花田植2014

2014年06月03日 | 花田植

先日の日曜日。カンカン照りの快晴の中、予定通り花田植が開催されました。

とにかく暑い中、観光客も演者も牛もお店の人も汗をかきながら楽しみました。

壬生商店街は今ではすっかり廃れた通りなのですが、空きスペースや空き店舗、駐車場等を利用して出店を出したり、

観光客のみなさんが休憩できるテントなどを設置したりと、遊びに来てもらいやすいお祭りになりつつあります。

とは言え、暑い暑い日曜日。かき氷屋の前には長い行列。山尾永寿堂の前には観光客の方々が座って動けず。

うちもジュースが飛ぶように売れていきました。

 

さてさて、今年の花田植で道行き以外に 感慨深く感じたこと。

それはうちの93歳になる祖母(元三田風月堂の看板娘)の存在。

この日は外にもテントを張って、壬生銘菓を販売しました。すると、この数年

表には出なかった祖母がなんとなーくテントに入ってきて腰を掛け、販売を始めたんです。

そのとたんに大きなカメラを構えた一般のカメラツアーのレンズが祖母に集中。

何度も何度も、カメラが祖母に群がり、そこはまるでAKBの握手会会場のよう。

その後も、昔このお店が駄菓子屋だった頃にお客さんとして来られていた方々が

「あ!おばちゃんじゃ!!」「おばあちゃん、可愛いねぇ~!」と、足を止めてはお喋りし、お土産を買う。

そんな光景が一日続いて、長く健康に生きるということの価値をそこに見た気がしました。

古くから伝わる花田植えの田楽絵巻も、古くからいるうちの小さなおばあちゃんも、ありがたい存在。

大切にしていきたいな、と、心から思った一日でした。


町あるきマップ できました。

2013年06月01日 | 花田植

壬生の花田植 町あるきマップ完成しました。

昨日 町役場が3500枚印刷してくださいました。

この地図は、観光客の皆さん用に 花田植会場やバス乗り場、各商店に置かれます。

当日 この商店街でお買い物をされた方には、花田植限定のうちわも配られるのでお楽しみに。

ちなみに、今回は花田植会場の開放される席や会場近くのフードコートの地図も

裏面に印刷してもらったので(うちの母の手描きで申し訳ないのですが。。)ご活用くださいね。

当日の無料シャトルバスなんですが、今年は道の駅に停まらないようです。

(P1~P4のパーキングのみを右回りに巡回し続けます。駐車場以外の乗り降りもできません。)

バスで来られる方は 道の駅で降りられたら、てくてく歩いてこちらに来られるしかないようです。

死ぬほど大変、ではないですが、うちの93歳の祖母の足で20分くらいの所要時間です。

お気をつけていらしてくださいね、おいしい水菓子をご用意してお待ちしてます。

 

今日の壬生商店街は テント等の搬入や準備などで賑わってます。

三田風月堂も明日に向けて今日はたくさんのスウィーツの仕込み大会。

張り切って作りまーす

 

 


花田植出店ブース案内

2013年05月30日 | 花田植

今週末に開催される花田植は、壬生商店街の空スペースを利用して

観光客のみなさんにより楽しんでもらえるようなお店の出店を予定しています。

その出店ブースをいくつかご紹介しましょう。

まずは三田風月堂のお向かいにある大きな空き地が

フードコート&休憩スペースに大変身。

そこに 出店されるお店から。

北広島町(旧 千代田)の素晴らしきエース『千代田パック』という会社が

焼そばを焼いてくださいます。

千代田パックといえば、そう、壬生の花田植茶が有名。

なので、もちろん花田植茶も販売されます。ジュースやノンアルコールビールなんかも販売されるので

焼そばを食べながら花田植茶を飲みながら“道行き”をご覧になるのも乙だと思います。

 

次も同じスペースに出店されるお店『へんぽこ茶屋』です。

へんぽこ茶屋も旧千代田町本地にて営業されているお店ですが、

このお店は出張販売も大得意のお店。

広島本通の夢プラザをはじめ、広島県各地で出張販売をされている手作りの食べ物屋さん。

農業から手掛けていらっしゃるので本当に“地”の美味しい味が味わえるお店です。

へんぽこ茶屋はお寿司やかき氷、それにビールなどなどです。

 

