お似合い

オシロイ花がたくさん花開いて、咲き終わった順から黒い実をつけている。小学校の時は通学途中で実を取って割り、鼻筋に白い粉をつけて登校したおぼえがある。50年後の今日は、赤い花、黒い実、葉っぱの緑、そして、刷毛で書いたような秋の薄い雲がよく似合う。そこに、デカイ犬を連れて平服で散歩している坊主が似合うかどうかはシ・ラ・ナ・イ・・・。あはは。

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みんなが来るお寺。

名だたる有名寺院はどんな布教をしているのだろう--そんな調査の旅を終えて帰宅した。写真は「ラスト・ラムライ」や「三月のライオン」などのロケにも使われた書写山円教寺と浄土寺である。円教寺はロープウェイで登るお山。その境内規模、伽藍、歴史から言って普通にあるお寺が太刀打ちできるレベルではない。一方、浄土寺は夕日が阿弥陀さまの後ろ(写真)から堂内に差し込むと床と天井に3回反射して、仏さまを正面からも照らすという自然の力を利用している点で、小さなお堂を作れる場所があるお寺なら工夫次第で似たようなものができるだろうと思った。密蔵院には、歩道に面して夜ライトアップされるおっかない閻魔さまがすでにいらっしゃって、小さな子供を連れたお母さんたちが立ち止まるスポットになっている。ハード面なら何とかできる。全国の小さなお寺が取り組んだほういいのは、やはりソフト面だろうと思った。

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ひも付き袋のひもの使い道

ご詠歌のお稽古を終えて「喉が乾いたでしょうから、持っていってください」と渡されたお茶の袋を見てビックリした。金魚すくい用のビニール袋である。調べてみると「ひも付き袋」と言うのだそうだ。袋はともかく、この紐は他にどんな使い道があるビニールなのだろう。どこかで使われているのを見た気もするが・・・・。考えると眠れなくなりそうだ。がはは。明日から二泊三日で兵庫県のお寺の布教実態の調査。忠臣蔵ファンとしては、赤穂温泉に宿泊できるのが楽しみだ。

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「こんなところかな」でいい

私は納得できるまでトコトンやるほうではない。こだわりがあまりないからだ。そのほうが楽に生きていけるのを知っている。彼岸の間に取りかかった写仏の手本のお不動さまのお顔も「こんなところかな」である(自分としては90点が合格ライン)。あとは写す人それぞれにお任せ。それぞれのお不動さまが描き出される。「写仏の庭」は9月27日(水)午後1時から3時。午後7時から9時です。

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今日は奇数月の最終日曜時なので、法話の辻(16時から)。

こんな時間にどうかと思うけれど、今夕の「法話の辻」のご案内。「あっ!今日は『法話の辻』じゃん!」と慌てたのが14時のこと。お線香点けやら写仏の手本制作や法事にまぎれて失念していた。男性が一人玄関にやってきて「今日、何かの催しがありますよね」と言ってくれたから思い出したのだ。で、今日の「仏さまのコーナー」は嬉・鬘・歌・舞の四菩薩について。「仏道てくてくのコーナー」はいちいちうるさい人への対応について。「レッツ・トライのコーナー」は腕輪念珠作りに決定。ああ、間に合ってヨカッタ、ヨカッタ。つーか、あと一時間後のことじゃ、ぜんぜん告知になっていなんじゃん。

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心がきれいなら、いろいろなものがきれいに見える

お彼岸の中日だけあって、お参りの方が多く、ほとんどのお墓にお花が供えられてきれいである。心がきれいだといろいなものがきれいに見えるのだそうだ。お参りの方々の心も(お参りしている時は)きれいなのだろうと思った。あはは(こんな皮肉めいた書き方をしているのだから、私の心はきれいなはずはない。ぐはは)。お線香をたくさん点けたので煙で爪も飴色になった。合間合間で写仏のお手本制作をしたが、どうも気に入らない。筆で仕上げる時に最終調整しようと思う。

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目論見

午前中に出版社との顔合わせ兼打ち合わせを終えて午後は「読経の庭」。最近参加者が少ないのはホームページに日程をアップしていないからではないかと思l、今年の三回分を今日アップした。夕方から来週水曜日の「写仏の庭」のお手本おこし。様子のいい不動明王と弥勒菩薩を見つけたので、まずは元の絵からは鉛筆で最初の写仏。余分な線や足さないといけない線を考えながら描くので時間がかかって、二枚で4時間である。最終的に面相筆で仕上げてお手本の完成である。明日は彼岸中日でお参りが多いからそこまでできるとはとても思えないが、玄関でお線香点けをしながら、デモンストレーションを兼ねてやろうという目論見である。

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先走(さきばし)り

明日は出版社との最初の顔合わせ。しかし、原稿はほぼ完成している。先周りというか、先手を打ったというか、出し抜いたというか、抜け駆けというか・・・。あはは。サプライズは嫌いでない。

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玄関に作業机があるお寺

お彼岸なので線香点けをしながら玄関番をするために机を置いて座った。外から「住職さん、何をしてるんですか」と言いながらお参りの人が入って来たから、席をお線香点けのコンロまで移動しながら答えた。--五分おきくらいのお線香を点ける合間にできるのは、お地蔵さまの絵を描くことと、一項目千文字の原稿の手直しをすることくらいなんです。が、これは正しくない。「ブチ切れの時間の中でできる『近い内にやなければならないこと』」のうちの二つが地蔵描きと校正なのだ。私の辞書に「のんびり」という言葉はまだない。一生載ることはないだろうという気が、最近、してきた。ぐはは。

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空気砲

写真はロンドンの地下鉄らしいが、トンネルという筒状の物の中を、前方の空気をひたすら押しながら走る点では日本の地下鉄も変わりはない。私は市ヶ谷駅で地下鉄の一番い後ろに乗ると昇降駅の篠崎駅で下車するのに都合がいい。必然的にトンネルの出口に近いところで、空気を圧縮しながら爆走する地下鉄を、迎え打つことになる。空気砲から発射された空気の固まりをまともに受け、尾を引くように流れ来る風も楽しむことができる。滅多に地下鉄に乗ることがない人には、この感覚を共有するために(そんな義理はないだろうが)、最終車両に乗るつもりでホームに立っていただきたいと思った。

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