興が乗れば山へ登ったり海に潜ったり川で水遊びをしたりと、非常に節操がないというか面白そうな事は思いつきでどんどんやっているんだが、しつちょーと飲んでる時は大概において「今度はどこそこの山へ行こう」やら「あの山にいい沢を見つけたからキャンプしに行こう」とか「北アルプスはいつ登りに行こう?」なんて言いながら地図とカレンダー片手に山の話をするのが常なんである。
まぁ、そんな中でも山に関しては抜け駆け行為は許されぬという不文律があり、昨冬に僕がこそっと西穂高岳に登りに行こうかな?と思っていたのが途中でバレて計画は潰され、今年のお盆にしつちょーがこそっと富士山に登りに行こうとしていた事実が判明し、ネチネチといじめ倒したりと最近はそんな事ばかりしている気が。
今年は近場で、という程近くないというか九州の山で一番遠いんじゃないかと思える大崩山に久しぶりに登ってみようか、というあたりに落ち着きそうですが。
なんせあの山は行くまでが疲れるだけでなく、山自体も半端なく疲れるので、毎年行く気にはならんとです……
そんなこんなを言いながら、まぁ今度連休が取れたら北アルプスを覗きに行こうやと決めているんですが、一昨年の年末年始に登りに行く予定だったのが大寒波襲来の恐れありという事で出発数日前に計画を中止し、未だ実現していないので鬱憤がたまりまくり。
一昨年のその時は、高層天気図や気流、シベリアの寒気の位置とかから10日程前に「こりゃひょっとしたらとんでもない寒波がくるかも?」と思い、綿密に天候の変化を眺めていたのですが、明らかに危険な気圧配置が3日は続く事がほぼ確実になったので泣く泣く中止。
結果的にはうちらが登ろうと言っていた山域で急激なドカ雪による表層雪崩が発生し、数名の方が亡くなられる事故も発生し、また新穂高ロープウェイが悪天候により運航中止という前代未聞の状況にまでなっていたので行かなくて正解だったのですが。
ま、僕はみっちーの実家に帰りがてら散々雪山で遊んできたんですが。
そんなこんなでいつ行けるとも知れぬ北アルプスですが、そろそろ辛抱たまらんので今年中には行ってきそうな気がします、はい。
で、なんでそんな話かというと、僕は全然知らなかったのですが今年はTrans Japan Alps Raceは開催されず、来年開催という記事を見たから。
このレースはとにかく半端じゃなく、昨年も参加者のブログやら色々見てはすげえなあ、と思っていたのですが、簡単に言えば日本海(富山湾)から北アルプス(剣岳・槍が岳)を越えて上高地に下り、そこから木曽駒へ向かい、中央アルプス(駒ヶ岳・空木岳)を通って駒ヶ根に下り、最後に南アルプスに取っ付いて仙丈岳に登って太平洋(駿河湾)までの415kmを1週間以内で走り通すというとんでもないレース。
あ~た槍に登ろうと思うだけで最低2泊3日は日程組むって言うのに、剣に槍に、駒ヶ岳に仙丈岳まで登って、しかも日本海から太平洋まで1週間で駆け抜けるってなんなんじゃい、と……
しかも、ルールはきわめて厳しく、途中で山小屋や旅館等での宿泊禁止、寝る時は適当にビバークせえ、と。
大概こういうレースものを見ると、うわあ、いつかはこういうのに出られるようになると楽しいだろうなあ、なんて無茶な考えが頭をよぎるのですが、このレースに関してはそれが一切無い、つうか笑って見るしかできません、こんな鉄人レース……
もし体力と技術に自信のある方がいましたら、是非とも選考会に出てみてはいかがでしょうか?
まぁ、書類選考基準にフルマラソン3時間20分以内、100kmマラソン10時間半以内の完走が出来ること、山岳コースタイム20時間のコースを11時間で走りきれること、なんてありますが(笑)
そういや、富士山駅伝は自衛隊が強いけど、これは自衛隊出ないのかな……こういうの強そうですが……
万が一「俺挑戦する!!」という方の為に、下にリンク貼っておきます(笑)
Trans Japan Alps Race