すれば水準はそこそこだが、本シリーズの例にもれず絵柄の統一感は皆無。またほぼ全てのイラストが背景なしかCGによる銃器名のみの追加であり、銃器と女性のサイズバランスや銃器自体の質感表現などにも不自然な部分が目立つ。
テーマ萌え度: 解説部は文書量・内容とも非常に乏しい。解説の本文が5~6行しかない項目がある。そもそも章分けの分類が意味不明で、「九九式短小銃」がスナイパーライフルに、「モーゼル Kar 98」が特殊な銃に分類されている。「ショットガン」の項目で紹介されているのが3種類だけなど突っ込みだすときりがない。
萌え本的意義: 前著『 -ことわざ辞典 』(05/10)より6ヶ月ぶりの発行で、『 -武器事典 』と同時に発売された「萌え萌え-」シリーズ通巻6冊目。本書以降、同シリーズの『萌え萌え ―事典 』というタイトルシリーズ化、「ミリタリー系・ファンタジー系」への転換が始まった。
続刊として『 -銃器事典II 』(07/06)、『 -特殊銃器事典 』(08/01)が続く。また類書としては、『図説 銃だもの ~拳銃編~ 』(幻冬舎刊 07/09)、『図説 銃だもの ~小銃編~ 』(同社 08/09)など。また発売こそされなかったが『 拳銃少女画報 』(学研パブリッシング刊 11/04)もこの系列に属する。
 ミリタリー系・図鑑型萌え本のプロトタイプ。


総合萌え度 :★☆☆☆☆


 紹介ブログ記事:
Clear Aether 」 2006年06月24日づけ記事
萌え萌え銃器事典
「ええと、実のところワタクシ、グロックとシグの区別がいまいちつかないくらいに鉄砲素人なのですよ。そのぼくの眼から見ても情報項目に不備がありすぎ。特に「(そのページで紹介されている銃が)登場する作品」の項目マジでいらなくないですかい?ページに余白がやたら多いし。
 あと、ギターケース・ガンが小カットで登場しただけなのも許せねぇ。『特殊な銃(イロモノ)』の項目があるのに、本文中でノータッチなんてありえねぇ!
 同じオタ初心者向け銃器紹介本なら新紀元社の「図解ハンドウェポン」のほうがはるかにおすすめです。」


イーグルパブリシング
2011年の公式サイトリニューアルにより、紹介頁は消失 →(Web魚拓
(本書についての記述はない)


Amazon.co.jp         の紹介頁
オンライン書店bk1(honto)  の紹介頁
楽天ブックス         の紹介頁(中古品のみ)
セブンネットショッピング  の紹介頁(注文後取り寄せ)
紀伊国屋書店BOOK WEB紹介頁(入手不可)


付記:
Amazon.co.jpでの発売日は06月21日、紀伊国屋での発売日は31日。


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