そして、へんぽこ茶屋とタッグを組むのは 超食欲の進む豚丼。

こだわりにこだわりを重ねた“美味しい豚”を堪能できるお店です。

 

そして、そのフードコートから一軒と一本道分歩いたところに出店されるのが

安佐北区飯室にあるケーキ屋さん『Grazie-Na(グラツィエーナ)』の“なないろドーナツ”

体と心に優しい食材だけを使った焼ドーナツです。種類ももちろん7種類。

その日のご自分の気分に合ったドーナツがきっと見つかるなないろドーナツです。

 

ちなみに自分たちは何をするかと言うと、まずはおみやげ。(本業中の本業です。)

千代田銘菓“千代田せんべい”と 壬生銘菓“花田植”を販売します。

(※ もともとこの地は“千代田町壬生”という地名でして、今でこそ4町合併で千代田という地名が消えてしまったのですが

今でも私達は先代から築き上げられた千代田銘菓千代田せんべいを大切に焼き続けています。)

それからエクレア、ケーキ、カフェジュレ、杏仁豆腐、水まんじゅうに わらび餅。

あとはノンアルコールやラムネ、ジュースなどのドリンク。

祭り仕様の一日になります。

 

ちなみに水まんじゅう と わらび餅は北広島町の宝 “よみがえりの水” 使用の

とろろ~んとして、品があって、とてもとても美味しい水菓子です。

 

というわけで、今年の三田風月堂前は でっかくテントを張って、ゆっくり座って休んでもらえる

しかも美味しく楽しめるスペースになっております。

もちろん うちの商品を購入されてそれを その休憩スペースで召し上がってもらうのも大歓迎。

とにかく、みなさんで楽しんでくつろいでいってもらえたら良いなと思っておりますので、

ぜひ遊びにいらしてくださいね~♪

 

 


いよいよ!ユネスコ無形文化遺産 壬生の花田植が開催されます。

2013年05月26日 | 花田植

今年もやってきます!6月2日日曜日に壬生の花田植えが開催されます。

今年はユネスコ無形文化遺産に登録されて二度目の開催。

うちの店主や保存会会長さんが よー頑張りまして、

空きスペースの有効利用もなかなか面白い感じになってます。

今年は去年より確実におもしろい!町歩き目的でいらしてもらっても

満足してもらえる祭りになりそうです。

(できたら今週、時間を見計らって 空きスペース出店者のご紹介を

当ブログにてしたいなーと思ってます。)

6月第一日曜日は是非北広島町壬生(旧千代田)へお越しください。

花田植え詳細はこちら。(北広島町観光情報サイト)


日本の宝、見つけました。

2013年05月24日 | 花田植

先日、商工会へお遣いに行ったついでに、商工会のお隣の

見慣れているようで知らなかった建物が気になり

う~ん仕事中なんだがなぁ‥と思いつつ・・なんとなく ふらりと入ってみました。

そこは『芸北民俗芸能保存伝承館』という建物なのですが、

何をやってるところなんだろう、神楽の練習場とか??と 思いながら受付へ。

「花田植の展示から、お米収穫後の冬仕事などの展示などもしてあるので

ゆっくり見ていってください」と 館長さんらしき男性が気さくにおっしゃったので、

お言葉に甘えて しばしお邪魔することに。

そして 開いてあるそのドアに一歩踏み入れたところで 言葉を失いました。

すすすすす、素晴らしいーーーーーーーっっっっ!!!!!!

