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(元店長が暴露する)アキバPCショップの秘密

2011年12月14日 | ★★☆☆☆
『(元店長が暴露する)アキバPCショップの秘密 』
催馬楽 吉之丞 (著)


毎日コミュニケーションズ (発行)
B5判、ソフトカバー、192ページ
2004/01/20発行
ISBN-13 978-4-8399-1378-6 
NDC分類: 007.35

定価 :1,575円(税込み)


 内容(下記出版社の情報より)
内容(「BOOK」データベースより)
ここまでバラして大丈夫!?本邦初!PCショップ側の立場から語るちょっとアブない裏話や暴露情報満載。


はじめに p.02
目次 p.04
PCショップ&アキバ事情、いろいろバラしますp.13
 PCパーツショップの内部事情 p.14
 PCパーツショップ価格事情 p.30
 メーカー&流通事情、全部バラします p.46
 大ヒットアイテムの舞台裏 p.56
魑魅魍魎なお客様 p.65
 何がほしいの? P.66
 電話は冥界の入り口 p.100
アキバの歩き方伝授します p.117
 買い物の基本 p.118
 値引きの技 p.124
 勝手にPCパーツショップレビュー p.132
変わる秋葉原変わるPC業界 p.143
 がんばれ!ラオックス p.144
 フェイス+ツートップ+パソコン工房 p.154
 ブルマ・メイド・妹・喫茶 p.156
 Hotlineの裏側 p.160
 PC雑誌とアキバの関係 p.164
 変わる秋葉原 p.166
おまけ 勝手にショップレビュー番外編 p.169
 テイクアウトOKのファーストフード系 p.170
 カレー屋さん p.172
 レストラン・そばうどん・肉料理 p.173
 ラーメン店 p.178
 喫茶店・軽食 p.181
 変な店・人・モノ&便利な場所 p.185
本書で紹介したお店マップ p.190
奥付 p.192


萌え本分類: 解説書型。
ナビゲーター:無名の少女2名。体操服にエプロン姿のショップ店員を意識した衣装で、PCパーツをアクセサリーに付けている。
カバー表紙: タイトルは横書き。タイトルの字色は青、赤、白、黄色でメインタイトルは黒縁付き。ピンク色ドット柄の背景に、PC基盤を持ったナビゲーターの少女の浮き姿イラスト。
中表紙:なし。
折込ポスター:なし。
本文: 縦書き、一段組み(脚注欄あり)。巻末のショップレビューは、店舗の写真付き横書き一段組み。
構成・設定:  特別な設定はなく、PCショップ元店長が語る、「一日の仕事の流れ」、「パーツの流通事情」、「顧客エピソード」、「買い物のコツ」、「ショップガイドと裏話」、「エリア詳細ガイド」などが語られる。イラストは本文の補完的な台詞付きの挿絵やちびキャラカットが主体。PCショップやエリアガイドは、実際に利用された感想が豊富に含まれており利便度が高い。


評価:
萌え絵度: イラストは発行年(2004年1月)を考えても水準高くはなく当時の同人レベルかそれ以下。
テーマ萌え度:アキバのPC関連についての萌え度は非常に高い。その分CPUその他のパーツに関する情報は専門的でかなり読者を選ぶ内容の上、発行から既に10年が経過しているため情報的価値はあまりない。
萌え本的意義: 毎日コミュニケーションズ発行の萌え本としては、『萌えるシリーズ』の2冊と『CPUの創りかた』に続く4冊目にあたり、05~06年あたりに多数発行された、アキバ萌え系ガイドブックに先行する一冊。
 著者が、実力重視系の職人肌なパーツ屋さんなので、パーツデータや各店舗の内情など、ディープな業界事情の数々は、今読んでも興味深い。
本書の性格上、萌え系オタクのアキバ進出に対する(どちらかというと)否定的な論調の部分も見られ、10年後のアキバを知る現在の読者にとっては興味深いものがある。なにより本書の編集意図と、萌えイラストを付けた構成が明らかに齟齬をおこしているのが可笑しい。


総合萌え度 :★★☆☆☆


 紹介ブログ記事:
アキバBlog 2004年06月14日付け記事
仮想ネットワーク「SoftEther」の解説本にも萌えキャラ
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/912012.html
 新刊書リスト中に、『萌える聖地アキバ 秋葉原マニアックス』と並んで紹介。
この頃はまだ、リアルタイムの書評ではなかったみたい。
「どちらも買ったけど萌える聖地アキバの方が面白かった。」

アキバではたらくプログラマのBlog 2004年06月14日付け記事
元店長が暴露するアキバPCショップの秘密
http://blog.xe.bz/archives/50286862.html
 上記記事を引いて、
「アキバBlogさんによると、元店長が暴露するアキバPCショップの秘密の著者はアキバBlogさんではないらしい。
>著者はもちろん俺じゃない。
ほんとかなぁ~?? 」


毎日コミュニケーションズ(2011年10月、マイナビに名称変更):
マイナビBooks
http://book.mycom.co.jp/
本書は絶版のため情報なし。


Amazon.co.jp        の紹介頁(中古品のみ)
オンライン書店bk1     の紹介頁(購入不可)
楽天ブックス         の紹介頁(品切れ)
セブンネットショッピング  の紹介頁(絶版重版未定)
紀伊国屋書店BOOK WEB の紹介頁(検索Hitせず)


付記:
Amazonの発売日は20日、
上記のネット書店間で、他のサイト総てでISBNコードの末尾が -1378-6であるのに対し、bk1のみが -1378-1。


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