実は現在,「
ゆる育児キャンペーン」のお手伝いをしています.
実行委員長である落合さんに声をかけていただき,子連れでミーティングに参加しだしたのは確か春先.
間もなく本番です.
さて11月に行われるこのキャンペーン中,江東区で行われるイベントの中で「ポジティブ・ディシプリン(PD)」
という子育ての考えかたを紹介するのですが,そのワークショップのお手伝いにも入るべく私も鋭意勉強中.
PDはもともとカナダの児童臨床心理学者ジョーン・E・デュラント博士による研究をもとに開発されたもの.
本には
「
ポジティブ・ディシプリンは、子どもの発達に関する研究成果に基づき、
『ぶったり、たたいたり、罰を与えたりすることなく』、『子どもとともに日々の課題に向き合い』、
『子どもを人として尊重する』、そのような子育てを目指します」
とあります.(書籍「ポジティブ・ディシプリンのすすめ」明石書店、P.15より抜粋.)
最近この本を読みながら思ったのが,「子どもを人として(個人として)尊重する」ことの難しさ.
「キミもちゃんとした人格を持った一個人だからねぇ」と思い,子どもからの要求をとりあえず飲んでいれば
その瞬間は「尊重した」ような気になるのですが,それはちょっと違う,ような….
相手をほんとうに尊重できるのって,相手からも尊重されている時じゃないか?と思ったのです.
しかしこの場合相手は子ども.しかも自分の要求をかなえるためなら手段を選ばないザ・無法者….
ストレートに「おかーさんのことも尊重してよ!」と主張したってそりゃ無理ってものです.
そこで「○ちゃんはそう思うんだね、けどお母さんはこう思うんだよ」っていうことを繰り返し伝えていくしかない.
はーーー,もー子育てって…と遠い目になりかけた時,
「でも,大人同士で信頼関係を作っていく時でも似たようなプロセスじゃない?」
とふと思ったのです.
初めて会ったよく知らない人と仲良くなる過程にも当然「お互いを尊重し合う」っていうのがあると思う.
はたして自分はそれをどう乗り越えてきたのか?
で思いだしたんですが,私はそういうとき
「よっぽどの意見の相違がない限り,とりあえず相手に合わせる」というタイプ.
そして時々ストレスをためて小爆発をする….
なんか,子育てにも,まんま当てはまっておりました(笑).
「親と子」という関係性に焦点を当てすぎなければ,子育ても結局は人間関係を作ることに行きつくのかなー.
そして子どもの場合そこから他の人間関係の基礎を学ぶ,と….
うまくまとまらない文章ですみませんが,自分の育児の中でも意識しながら読み進めていくといくつも発見があって面白い本です.
キャンペーンのほうもよろしくお願いします(と宣伝してみる).
サイトはこちら→
☆