私の目の前に広がっていたのは花田植に関する資料展示。

しかも壬生の花田植えのみならず、広島県内さまざまな地域の花田植えが、

そして広島県内各地の花田植をはじめとする田植に関わる行事、その意味、歴史などが

素晴らしく解りやすい見せ方で展示がしてあったので、

これまで私が知らなかった広島県内の農村部の歴史、生活、行事等の知識が

ぐいぐい身体に染み込んでくる この感動は爽快感に近いものがありました。

 パネルに“飾り牛”とか“早乙女さん”とか、田植えに関するモノの 身につけているアイテムも

全て名称がこと細かに記してあり 「“広島民俗芸能検定”とか作ったら結構面白いんだろな

~」とか思いました。

(ちなみにしばらく前にリニューアルされたらしく、人感センサー作動しまくりの

超超オサレな展示室でした。)

その上、この伝承館の素晴らしかったところは、

広島県の農村部で行われてきた“田植え”だけでなく

“豊作祈願の祭り”“盆踊り”“神楽”なども全てが

一年を通して自分たちが身を置いている田植え作業に関わる祈りや感謝の行事として

とりあげてあったこと。その展示の仕方、説明全てを通じて

難解サスペンスがひとつひとつ紐解かれていくように、自分の頭の中で気持ちよく整頓されて

展示室を後にする時には全てがまーるく まとまって、まぁなんとも心地よかったです。

その上、その上、二階には田植えシーズンが終わって、冬から春にかけて農家の方が取り組んでこられた冬のお仕事についての展示が充実していました。

収穫し終えた藁で作る日用品から、織物、染色、燈火用具などなど、

農家の人々のくらしは全て自立したものだったんだ、ということを証明する展示物の数々。

その技術の高さ、仕事のこまやかさにも圧倒されっぱなしでした。

最後に追い打ちをかけて私を感動させてくれたのは、5月初旬から開催されている企画展。

平成23年から24年の二年間の間に、歴史的資料をもとに かつての田作り(土づくり、苗づくりから田植え、収穫・・・・)を再現し、パネル展示してあるもの。

「そそそそんなに大変な作業だったんだー!!」っていう農業の一部始終が

大勢の地元住民の協力と共に実現した企画だそうです。

それを全て拝見して、私はしばし深ーーーーいため息とともに

「あぁ、本当に、、今 再現してなかったら時間と共にあっさり風化して

遺跡にもなりえなかった 日本の大切な大切な財産の一つだったな。」と心から思いました。

すごく大変そうな作業をされてますが、本当に、よくぞやってくれた!!という感じです。

廊下には普段だと触る機会もない花田植えの楽器を自由に触れる体験コーナーなんかもあって

 

まぁホントに!!げにまっこと!!!

なんでこの施設を、パンフレットとか作って もっと世の中にアピールしてないかな!!

と わめき散らしたくなるほどに素晴らしい施設でした。

なんでパンフレットやフライヤーを作らないんだーーーもぉぉぉーー!!

(誰に言えば良いか分からなくて泣きたい。無力な自分が悔しすぎる・・)

そういうわけで、私が今まさに声を大にして呼びかけたいのは

“北広島町に来られる際は、道の駅に寄るついでに 必ずや

『芸北民俗芸能保存伝承館』を訪れてほしい(なにしろ感動するから)です。

日本の農耕文化にご興味がある方も是非訪れてほしい!

(私なんて日本の農耕文化に興味すらなかったのに、なんだかもっともっと知りたくなったくらいですから。)

今この国に生きている自分と、今の暮らし、本当の豊かさ、尊さを再認識するためにも

全ての人に訪れて頂きたい、1500円入館料払ったって入りたい!!そのくらいの施設です。”

※ 実際は大人300円の入館料ですが、今の企画展をしている間、最終日の6月2日までは

なんと入場料無料です。

ぃゃぃゃー入館料取って文化財の保存につなげてくださいよーと言いたぃ

 

芸北民俗芸能保存伝承館 (ゲイホクミンゾクゲイノウホゾンデンショウカン)

〒731-1595
広島県山県郡北広島町有田1234-1 MAP
TEL:0826-72-5088

休館日 : 月曜日
大人:300円
高校生:100円
中学生以下無料
その他情報 ;管理者 :北広島町教育委員会
お問合わせ 0826-72-0864
HP  http://www.kitahiro.jp/shiseki/minzokugeinou.html

