私はダバオ空港にいた

もう昔過ぎて昔のカレンダーで再度調べたら、今から8年前の2015年、私はダバオ空港にいた。

当時26歳のジャネットと付き合っていた。最初の出会いはマラテのボコボストリートの小箱KTV。外見は可愛い系で私のタイプで、一発でいかれた。今でも変わらないが、嘘っぽい営業トークやスタイルが合わないので、ドレス着たシャナシャナした某グループ（主に南半球に生息する海鳥）の店は合わない。（お好きな方々には申し訳なく、私がマイノリティーは自覚済でかつボコボストーリーとだし）（乾笑）

古い話で記憶もややぼーっとしているが、しばらくして良い仲に二人はなった。

付き合って１年頃プロポーズとまでは行かないが一度故郷に連れて行ってもらう事になりミンダナオの地を踏んだ。ジャネットのお父さんと兄弟が住むディゴス。ディゴスはダバオから車で１時間弱のところにある街で、ジャネットの家の有る集落はディゴス市内から更に山に30分ほど向かったところ。

マニラ空港からダバオ空港に一人で着くと先に帰郷しているジャネットと合流した。ジャネットからは家族で迎えに来ると言う話だっだので言われるままに駐車場に行くと、２トン半位の幌無しのトラックが有り、荷台に子供も含めて10人位乗っているではないか。しかもトラックはボロボロの古い型。

見た瞬間驚く以前に笑けてしまった。私も荷台かと思いきやＪと一緒に運転席の横に。こうなると「まな板の鯉」でどうでもしてとなる。既に夜になっているダバオ空港を後に20分程度行くと半オープンのシーフードもあるＢＢＱ店に着いた。すでにただ横たわる鯉状態の私は言われるままに10数人の会食のオーナーを務める事に。今あの時を思い起こしこれを書いていると、ジャネットが家族に向けた少し自慢気な感じとか私に向けた幸せな笑顔の、いい思い出が蘇って来た。食事の後既に夜も更けたダバオ郊外からディゴスに向かってトラック一行が再度スタートした。

嫁さん欲しい

突然ですが、嫁さん欲しい。過去彼女は時々出来たが、実はもう長いこと10数年独身なのだ。コロナ明け再びフィリピン入りをして何となく探すような気持ちになっている。私はこの20年間日本人やフィリピン以外の外国人カノジョは出来たことが無い。ピナ専なのだ。

2020年2月が最後に2023年2月までまるまる３年間フィリピンに行けなかったが、再びフィリピンを訪れてマラテのKTV街に足が向いた。数人の知ってるビラマキ君達に会うが最近見かける者も居れば10年来のビラマキ君も居る。ビラマキ君＝日本語ではキャッチ。

私は妥協しないのだ。滞在中一度馴染みのビラマキ君が勤めているお店に行く。ここで良い娘が居れば良いのだが居ない。で別日前回このビラマキ君に既に義理は立てたので、そのお店以外のお店に案内させる。店が決まれば彼にもマージンは入るので一応WINWIN（何がWINかわからんが、、）の関係。店に入る前にその店のスタッフやママに「NAKATINGIN LANG PUWEDE？」訊きOKの返事が出てから店内に入る。女の子の溜まりに行って２分ぐらいじっくり全員をチェックする。昔はとにかく胸のデカい娘で選んで失敗を繰り返し、トホホの結果も多かったが、今は大人な私は①スタイルと足の形がなにより一番②胸はそこそこ有れば良い③顔はその内慣れる。実は①より重要なのは特①としては笑顔だ。やっぱり笑顔が大事。数分頑張って見ているとプラスチックか本当かも判るし、第一自分に興味のある娘が判ってくる。しかし、溜まりでのチェックやショーアップで５分位居て好みの娘が居ない時は、堂々と出てビラマキ君に次の店に連れて行ってもらう。なにせ最初に見るだけと断っているので揉めたことなどない。皆さんも堂々とショーアップの梯子をお愉しみくださ

コンドミニアムホテルのキッチン常備品

コンドミニアムホテルの選考中はAGODAとBOOKING.COMのどちらかで料金と条件を調べて決める事が多い。料金が最大のポイントだが他にもチェックポイントはいくつかある。

セキュリティーボックスは欲しい。理由は言わずもがな。何度かセキュリティーボックス無しの部屋に泊まった事があるが、その時はスーツケース自体を部屋の家具とワイヤーと鍵で繋いで、一応簡単には取られない様にしたこともある。この体験からワイヤーと鍵は持ち歩く様にしている。特に空港などで大荷物が有るのにトイレに行くときなど、やむを得ず待合の席を離れなければならない時にベンチなどと繋ぐのに便利だ。

