平和社会の原点は、信頼関係!
日曜日の今日も、朝早くから古民家の調査や、古民家の案内など、その他、集会や会合などで、スケジュールが一杯で、時間に追われる毎日でした。その中でも、今日は、○○地区の総会があり行ってきました。
(「幸せな人生を送るためには、どうすればいいのか?」これは、人間だれしも考えている事です。職業や年齢は関係なく、人として、どのように生きるか?その解決の方途を、集いあって、仏法を学び、社会や一人の他人の為に、いかに行動するかを学び、それを実践しているのです。素晴らしい集いです。)
そこには小さな子供さんから、お年寄りまで、いろんな職業の方々が集まっての地域を元気にする会合でした。それは自らが、常に前を向いて目標を持って元気に行動を起こしていけば、その波動で相手も元気になりその輪を広げていこうというものです。そうした活動の原点は、相手との信頼関係です。その信頼関係を構築するために、様々な企画を立てて、取り組みが展開されています。
(本日がこの地域の記念の総会です。それぞれ皆さんの研究課題や得意分野や、体験を発表したりして、参加者に元気の素を送っているのです。)
(そこではお互いを思いやり、気使いながら、自分が元気になりそのエネルギーを人や社会にどう還元していくかを、それぞれの立場で行動して、得た体験を語り合って、激励しあっているのです。)
信頼関係に有効な「傾聴のすすめ」!
先日、
傾聴のすすめについて、話しましたが、そうした活動も信頼構築の上で非常に大切になってきます。
この傾聴を行うための基本姿勢について話しておきたいと思います。 傾聴は一般の会話とは違い「傾聴モード」で、望む事が大切で、主人公は相手ですから、自分の口は極力閉ざす事です。また、話の腰を折らず、最後まできちんと聞きます。
傾聴の土台には、
尊重・共感・受容があります。 最初の「尊重する」という点で、
① 自分の考えを押し付けない。
② 助言(アドバイス)しない。
③ 結論を出さない。
④ お説教しない。
以上が、傾聴には重要になります。そして、次の「共感」とは、自分よりも相手の気持ちを尊重し、相手の身になって素直に聞くことから生まれます。
注意すべきは、共感は同感とは違うのです。「全く、その通り」と云うのは同感であって共感では無いのです。また共感は同情とも違います。相手の話を聞きながら、「かわいそうに」、「何とかしてあげたい」などと思うのは、同情であって共感とは異なってしまいます。
「受容」とは、相手の言い分や気持ちに評価を加えず、ありのまま受け入れること。相づち・うなずき・促しを用いて会話を進めます。
安易に励ましたり、元気づけたりはしませんが、褒めたり、しみじみとねぎらう言葉をかけます。
「よく頑張ってこられましたね」「よく辛抱なさいましたね」「ご立派ですね」等、どこまでも相手を認め、敬意を表していく事が大切なのです。
(つづく)