“壬生の町あるきマップ”できました。

2012年06月01日 | 花田植
いよいよ花田植を2日前にして
“壬生の町あるきマップ”が完成しました。
数年前 店主が描いたマップを軸に
三田風月堂の縁の下の力持ち(=母)が今年のあれこれを調べなおし
今年用に書き換えたものです。
トイレなどはわかりやすいよう色をつけてもらいました。


ひとつ、彼女が書き忘れたと悔やんでいたのが、真ん中上の辺に描いた赤い○。
この場所は神社の下にある広場なのですが、ここで牛さんたちが飾られる、
言ってみれば、牛さんの楽屋のようなものです。
優しい目をした牛達の姿が間近で見れる絶好の場所なので、
アングラですが かなりオススメのスポットです。

その他、リサーチが間に合わずチェックできなかった所もあるようなので
ぜひマップ片手に探してみてください。
ちなみに、とても古い商店街なので ふとした所に
静かで細~い路地なんかもあったりして探検にはもってこいです。
素晴らしく情緒ある秘密の路地が見つかると楽しいですよね。

この地図は壬生商店街のあちらこちらに置かせていただく予定です。
もしなくっても、三田風月堂には確実にあるはずです。
気軽にお声をかけてくださいませ。

素敵な冊子あります。

2012年05月30日 | 花田植
北広島町が発行している小冊子。

これがスゴイんです。
花田植に関する全てがわかる冊子になっております。
花田植の歴史から、壬生周辺(旧千代田町)の地図、専門用語の説明などなど
とにかく見やすく、とにかくたくさんの情報が的確に記載されている(!)
これを編集した方は天才ではなかろうか、と本気で考えてしまうほどの出来なのです。

ぉお!田植歌の歌詞や翻訳まで書いてあります・・読めば読むほどおもしろい。

とにかくスゴイ情報冊子。
当店でも扱っております。もちろんフリーです。

ちなみに、私が一番気に入った面はこれ。

この左下の『代掻図の一例』↑
これは聞くところによると牛がより効率的に回れる順路だということなのですが、
古代文明な匂いがしませんか?
まさか、あの地上絵もこういうモノと関係があるのでは?!なんて思ったりします。

あとはこの面も好きです。

花田植コスチュームの説明、道具の名前、隊型までほんとに詳しく載ってます。

遠方からお越しになる方は これも参考にしてくださいませ。

お茶!

2012年05月15日 | 花田植
『壬生の花田植 茶』登場です。
北広島町が誇る 千代田パックが発売した美味しいお茶です。
「こういうの、欲しかったよね~」と みんなが口をそろえて言ってます。
広島のおいしいお水で丁寧に淹れたお茶ということで、品質&チカラの入れようがあっぱれです。
暑い日にはもってこいのペットボトル。
三田風月堂でも販売させていただきます。


うちの新銘菓『花田植』とともに 是非どうぞ!

新銘菓 『 花 田 植 』 できました!

2012年04月30日 | 花田植
壬生の花田植 1ヶ月前にして!!

待望の!!!

壬生の新銘菓、できました!!!!


やあーーーー嬉しい

北広島町産の米粉を使ったもっちり米粉餅。
快晴に舞う田楽団、肥よくな田んぼと飾り牛の歩み
田植え歌の味わい深い音色。
懐かしく、心打たれるあの響きをイメージしてつくりました。

抹茶味の米粉餅の中に、つぶあんが入っています。
箱入りもございます。

これまで、この地は千代田という地名だったのですが
2005年に四町が合併し北広島町になりました。
今まで三田風月堂で販売していた地元の銘菓は
『千代田煎餅』と『高峰饅頭』
どちらもこの地の銘菓には間違いないのですが“千代田銘菓”として販売していましたので
“壬生銘菓”として販売するのは この米粉餅が第一号です。

そしてその壬生銘菓、その名も『 花 田 植 』です。

この地で永く根付き 愛される銘菓となるよう、頑張って創り上げたお菓子です。
お茶うけとして、おみやげとして、どうぞよろしくお願いいたします。


※ 8個入・10個入・15個入・20個入のギフト箱がございます。