さてセキュリティーボックス以外はと言うと、コンドミニアムホテルのキッチン関係の常備品。予約サイトの常備品の記述は細かくは書いていない事が多い。私の経験上食器類は最低限常備されているので心配は無い。部屋の写真で電子レンジと湯沸かし器は確認出来るし概ね常備されている事が多い。私にとって重要なのは炊飯器の有無だ。大体戸棚等のしまわれていることが多くて部屋やキッチンの写真では確認出来ない事が多い。日本でも鍋で常時炊飯しているので、いよいよなったら鍋でとは思うがタイ米なんで出来れば炊飯器でと思う。ちなみにタイ米はお米を測ったカップ２の場合は水をカップ３となる。長めの滞在ではパンだけだと物足りなくなるから。

ライスクッカーをいっその事現地で買っちゃおうと思い（買ってはないが）ハードウェアショップなんかを覗くと安いと700ペソ、中心価格帯は1500～2000ペソ位。面白いのがご飯を炊きながら、上で同時で蒸し物が出来るライスクッカーが多いのが面白い。

ビコール旅行

数か月前、ココナッツをとある国に輸出する為、現地まで見に行く事になった。ココナッツと言ってもココナッツの殻なのだ。

バタンガスの友人に相談するとココナッツ山をプロヴィンス・ケソンで持ってる友人が居るって言うわけ。そしてその人の紹介でビコールのナガに取りまとめて販売したり、殻を炭にしたりしてる人が居るってわけ。じゃ行こうってなったのだが「いやすげー遠いよ」ってバタンガス友が言うのよ。で、結局そのケソンの人とバタンガス友が運転するからナガまで行こうってことに。旅程を訊いて２度訊いた。自動車で９時間はかかるって。マジか！？

予定の日昼頃にラスピニャスからバタンガスのタナウアンにある友の家まで行き、数時間仮眠後夜７時彼の家からスタート。１－２時間運転しては休憩を繰り返す。フィリピンのガソリンスタンドには大体セブンイレブンが隣接しているので、その都度コーヒータイムとトイレタイム。私は後部座席でうつらうつら居眠り出来るので良いのだが、運転の彼らは大変だった。

さて何故９時間もかかるのか？実際に行くととにかく道が悪い。特に山間部は舗装はされているし道幅もそこそこ有るのだが舗装道路が頻繁に盛り上がったり、穴が空いていたり。結局スピードが出せないのだ。高速道路等出来て整備されればもう３－４時間は短縮できるんじゃないだろうか？現地での移動を考えると自動車で行かざるおえなかったが、ただの旅行なら面倒でもバスで寝てた方が楽だったかな。

ちなみにナガのパートナー先の家の前には５時頃到着し仮眠していたら、当のパートナーさんが起きてきて、朝６時から打合せ開始となった。おかげで奥様の手料理朝食も頂けてた。帰りにはプロヴィンスケソンにも寄ってココナッツ山も見に行った。

予定によるとマニラのブエンディア等を通っているフィリピン国鉄PNRの南部分は過去の災害で運航停止中だそうだが、いずれ整備されてカラオーカン以北～マニラ～ラグナ～プロヴィンスケソンを通って、ビコールまで延伸し再運航の予定があるらしいが、何時のことやら。日本のODAに期待かな。

PADI’S POINT LASPINAS

２カ月程前、仕事の手伝いをしてくれている彼、不在時の家の面倒を見てくれている彼（トンボイなので彼女では無く彼）、ドライバーや仕事先の紹介をしてくれている彼、みんなで週末だしバーッと飲もうぜってなった。以前LASPINASにはALBANG‐ZAPOTEロードのサウスモール側にCOWBOYGRILLが有って、MALATEやMABINIには劣るけれど流石COWBOYGRILLだけあって、良いバンドが出演していて音響も良く満足していた。しかし悲しくもCOVID-19中に閉店してしまった。しかたがないのでLASPINAS市役所そばのPADI’S POINTに皆で乗り込んだ。PADI’S POINTはフランチャイズの店で大箱のステージ付レストランで一晩に２－３バンド出てROCK中心で演奏するバンドレストランだ。仕組みはCOWBOYGRILLと一緒。これはフランチャイズなんで結構マニラを中心に数多く支店が有る。

とりあえず皆でステージの良く見える場所に陣取って、SISIGやらFRIDPOTETOやPIZZAなんか定番をオーダーして、SANMIGやらバケツで頼んで飲み始めた。フィリピンではこの１０年ほど前からサンミゲルライトかサンミゲルピルセンかレッドホースを６本セットで氷の入ったバケツに入れて席に運ばれるスタイルがBARの定番。おおよそ６本で３５０peso強ってとこが相場。１本づつ頼むより割安。それでも４－５人で来ればバケツも直ぐ終わってしまうので、グループだとマルガリータなどが入ったガラスのタワーを注文する。

さて我々座って飲み始めるが、バンドのレベルが低い。さらに音も割れてて非常に不快になった。それ以前に以前は大音量がノリノリで良かったが、歳と共に大音量が辛い。で、１時間ほどでPADI’S POINTを後に。あーCOWBOYGRILLLASPINASが懐かしい。