学童保育+学習塾=滞在型学習スペース “ママ・サポート”の日々
前編から少し間が空いてしまいました。
巨大な都庁を背に、朝の東洋一の歓楽街・歌舞伎町を目指します。
『街のため息』臭の漂う通りを駆け抜け、新宿御苑の脇ををかすめて新国立競技場へ!
壁面に飾られた競技別のメダリストの国籍を読み解きながら外周を進みます。
五輪のモニュメントの前で各自記念撮影し、子ども達ご希望の原宿・竹下通を目指します。
若者で込み合う竹下通りで、おしゃれなどら焼きを頬張りエネルギーチャージ。
おびただしい数の紫色のユニホームを着た大谷選手の広告旗がはためく表参道を闊歩し、
再び246号へ出て、そこから一路渋谷を目指します。
途中ドーナツ屋に並ぶ数十メートルの行列やA大学の卒業式を横目に歩を進めていると、
けたたましいサイレンとともに、かなりの数の消防車が渋谷方面に走っていきます。
我々も現場に急行しました。集まった消防車の数は10台を超えていましたが、
火や煙はどこにも見当たらず、消火活動は見られませんでした・・・。何だったんだろう?誤報?
大開発が進む渋谷でハチ公との撮影後、昼食をとる場所を探していると、子ども達から「Y君とK君がいない!」
との声が聞こえてきました。今回は撮影用にスマホの持参を許可したのですが、遭難した二人は持っておらず、
慌てて探しに戻ります。程なくしてモヤイ像の辺りで発見され、事なきを得ます。
おしゃべりに夢中になっていて見失ったそうです。
渋谷のハンバーガー屋で昼食をとり、首都高に沿って六本木方面へ。
子供は気付かなかったとおもいますが、六本木にも高層の老人施設が建設中であり、
こんな一等地の施設に入るにはおいくらぐらいかかるのだろうと邪推しながら、
六本木ヒルズ到着。ここでSさんが次のロケの為に、駅でさようならとなり、
一人減って終盤の旅を続けることとなりました。
*その後雨がようやく上がったため、Sさんは雨女にされてしまったようです。
この時点でも旅の終着地は決まっていません。なかにはここから浅草まで行きたいという子も・・・。
麻布台ヒルズ、反旗の翻る厳戒態勢のロシア大使館の脇を抜け国道1号線に出て皇居を目指します。
そこで最後の大休憩を取る予定でした。しかしながら文部科学省の辺りで子供たちの足が限界に達し、
休みたいとの申し出があったため、しばし休憩。
休憩後警視庁の脇を不信な動きをしないようにして通過し、桜田門を通って皇居到着!!。
ベンチに座り込む子供達。もうぐうの音も出ないほどに疲れ切っているだろうことは明らかで、
東京駅辺りを終着地にしようかと考えはじめたその時、奇妙な光景が目に飛び込んできました。
何故だかわかりませんが、子ども達が皇居内でダッシュをはじめたのです。はじめは南流山の子達が、
続けて松ヶ丘の子達も!! もう限界じゃなかったのか? なんとかハイとかいうやつか?
「集団でそんな奇行をしていたら捕まえられっど!!
すぐそこは警視庁だ、責任者の俺も逮捕されてしまうからやめてくれ!!」と半ば笑いながら叫び、
捕まる前に出発。ここでついに終着地を日本橋に決定し子供達に告げました。
迫りくる夕闇に背中を押されながら、二重橋を通過し、東京駅を目指します。
結婚式の前撮りをしてるカップを横目に東京駅へ。
この辺りまで来ると子供たちは赤信号で止まるたびに座り込むようになってしまいました。
その度に「虐待しているように見えるから立ってくれ!。」と言うやり取りを繰り返しながら、
日本橋前の最後の信号まで到着。 信号が青になった瞬間、自身も最後の力を振り絞り、
必殺・マジダッシュ!! 子ども達を振り切り一番で日本橋到着!!!。
遅れて子ども達も次々到着!
その日の歩数は43,961歩。帯同したスタッフも二人とも40000歩は超えていたので、
40000歩越えは間違いはなさそうでした。おそらくどの子達にとっても最長距離を歩いたのではなかったでしょうか。
しかも半分は傘をさして・・・。
学んだこと 雨の日に傘をさしながら長距離を歩くべきではないこと
東京はヒルズだらけだということ
限界だと思っても、そこはまだ限界ではないということ