一髻羅刹(いちけいらせつ)

今日の密蔵院は「写仏の庭」。お手本は一髻羅刹(いちけいらせつ)。かなり怒りながら「煩悩をやっつけずにおくべきか!」という勢いを象徴した仏だ。お経によると、観音さまの頭のてっぺんから飛び出てきた。だから、元々は人々を救うという慈悲を原動力にしている。拙著のページの中にも、易きにながれたり、煩悩に従ったりしそうな人へ、「そんなことでどうするのだ!」という、ちょっと怒って展開するものがけっこうある気がする。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )